Wordで作成したレポートの表紙の作り方は、初心者でも数分でできるシンプルなステップで仕上げられます。
私が大学生時代、Wordで作成したレポートに四苦八苦して表紙を付けた経験があり、「作り方をもっと早く知っておけば…」と悔やんだことが…。
逆に社会人になってからは、資料の表紙をきれいに整えるだけで信頼感がグッと増したことを実感しました。
- 誰でも簡単にできるword表紙の作り方の手順
- レポートやビジネス資料に使えるデザインのコツ
- 見やすく仕上げるための注意点と便利機能
仕事や学校で提出するレポートには表紙を付けるのがマナーなので、Wordによる表紙の作り方をマスターすれば、提出物やプレゼン資料が好印象に!
Wordで表紙の作り方を知っていれば、周囲からの評価がかなり変わってきます。
多くの人が↓のように考えていますが、それだと『私はWordが苦手です!』と告白しているようなものですよ。

改行を繰り返して、2ページ目から本文を書けばいいんでしょ?
ちなみに、『今さらこんなこと聞いてくるなんて…』と思われるのが怖くて質問できなかった経験はありませんか?
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これが“仕事ができる人”と思われる第一歩です。

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Wordによるレポートの表紙の作り方|テンプレートから自作まで

Wordでレポートや論文の表紙を作り方をマスターする際は、基本の流れを押さえることが大切です。
大事なポイントは、1ページ目に表紙を挿入するイメージを持ってください。
しかし多くの人は、こんな感じでEnter
キーを連打して改行していると思います。
これだと、表紙に文言を付け加えたときに、2ページ目以降の文章や図表が下にズレてしまいます。考えただけでも修正がめんどくさそう…
、「改行だけで表紙を作らない」といったコツを押さえておくと、後の編集で崩れにくく、きれいな仕上がりを実現できます。
表紙作成前の準備ポイント(フォント・レイアウト・改ページ)
Wordで表紙を作る前に、あらかじめフォントやレイアウトを決めておくとスムーズです。
推奨されるフォントは明朝体やゴシック体で、サイズは本文より大きめ(タイトルは20pt以上、提出情報は10.5pt〜11pt程度)にするのが一般的。
さらに重要なのが「改行でページをずらさないこと」です。
必ず「挿入」→「ページ区切り」を使って表紙と本文を分けておくことで、後から文章を追加してもレイアウトが崩れません。
これがWordによる美しい表紙の作り方のコツです。
大学でのレポート表紙に必要な基本要素
大学生の場合、レポート表紙に盛り込むべき情報は、大学や指導教員からの指示に従うのが基本です。
一般的には「タイトル」「講義名」「担当教員名」「提出日」「所属(学部・学科)」「学籍番号」「氏名」といった要素が必要とされます。
これらが揃っていないと、減点対象となる場合もあります。
特にタイトルは表紙の中心に大きく配置し、提出者の情報は右下や下部にまとめると、読みやすく整った印象を与えられます。
Wordによる表紙の作り方 | 改ページやセクション区切りの活用

Wordによる表紙の作り方は、改ページ
かセクション区切り
によって表紙専用スペースを確保することから始めます。
- 改ページ
- セクション区切り
この方法なら、表紙に文言を追加してもそれ以降のページにズレは出ません。

二つはどう違うの?
改ページ
は強制的に次ページに移動するときに使用します。これは皆さんご存知のとおりです。
一方、セクション区切り
は改ページと同様、強制的に次ページに移動するのですが、それに加えてページ毎に余白や印刷の向きを変えることも可能です。
つまり、改ページ
とセクション区切り
はどちらも強制的に次ページに移動できますが、『ページ毎の設定ができるかどうか』が異なります。
どちらか迷ったら、セクション区切り
で間違いありません。
それでは実際に、改ページ
とセクション区切り
による表紙専用スペースを確保する方法を見ていきましょう!
「改ページ」による表紙専用スペースの確保
1ページ目を表紙専用スペースにしていきます。
新規文書を開いたら、改ページ
を挿入したい箇所にカーソルを置き、レイアウト
タブ>ページ設定
グループ>区切り
をクリックします。

改ページ
を選択してください。

以上の操作で1ページ目は表紙となり、カーソルは2ページ目に移動します。
なお、表示オプションの「段落記号」チェックボックスにチェックが入っていると、改ページ
の挿入箇所には次のようなマークが付きます。

「セクション区切り」による表紙専用スペースの確保
1ページ目を表紙専用スペースにしていきます。
セクション区切り
を挿入したい箇所にカーソルを置きましょう。
そして、レイアウト
タブ>ページ設定
グループ>区切り
をクリックします。

次のページから開始
を選択してください。

以上の操作でカーソルは2ページ目に移動します。
そしてセクション区切り
の挿入箇所には次のようなマークがついています。これで完了です!

