Excel ウィンドウ枠の固定を複数の行・列で!ずれる時は仕様を確認

本記事では、Excel ウィンドウ枠の固定についてお伝えします。複数の行・列を固定させる方法や固定枠がずれるときのコツを説明します。

こんな人に向けて書きました
  • ウィンドウ枠の固定でExcelの表操作を効率化したい
  • ウィンドウ枠の固定がずれてイライラする

Excelのウィンドウ枠を固定する方法は、多くの人が知っている機能です。

しかし、ウィンドウをスクロールすると固定された部分がずれてしまうことがありませんか?

思ったように固定されなくて、イラッとしちゃうんだよね…

こうした問題は、ウィンドウ枠固定の仕様を理解すると解決(というか納得)できます。

そこで本記事では、Excelウィンドウ枠の固定方法について詳しく説明していきます。

Excelまとめ記事Excelの使い方講座|基本操作を覚えて脱・初心者!

記事作成:ヤットキ
  • 大手通信企業の元SE
  • Web業界歴10年のWeb解析士
  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
目 次

Excel ウィンドウ枠の固定を複数の行・列で!ずれる時は仕様を確認

単純な表ならば、スクロールにより見出しが見えなくなっても問題ありません。

しかし、下のような表の場合は見出しが見えなくなると、どれが何の項目なのか分からなくなってしまいます。

見やすいExcel表を作成して効率的に作業するために、ウィンドウ枠の固定は必須です。

そこで、先頭行・先頭列、そして複数の行・列を固定する方法を見ていきましょう。

先頭行や先頭列の固定|Excelのウィンドウ枠の固定

Excelのウィンドウ枠を固定する方法はとても簡単です。

先頭行や先頭列の固定は基本的に同じなので、下の画像を見ながら行ってみてください。

  1. 「表示」タブを選択し、「ウィンドウ枠の固定」をクリック
  2. 「先頭業の固定」or「先頭列の固定」をクリック

すると、下のように先頭行や先頭列が固定されます。

先頭行の固定
先頭列の固定

固定の解除

固定を解除するには「ウィンドウ枠固定の解除」を選択します。

それでは次に、先頭行や先頭列の固定に関する注意点をお伝えします。

先頭行と先頭列の固定における注意点

先頭行と先頭列の固定には一つだけ注意点があります。

表見出しの上に空白行や空白列があると、先頭行や先頭列が固定されません。

また、先頭行と先頭列を同時に固定することはできませんが、「ウィンドウ枠の固定」なら可能になります。

その点は次の項でみていきましょう。

先頭行と先頭列の同時固定|Excelのウィンドウ枠の固定

先頭行と先頭列を同時に固定するには「ウィンドウ枠の固定」をクリックします。

元の表は以下のような内容です。

この表の1行目と1列目を同時に固定します。イメージは下のように、赤い行と青い列の固定です。

方法としては次のとおりです。固定したい行の1行下と固定したい列の1列右横の列をクリックしてください。

上の表でいうと、赤い行のひとつ下、青い列の一つ右の交点をクリックしましょう。

その状態のまま、「ウィンドウ枠の固定」をクリックして完了です。

あとは横や縦にスクロールすると、1行目と1列目が固定されていることがわかります。

複数行や複数列の固定|Excelのウィンドウ枠の固定

それでは次に複数行や複数列の固定をみていきます。

これは、先ほどの先頭行と先頭列の同時固定とほぼ同じです。

ポイントは、固定したい行の1行下と固定したい列の1列右横の列をクリックしましょう。

たとえば、複数行を固定する場合(下図の赤色)、その1行下にある任意のセルをクリックします。

この状態で「ウィンドウ枠の固定」をクリックして完了です。

これで選択した複数行が固定されるようになります。

複数列の固定もやり方は同様です。

固定したい列の1つ右にある任意のセルを選択した状態で「ウィンドウ枠の固定」をクリックすればOK!

ぜひお試しください。

Excel ウィンドウ枠の固定がずれる時のポイント

Excelでウィンドウ枠の固定をすると、ずれるのでイライラする方がいると思います。

そんなときは複数行や複数列の固定でお伝えした仕様を再度確認してみてください。

ポイントは、固定したい行の1行下固定したい列の1列右のセルをクリックすることです

たとえば、複数行を固定する場合(下図の赤色)、その1行下にある任意のセルをクリックします。

そして、複数列を固定する場合(下図の赤色)、その1行右にある任意のセルをクリックしてください。

ウィンドウ枠の固定がずれると感じるのは、「1行下、1列右」の仕様を知らないことが理由です。

周りにこれを知らない人がいたら、ぜひ教えてあげてください!

表の複数箇所で行や列を固定|ウィンドウの分割で実現

行や列を固定していると、複数箇所を固定したいときもあります。

たとえば下のような表の場合、各支店の商品名行を固定できれば便利です。そのためには、計3箇所(2行目、10行目、18行目)の行固定が必要になります。

しかし残念なことに、固定できるのは1箇所だけです。

飛び飛びの行(たとえば2行、10行、18行など)や列(たとえば3列、5列、15列など)は固定できません。

飛び飛びの行や列を固定したい場合は、ウィンドウの分割機能を使うと多少はマシになるかもしれません。

ウィンドウの分割ボタンは、表示タブのウィンドウグループの中にあります。

分割ボタンを押すと、画面が4つに分割されます。境界線にカーソルを当てると、分割の幅を変更することが可能です。

これを上の表で試してみると下のようになります。

境界線をうまく調整すると、上のように固定したいポイントを一度に表示させることが可能です。

しかし、分割された箇所をさらに分割するといったことはできません。

あくまで補助的に使うくらいの認識で利用するのが妥当です。

【要点を1分で】
Excel ウィンドウ枠の固定を複数の行・列で!ずれる時は仕様を確認

以上、Excel ウィンドウ枠の固定を複数の行・列で行う方法をお伝えしました。もし、行・列の固定がずれる時は仕様を確認してみてください。

簡単に手順をおさらいします。

複数行を固定する場合(下図の赤色)、その1行下にある任意のセルをクリックします。

この状態で「ウィンドウ枠の固定」をクリックして完了です。

これで選択した複数行が固定されるようになります。

複数列の固定もやり方は同様です。

作業を時短したい場合は、行や列の固定は非常に便利です。

やり方をマスターして、どんどん作業の効率化を図りましょう!

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

質問はコメントへ!お気軽に!

関連記事

コメントはお気軽にどうぞ!

コメントする

CAPTCHA


目 次