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初心者歓迎!Excelで丸の数を数える方法|セルの数を数える関数3選

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この記事をご覧になっているということは、Excel関数の初心者の方なのかもしれません。

Excelで丸の数を数えるのは、そんな方にピッタリのケーススタディです。

関数って難しそうだけど、勉強してみたい!

最初は難しく感じるかもしれませんが、基礎の基礎から説明しているので、まずはそこから始めていきましょう!

元SEの私が丁寧に解説するので、本記事の内容をマスターすれば、セルの数を数える関数の使い方の勘どころがつかめます。

ただし、Excelで丸の数を数えるために多くの方がCOUNTIF関数を使うと思いますが、思わぬ落とし穴があるので要注意です!

以下では,丸の数を数える方法を例にして、関数の使い方からセルの数を数える関数までを説明します。

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記事作成:ヤットキ
  • 大手通信企業の元SE
  • 業界歴15年のWeb解析士
  • 携わったSNSは約100件
  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
目 次

Excelで丸の数を数える方法|セルの数を数える関数3選

本記事ではまず、COUNTIF関数を使ってExcelの丸の数を数えていきます。

さらに、セルの数を数える関数として便利なCOUNTIFSとSUMPRODUCTについても説明します。

Excelに慣れていない方に向けて関数の使い方も説明していきますが、そうした説明は不要な方は読み飛ばしてください。

以下のリンクから各関数の該当箇所にジャンプできます。

それではさっそく、Excel関数の基本的な使い方から見ていきましょう!

すでにご存知の場合は読み飛ばしちゃってくださいね。

Excel関数の基本的な使い方

そもそも関数とは、Excelの作業効率を高めるツールのことです。

これを使うと、丸の数を数えるだけでなく、セルの数を数える関数としても有効活用できます。

たとえば検索、大量のデータ集計など、面倒な作業の自動化が可能です。

英語では関数のことをfunctionといいます。このfunctionには「機能」という意味があります。つまり関数とは、便利機能を持ったツールのことだと認識しておけばOKです。

しかし関数に敷居の高さを感じている人もいることでしょう。

そうした人はおそらく『関数=プログラミング』と勘違いしているかもしれませんが、両者は似て非なるものです。

プログラミングよりもずっと手軽で簡単に利用できるので安心してくださいね。

それではさっそく見ていきましょう!

関数の基本的な構造はこんな感じです。

=関数名(引数)

関数名とはSUMやVLOOKUPなどのことです。

しかし、引数っていうのがよく分かりませんよね。

多くの記事では『引数とは関数に渡される値』と説明されていますが、そもそもここがピンとこないと思います。

引数を分かりやすく言い換えると、『関数を動かすために必要な情報』のことです。

たとえば、SUM関数の構文(関数の書き方のこと)はこんな感じです。

=SUM(範囲)

SUM関数は合計を計算する関数なので、計算範囲を指定してあげる必要があります。

そのため、引数(関数を動かすために必要な情報)としてセル範囲が必要なんです。

例を挙げると=SUM(A1:A10)という関数を作成した場合、カッコ内のA1:A10が引数になります。

これによって、SUM関数がセルA1からA10までの合計を計算してくれます。

以上が関数の基本的な考えです。

それではいよいよ、Excelで丸の数を数えたり、セルの数を数えるためのオーソドックスな方法であるCOUNTIF関数を紹介します。

COUNTIF関数|Excelで丸の数を数える・セルの数を数える

ではいよいよ、Excelで丸の数を数える方法を具体的に見ていきましょう!

これをマスターすれば、セルの数を数える関数の使い方の基礎編はバッチリになるはず。

今回は次のような表を使います。

条件に該当したセル数をカウントするCOUNTIF関数を使って、丸の数を数えることにします。

COUNTIF関数の構文は次のとおりです。

=COUNTIF(範囲, 検索条件)

