【どんでん返しの隠れた名作】サブスク映画：手紙は憶えている｜実話がモチーフ（ネタバレなし）

衝撃度	4.0
配信VOD ※個：個別課金	Amazon プライム･ビデオ(個) U-NEXT
公 開	2015年・カナダ・ドイツ【PG12】
時 間	94分
主 演	クリストファー・プラマー
監 督	アトム・ヤゴエン

主人公は90歳と高齢で、認知症を患っています。

最近は特に物忘れがひどくなり、今は老人ホームに入所して介護を受けながら生活しています。

ある日、ホームの友人から声をかけられます。

『あの日誓ったことを覚えているか？』

その誓いの内容とは、ある人物に復讐するという恐ろしいものでした。

しかし、痴呆の進んだ主人公は、そのことすら忘れてしまっていたのです。

そもそもなぜ、復讐などという恐ろしいことを計画していたのでしょうか？

実は二人は戦時中、ある人物に家族を殺された悲しい過去があったのです。

しかしその犯人は罪を免れ、『ルディ・コランダー』という偽名を使って今も生きているのです。

二人はそのことに憤りを感じ、『ルディ・コランダー』なる男に制裁を加えることを誓ったのです。

ところが、主人公は痴呆症のためにその誓いを忘れてしまっていたのでした。

そこで友人は彼に手紙を手渡し、部屋で見るよう告げました。

主人公は自室に戻ってさっそく手紙を読むと、そこにはこんなことが書かれていました。

こうして主人公は友人の手紙を片手に電車やバスを乗り継ぎ、『ルディ・コランダー』探しの旅に出ます。

ちょっとややこしくなってきたので、ここまでの流れを図にしました。

はたして、この復讐劇はどんな結末を迎えるのでしょうか？

予めお伝えしておきますが、本作はヒューマンドラマではありません。

大どんでん返しが待っている衝撃的なサスペンスです。あっとおどろくラストに愕然とすることでしょう。

ちなみに、本作の主人公はアルツハイマーの老人という難しい役どころです。

しかし、主演したクリストファー・プラマーが時折見せる表情の微妙な変化はまさにそれ！

『もしかして、ほんとに認知症かもしれない？』と思わせるような演技でした。

やっぱり名優が演じると違いますね…。

クリストファー・プラマーの映画はたくさん見たけど、やはり『空軍大戦略』のコリン・ハーヴェイ少佐は忘れがたい。そして老いたことを最大限に利用した『手紙は憶えている」も衝撃だった。R.I.P. pic.twitter.com/3JwemV9bTO

— 青井邦夫 (@AoiKunio) February 6, 2021

映画【手紙は憶えている】の注目ポイントと解説

第一の見どころは、俳優陣の演技です。

主演のクリストファー・プラマーは様々な賞を受賞した、名優中の名優です。

過去には『サウンド・オブ・ミュージック』などの名作にも出演して絶賛されました。

また、若い頃はその端正な顔立ちを活かしつつも個性的な悪役を演じたことから、元祖カメレオン俳優と言えます。

それだけに亡くなったことが非常に残念です。

第二の見どころは、淡々とした作品の中にラストにつながる伏線が張り巡らされていることです。

私が気付いた点をご紹介します。異なる解釈があるかもしれませんが、そこはご容赦下さい。

ネタバレの可能性はほぼありませんが、視聴後にこれを観ることをオススメします。

【どんでん返しの隠れた名作】サブスク映画：手紙は憶えている｜実話がモチーフ（ネタバレなし）：まとめ

最初は老人のほのぼのとしたヒューマンドラマだと思っていました。

しかし、中盤以降は雰囲気が少しづつ怪しくなっていきます。

作品の背景には根深い問題があるので考えさせられるものがありますが、それを抜きにしても極上のドンデン返し映画でした。

ただし、恋人とは観ないほうが良いかも。それくらい衝撃的な内容ですので…。

さて、本作作以外のドンデン返し映画は以下のVODで視聴できます。

トライアルに申し込めば、多くの作品を無料で視聴できますよ。

あなたはどの作品を楽しみますか？