Wordで文字を入力していると、文字が上書きされるときや後ろの文字が消えるがあります。
突然、いつもと違う入力方式になっていると焦りますよね…。
なんか変な感じになっちゃった!
その原因は上書きモードになっているからです。
本記事では、状況と原因を詳しく説明した後、対処法をお伝えします。
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Wordの上書きモード解除|文字が上書きされる・後ろの文字が消える
先ほどお話したとおり、Wordで文字が上書きされるときや後ろの文字が消える理由は、入力が上書きモードになっているからです。
はたして上書きモードでは何が起きているのでしょうか。
たとえば、『あいうえお』の『あ』と『い』の間に『123』を上書きモードで入力する場合を考えてみましょう。
このとき、『123』の3文字分が『い』以降の3文字分と置換されます。イメージはこんな感じです。
お分かりいただけましたか?一般的なユーザーにとってはちょっと戸惑いますよね。
これを解決するには挿入モードにすればOKです。
挿入モードにするにはInsert
キーを押すだけ!
ちなみに、パソコンによってInsertキーの位置は微妙に異なりますが、大体は右上に配置されているはずです。
このInsert
キーの押下により、挿入モードと上書きモードが切り替わります。
あなたのWordが突然上書きモードになったのはおそらく、何かの拍子にInsert
キーを押してしまったのでしょう。
これで万事解決!
といきたいところですが、Insert
キーを押しても挿入モードに切り替わらないことがあります(けっこう稀です)。
次項ではその対処法をお伝えします。
Insert
キーを押しても上書きモードが直らないとき
Insert
キーを押しても上書きモードが直らないのは、Wordの設定が原因です。
詳しく見ていきましょう!
まずファイル
タブを選びます。
その他
>オプション
をクリックしましょう。
詳細設定
>上書き入力モードで入力する
のチェックを外してください。
上書きモードが直らないときは以上の操作を行ってみてください。
上書きモードのメリット
考えようによっては上書きモードの方が便利と感じる人もいます。
というのは、上書きモードでは文字削除&文字入力を同時に行うので時短につながるからです。
UNIXなどの業務用システムでviエディタを長く使ってきた人にはなじみやすいと思います。
まとめ)Wordの上書きモード解除|文字が上書きされるとき
以上、『Wordの上書きモード解除』と題して、文字が上書きされる・後ろの文字が消えるの対処方法をお伝えしました。
上書きモードが悪いわけではありません。こちらの方が入力しやすいと思えば、それで問題ありません。
しかしほとんどの人は挿入モードでの入力形式に慣れているので、上書きモードでの入力に戸惑う人はぜひ、上の方法で挿入モードを選択してください。
自分にあった入力モードを選択してくださいね。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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