まず黄色のセルにすべて半角=COUNTIF(,)と入力してください。

そして、構文=COUNTIF(範囲, 検索条件)の『範囲』の部分にカーソルを動かしましょう。

○が入力されたセル数をカウントする範囲はB2からB6です。

なので、この範囲のセルを選択すると、=COUNTIF(B2:B6, 検索条件)のようになります。これで第一引数の入力はOKです。

次は第二引数の入力です。

構文=COUNTIF(範囲, 検索条件)における引数の『検索条件』の部分にカーソルを動かしましょう。

その状態で"○"と入力すると、=COUNTIF(B2:B6, "〇")となります。これで代に引数の力も完了しました。

ポイントは、○をダブルコーテーションで囲むことです。

この理由は、パソコンでは文字列を認識する際に特殊な処理が必要になるからです。

○は数値ではなく文字列なので、Excelに入力する際には『これは文字列ですよ!』と教えてあげる必要があります。

そのため、"○"と入力しなければいけないのです。

文字列をで囲むのは、Excelだけでなくプログラミングにも共通する大事なルールなので覚えておいてください。

そしてEntrerキーを押すとこうなります。

上記の結果を日本語化すると、「第一引数のセル範囲に存在する、○が入力されたセル数を計測した」ということになります。

なんとなくご理解いただけましたか?

自分でテストデータを作成して実験してみるとすぐにわかるようになりますよ。

COUNTIF関数での落とし穴

COUNTIF関数はめちゃくちゃ便利ですが、注意点が2つあります。

この2つを意識していないと、Excelで丸の数を数えるつもりが、実際の数よりも少ない結果になってしまいます。

では具体的に見ていきましょう

注意点その1:○以外の文字が入力されているとカウントされない

下のような感じでセル内に丸以外の文字を含んでいると、正しく丸の数を数えることができません。

↓のような感じになってしまいます。

この原因はCOUNTIF関数の仕様にあります。

COUNTIF関数は、第二引数と「完全一致」するものを検索します。

つまり、=COUNTIF(B2:B6,"○")という場合、○のみ入力されたセルだけを探す仕様です。

「あ○」や「ああ○いい」など○以外の文字も含むセルはカウント対象外となります。

もし、○以外の文字も含めないといけない場合は、ちょっとした一工夫が必要です。

COUNTIFの第二引数を"*○*"にしてください。

これで○以外の文字が入力されていても、セルの数を正しくカウントしてくれるようになります。

ちなみに*はワイルドカードと呼ばれており、任意の文字のことです。

今回の場合において、ワイルドカードの使い方のコツを表にまとめてみます。

*○○の前にはどんな文字が入力されていてもOK
○*○の後にはどんな文字が入力されていてもOK
*○*○の前後にはどんな文字が入力されていてもOK

注意点その2:色んな種類の〇に注意!

次の集計結果をご覧ください。

明らかに◯が3つあるのに、集計結果には1となっています。

この原因は、◯には色んな種類があるからです。

たとえば、COUNTIF関数の引数に「記号」としての○を指定すると、「漢数字」としての○はカウントされません。

人間の目には、「記号としての○」と「漢数字としての○は」は同じに見えますが、Excelやパソコンには全く異なるものとして扱います。

そのため、上記のようなトラブルが発生します。

こうした事態を避けるには、プルダウンで入力させるのが有効です。

人間の目には同じに見える〇も、Excelなどでは全くの別物として認識することはよくあります。

そうした点にも注意しながら正確かつ慎重に入力していきましょう。

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COUNTIFS関数とSUMPRODUCT関数|Excelで丸の数を数える・セルの数を数える関数

ここまではCOUNTIF関数を取り上げてきましたが、この関数で指定できる検索条件は1つだけです。

しかしビジネスの現場では、セルの数を数える関数を使いながら複雑な集計が必要になります。

そこでここからは、Excelで丸の数を数えるための、より発展的なCOUNTIFS関数とSUMPRODUCT関数を紹介します。

COUNTIFS関数よりも細かく設定できるので、様々な条件に合致するセルの数を数えることができます。

両者の違いは次の点です。

COUNTIFSSUMPRODUCT
別ブックを参照できない
条件指定がわかりやすい
別ブックを参照できる
条件指定がわかりにくい

ご覧のとおり一長一短です。

正直なところ、SUMPRODUCT関数は条件指定の内容が分かりにくいんですよね…

分かりやすさの観点から、まだ関数に慣れていない方はCOUNTIFS関数の方をおススメします。

とはいえ、SUMPRODUCT関数に挑戦して、Excelスキルを一気に上げるというのもアリです。

それでは細かく見ていきましょう!

COUNTIFS関数|Excelで丸の数を数える・セルの数を数える

COUNTIFS関数は、複数の条件に一致するセルの数を数える特徴があります。

構文は次のとおりです。

=COUNTIFS(範囲1, 検索条件1, 範囲2, 検索条件2, …)

このCOUNTIFS関数使って丸の数を数えるにはどうすればよいでしょうか?