なお、表示オプションの「段落記号」チェックボックスにチェックが入っていると、改ページ
の場合と同様、セクション区切り
マークが付きます。
自作・テンプレートによるWordの表紙の作り方(デザイン編)

さて、上記の方法で表紙を挿入するスペースを確保できました。
いよいよ、この専用スペースに実際の表紙をデザインしていきます。
マナーとして表紙には次の内容は入れておきましょう。
- タイトル
- 所属(会社や学校に在籍している場合)
- 氏名
- 日付
それでは、作っていきます!
ここではセクション区切りで表紙用ページを挿入した場合を例にします。
自作による表紙デザイン
Wordでオリジナルの表紙を作成する場合は、基本操作を正しく理解しておくことが重要です。
タイトルや提出者情報を整った位置に配置することで、後から本文を修正してもレイアウトが崩れません。
シンプルでありながら見やすい表紙が作成できるので、レポートの印象がグッと良くなります。
自作の場合は、文字列を入力するだけです。デザインも文言も一から自作していきます。

そして、こんな感じの表紙を作りましょう(シンプル過ぎるかもしれませんが…)。

タイトルを大きく中央揃えで配置する
次に表紙の中心部分にタイトルを配置します。
フォントは本文より大きめに設定し、20〜24pt程度で太字にするのがおすすめです。さらに「中央揃え」を使うことで、自然にバランスが取れたデザインになります。
特にレポートではタイトルが目を引く部分なので、シンプルかつ堂々と見せることが大切です。
副題や提出情報を右揃えで配置
タイトルの下部や右下には、副題や提出者情報(学部・学科、学籍番号、氏名、提出日など)を配置します。
これらは10.5pt〜11pt程度の標準サイズに設定し、右揃えで整列させると見やすくまとまります。実際に私も最初は位置を手動で調整していましたが、うまく揃わず何度もやり直すことに…。
右揃えを使ったところ、一発で整い、作業が驚くほど楽になりました。
表紙にページ番号を表示しない設定例
最後に、ページ番号の設定に注意しましょう。
通常、Wordでは1ページ目からページ番号が振られてしまいますが、表紙には不要です。
やり方はまず、ページのフッターをダブルクリックしてください。するとヘッダーとフッター
タブが現れます。
そして、オプション
グループ>先頭ページのみ別指定
にチェックを入れると、表紙のページ番号のみ非表示になります。

これで見栄えがぐっと引き締まり、正式なレポートとして提出できる体裁になります。
また、表紙を作ったら、目次の作り方もぜひチェックしておきましょう。
さて、ここまでは基本的な使い方をお伝えしてきましたが、実際の業務はもっと色々ありますよね。
たとえば、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
『データ分析を頼まれたけど、どうやればいいの…』

市場調査や売上データ分析など説得力ある資料を作成できれば、より高度な業務に携われます。そのためには体系的な学習が必要です。
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テンプレートによる表紙デザイン
次は、Wordのテンプレートを利用した表紙の作り方です。
Wordには最初から表紙デザインのテンプレートが用意されており、短時間で見栄えの良い表紙を作成できます。
デザインに自信がない人や、急ぎでレポートを提出する必要がある場合には特に便利です。テンプレートは数種類から選べるため、内容や目的に合わせて最適なものを利用しましょう。
うまく活用すれば、作業時間を大幅に短縮しつつ、整ったレイアウトの表紙を作成できます。
まずテンプレを挿入したページにカーソルを合わせます(ページ内のどこでもOK)。
挿入
タブ>ページ
グループ>表紙
をクリックしましょう。

↓のようなウィンドウが表示されるので、組み込み
の中から選んでください。

1ページ目にテンプレが挿入されるので、各項目に必要事項を入力すれば完成です!

サンプル文を自分用に編集して、不要なパーツは削除
テンプレートにはサンプルの文字が入力されています。
ここを自分のレポート情報に上書きすればOKです。また、デザインによっては不要なパーツ(例:所属先の欄や副題枠)がある場合もありますが、そのときは枠を選択して削除すればスッキリします。
テンプレートは自由にカスタマイズできるため、必要な情報だけを残して調整すると使いやすいです。
実体験から学ぶWordの表紙の作り方:失敗例1~3とその対策

