すべては刑務所で生き残るため…映画：ブラッド・スローンのレビュー｜取材した実話が元ネタ

A U d個

公 開	2017年・アメリカ 【PG12】
時 間	120分
主 演	ニコライ・コスター＝ワルドー
監 督	リック・ローマン・ウォー
脚 本	リック・ローマン・ウォー
衝撃度	3.8

主人公の職業は株の仲買人。

妻と子供に囲まれ、仕事も家庭も充実した順風満帆な生活を送っています。

しかし、ある晩の出来事を堺にその状況は一変します。

友人とのディナーを楽しんだ後に、彼が運転する車に友人夫婦を乗せて帰宅途中の出来事です。

横から直進してきた車と衝突事故を起こしてしまいます。

事故の原因は、飲酒運転をしていた彼の車の信号無視によるものでした。

後部座席に乗っていた友人夫婦の夫は即死。

これが原因で主人公は刑務所に入ることになります。

しかし、獄中はまさに地獄そのもの。

油断すると自分の身に何が起きるか分からない、暴力が支配する世界でした。

過酷な環境を生き抜くため、主人公は徐々に周囲のワルたちに取り込まれていき、ついに獄中で殺人を犯すのです。

刑期を延長された彼ですが、以降は模範囚としてふるまい、やがて仮出所を許されます。

獄中で7年間を過ごした彼の外見は以前とは全く異なっていました。

長髪オールバックにヒゲを蓄え、全身タトゥーだらけ。

どこからどう見てもギャングそのもの。

そんな主人公には、仮出所後にある目的がありました。

彼の数奇な運命は、ここからさらに大きく動き始めるのです。

アマプラでヒッソリと配信中の『ブラッド・スローン』事故で刑務所にぶち込まれた頭脳明晰エリートサラリーマンが高密度マッチョにナメられない為に同様にマッチョになって成り上がる最高のマッチョ映画なので是非とも観てほしい。 pic.twitter.com/4I6j533JMv

— K (@tree123000) April 14, 2022

（まとめ）刑務所で生き残るため…【ブラッド・スローン】映画レビュー｜取材した実話が元ネタ

本作は、単にギャング同士の抗争を描いただけの作品ではありません。

身も心もすっかり変わってしまった姿を子供には見せたくないと思いと、陰で家族を守り続ける男の葛藤が描かれています。

エリートサラリーマンが転落していく姿は、私にも重なる点があったので感情移入してしまいました。

あ、重なる点というのは落ちぶれていくところだけです。

私はエリートじゃありませんので（笑）

骨太作品を観たい方はぜひ！グイグイと引き込まれる一本でした。

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PG12