この場合、=COUNTIFS(B2:B6,"〇")となります。

COUNTIF関数で丸の数を数える場合と同じ考え方なので、分かりやすいのではないでしょうか。

それでは、COUNTIF関数を使った応用編として、複数条件を指定したセルのカウント方法を見てみましょう。

COUNTIFS関数|複数条件で特定セルをカウントする方法

たとえば次のような、ある商品に関する各店舗の販売データがあったとします。

この表から次のような複数条件でセルの数を数えることにしましょう。

  • 新宿店で購入
  • 性別は男性

これを実現するためには、=COUNTIFS(A2:A7,"新宿店",B2:B7,"男性")と入力します。

図で説明します。

つまり、緑の部分と青の部分を同時に満たすセルをカウントした結果が2となったわけです。

さらに、条件を増やしてみましょう。

  • 新宿店で購入
  • 性別は男性
  • 購入金額が1,000円以上

これを実現するためには、=COUNTIFS(A2:A7,"新宿店",B2:B7,"男性",D2:D7,">=1000")と入力します。

この結果は1となります。

ポイントは、1,000円以上の顧客を">=1000"と表現する点です。

不等号の記号一覧は以下のとおりです。

記号意味
=等しい
>大きい(例えば、500円より大きい:”>500″)
<小さい(例えば、500円未満:”<500″)
>=以上(例えば、500円以上:”>=500″)
<=以下(例えば、500円以下:”<=500″)
><等しくない

たとえば、『~以下』という場合は<=として下さい。

なんとなく関数の使い方が分かってきたのではないでしょうか?

次はSUMPRODUCT関数についてみていきます。

Officeソフトの学習は、一人でパソコンに向かってもなかなか継続できないものです。

その点、パソコン教室には初心者歓迎の講座が用意されていて、Word、Excel、PowerPointをゼロから理解できます。

効率的なスキルアップを手伝ってくれる、経験豊富な講師のサポート体制があるので安心です。

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SUMPRODUCT関数|Excelで丸の数を数える・セルの数を数える

SUMPRODUCT関数の構文は以下のとおりです。

=SUMPRODUCT(配列1,配列2, …)

配列1と配列2の対応する要素同士の積を計算したあと、それぞれの積の結果を合計します。

この機能を利用すると、複数の条件に一致するセルの数を数えることが可能になります。

それではさっそく丸の数を数える方法を…といきたいところですが、この関数は使い方が少しややこしいので、一般的な使い方を先に説明します。

SUMPRODUCT関数の基本

SUMPRODUCT関数の構文をもういちど確認してみましょう。

=SUMPRODUCT(配列1,配列2, …)

これを見て、こんなことを思いませんでしたか?

配列?なんか難しくなってきた…

そう思いますよね。でも難しく考えなくてOK!

配列を簡単に言うと、『セルの集まり』のことです。

↓の表の場合、赤枠や青枠内のデータを配列として利用します。

今回はたまたまデータが縦に並んでいますが、横に並んだデータを配列として扱う場合もあります。

ではまず、SUMPRODUCT関数の代表的な使用例を説明した後、応用編として特定データを数える方法をお伝えします。

たとえば次のような表があるとします。

総売り上げを求めるとき、品目ごとに売り上げを計算して、その合計をSUM関数で計算する人が多いのではないでしょうか。

しかし、SUMPRODUCT関数を使えば、品目ごとに計算しなくても総売り上げを計算できます。

ためしに、=SUMPRODUCT(B2:B5,C2:C5)と入力してみてください。

すると4400という計算結果が返ってきて、一発で総売り上げを求めることができました。

ただ、SUMPRODUCT関数の動き方がよく分からないので、もう少し詳しく解説します。

今回の計算では、=SUMPRODUCT(B2:B5,C2:C5)と入力しました。

引数の配列1にはB2:B5を、配列2にはC2:C5が指定しています。

これは、「B2とそれに対応するC2を掛け算、B3とそれに対応するC3を掛け算、B4とそれに対応するC4を掛け算、B5とそれに対応するC5を掛け算した後、それぞれの掛け算の合計を求める」という意味になります。