Wordで表紙を作る際、操作方法を誤ると仕上がりが崩れたり、後から修正が大変になったりすることがあります。
ここでは、実際によくある失敗とその対策を紹介します。読者の方も「これ、自分もやってしまった!」と共感できる内容を取り上げながら、すぐに実践できる解決策を提示します。
失敗例をあらかじめ知っておくことで、効率的に表紙を作成でき、提出直前に焦るリスクを減らせます。
なお、レポート作成では必ずページ単位の操作が必要になってきます。
具体的には、ページの入れ替えや不要になったページの削除です。
また、責任ある立場になったら、文書にウォーターマーク(透かし)を付けることもあるでしょう。
これらの操作は覚えておいて損はありませんので、上のリンクからチェックしてみてください!。
失敗例1:改行で表紙を作ったために、本文の修正が必要になった
私自身、初めてWordで表紙を作ったとき、改行キーを何度も押して無理やり本文を2ページ目に移動させていました。
しかし、後から本文を追加すると位置がずれて、表紙デザインが大きく崩れてしまいました。正しい方法は、改ページ
かセクション区切り
を使って表紙を独立させることです。
これなら本文を編集してもレイアウトは乱れません。
失敗例2:表紙にページ番号が表示されてしまった
もう一つよくあるのが、表紙にも本文と同じようにページ番号が表示されてしまうケースです。
私もレポートを提出直前に気づいて慌てて修正した経験があります。対策は簡単で、ページ番号の設定画面で「先頭ページのみ別指定」にチェックを入れること。
これで表紙には番号が表示されず、2ページ目から番号が振られるようになります。
失敗例3:フォントサイズがバラバラで統一感がなくなった
見た目を意識しすぎて、タイトルや氏名を好きな大きさで入力してしまったことがあります。
しかし、全体を見返すとバランスが悪く、かえって読みづらい仕上がりになりました。
ポイントは「タイトルは大きく、その他の情報は控えめにする」こと。
例えば、タイトルは24pt前後、提出情報は10.5〜11pt程度に統一すると、シンプルで整った印象を与えられます。
ただし、レポート作成用件に各要素のフォントサイズが細かく指定されていることがあるので、ご注意ください。
この記事の関連リンク集

当ブログでは、Word初心者の皆さんが知っておくと得する、基本~応用ワザをまとめて1本にしたカタログ的な記事を用意しています。
また、さらに上を目指したい方にピッタリな、Officeスキルを体系的に学べる人気オンラインスクールの特集記事も用意しました。こちらもチェックしてみてください。
そして、本記事で紹介した関連リンクはこちらです。
ぜひご覧ください!
FAQ:「Word文書での表紙の作り方」に関するよくある質問

ここまでは具体的な方法を一通りお伝えしてきましたが、その他にも細かい疑問や迷いやすいポイントがいくつかあります。
そこで以下では、よくある質問をFAQ形式でまとめました。
- 表紙に画像やロゴを入れたいのですが、どうすれば良いですか?
-
「挿入」→「画像」で好きな画像を配置し、その上にテキストボックスを重ねる方法が一般的です。
- 表紙と本文でフォントを変えても大丈夫ですか?
-
基本的には本文と統一する方が読みやすいですが、タイトルだけ少し大きめ・太字・異なるフォントにすると強調効果が得られます。過度に多種類のフォントを使うと読みにくくなるので注意しましょう。
- Wordのテンプレート表紙は提出レポートでも使えますか?
-
使えます。ただし、場合によっては「独自の指定フォーマット」を求められる場合があります。その場合は、テンプレートを編集して指示に合わせるのが無難です。
- 英語レポートの場合、表紙に何を入れるべきですか?
-
一般的には「Title(タイトル)」「Subtitle(副題)」「Name(氏名)」「Course(講義名)」「Professor(担当教員名)」「Date(提出日)」を記載します。日本語レポートと同様、タイトルを中央に配置するのが基本です。
- ブラウザ版のWordでも表紙を作れますか?
-
基本的な表紙作成は可能ですが、PC版Wordに比べて「表紙テンプレートの保存」や「細かいデザイン設定」など一部機能が制限されます。仕上げはPC版で行うと安心です。
- 表紙に縦書きのタイトルを入れることはできますか?
-
可能です。「挿入」→「テキストボックス」を選び、テキストの方向を縦書きに設定することで、縦書きタイトルを表紙に配置できます。和文レポートや論文で使われることがあります。
- Wordで作成した表紙をPDFに変換するとレイアウトは崩れませんか?
-
ページ区切りや配置を正しく設定していれば基本的に崩れません。ただし、埋め込んだフォントが対応していない場合にズレることがあるので、「ファイル」→「エクスポート」→「PDFの作成」でフォント埋め込みを有効にしましょう。
まとめ)Word文書での表紙の作り方

以上、Word文書での表紙の作り方についてお伝えしました。
ポイントは、表紙の専用スペースを作成することです。
- 改ページ
- セクション区切り
改行だけでページを分けたり、ページ番号を表紙に表示してしまったりするのはよくある失敗例ですが、改ページ
またはセクション区切り
の正しい設定を押さえれば一発解決です。
これさえマスターすれば、表紙以降のページズレを気にすることなく表紙をデザインできます。
「Excelの関数が苦手…」「Wordの文字の位置がズレる!」「説得力あるスライドを作れない」など、苦手意識を感じることはありませんか?

独学はけっこう厳しいかも…
そんな方には短期間で効率的に学べる、オンラインのPCスクールが最適です。
- 独学に限界を感じている
- 短期間で集中的に学びたい
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それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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