その結果、4400という計算結果が表示されました。

それぞれの積を計算して、さらに全体の和を求めるといった煩雑な操作が不要なので、けっこう便利です。

SUMPRODUCT関数|複数条件で特定セルをカウントする方法

それでは、本題です。

上記のようなSUMPRODUCT関数の動き方をふまえて特定セルの数え方を見ていきましょう。

たとえば、ある商品に関する各店舗の販売データがあったとします。

COUNTIFS関数のときと同じように、この表から新宿店で購入した男性の数をカウントしてみます。

  • 新宿店で購入
  • 性別は男性

これをカウントさせるためには、=SUMPRODUCT((A2:A7="新宿店")*(B2:B7="男性"))と入力します。

これを図で説明します。

A2~A7の中に新宿店という文字列があればTRUE(真)と判定します。このTRUEは1と表されます。

もし新宿店という文字列がなければFALSE(偽)と判定します。このときは0と表されます。

同様にB2~B7の中に男性という文字列があればTRUE(真)と判定します。このTRUEは1と表されます。

男性という文字列がなければFALSE(偽)と判定します。このときは0と表されます。

上の表の場合、A3とB3はそれぞれTRUE(真)なので、1*1=1です。

同様に、A6とB6はそれぞれTRUE(真)なので、1*1=1という計算結果です。

A2 渋谷店(FALSE:0)B2 女性(FALSE:0)0*0=0
A3 新宿店(TRUE:1)B3 男性(TRUE:1)1*1=1
A4 恵比寿店(FALSE:0)B4 女性(FALSE:0)0*0=0
A5 渋谷店(FALSE:0)B5 男性(TRUE:1)0*1=0
A6 新宿店(TRUE:1)B6 男性(TRUE:1)1*1=1
A7 渋谷店(FALSE:0)B7 女性(FALSE:0)0*0=0

SUMPRODUCT関数はそれぞれの積を合計するので、1+1=2、つまり新宿店で購入した男性の数は2となります。

さらに、新宿店での購入金額が1,000円以上の男性の数をカウントする場合はこうなります。

=SUMPRODUCT((A2:A7="新宿店")*(B2:B7="男性")*(D2:D7>=1000))

A2 渋谷店(FALSE:0)B2 女性(FALSE:0)D2 1,000円(FALSE:1)0*0*0=0
A3 新宿店(TRUE:1)B3 男性(TRUE:1)D3 800円(FALSE:0)1*1*0=0
A4 恵比寿店(FALSE:0)B4 女性(FALSE:0)D4 500円(FALSE:0)0*0*0=0
A5 渋谷店(FALSE:0)B5 男性(TRUE:1)D5 1,500円(FALSE:1)0*1*1=0
A6 新宿店(TRUE:1)B6 男性(TRUE:1)D6 5,500円(FALSE:1)1*1*1=1
A7 渋谷店(FALSE:0)B7 女性(FALSE:0)D7 900円(FALSE:0)0*0*0=0

この結果を合計すると1となります。

つまり、新宿店での購入金額が1,000円以上の男性の数は1人という結果を得られました。

SUMPRODUCT関数で丸の数を数える方法

それでは、最初にお伝えしたExcelで丸の数をSUMPRODUCT関数で数えるにはどうすればいいのでしょうか?

この場合、=SUMPRODUCT((B2:B7="〇")*1)となります。

SUMPRODUCT関数だとかえって理解が難しくなってしまいました…。

COUNTIF関数かCOUNTIFS関数の方が簡単で良さそうですね。

これに慣れてきたら、セルの数を数えるExcel関数の初級レベルはクリアしたといってOKです!

まとめ)Excelで丸の数を数える方法:セルの数を数える関数

以上、『Excelで丸の数を数える方法』と題して、COUNTIF、COUNTIFS、SUMPRODUCTなどのセルの数を数える関数の使い方をお伝えしました。

それでは、COUNTIF関数を使用した、Excelで丸の数を数える最もオーソドックスな方法をおさらいします。

まず黄色のセルにすべて半角=COUNTIF(,)と入力してください。

そして、構文=COUNTIF(範囲, 検索条件)における引数の『範囲』の部分にカーソルを動かしましょう。

その状態でB2からB6セルを選択しすると、下のようになります。これで第一引数の入力はOKです。

次は第二引数の入力です。

構文=COUNTIF(範囲, 検索条件)における引数の『検索条件』の部分にカーソルを動かしましょう。

その状態で"○"と入力します。これで第二引数の入力も完了しました。

そしてEntrerキーを押すとこうなります。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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