知ってると役立つ！Excelで0表示しない2つの方法

Excelで表を作るとき、0が表示されないようにしたいときありますよね。

たとえば、↓のような表の場合、No.4~10は商品名の入力忘れのように思われてしまうので金額欄を空白にしたいところです。

こんな場合に備えて、Excelで0表示しない方法が2つあります。

知っていると色んな場面で使えるので、間違いなく役立ちますよ。

どこよりも詳しく解説するのでぜひご覧ください！

知ってると役立つ！Excelで0表示しない2つの方法

さて、今回のサンプルは次のような表です。

この表のE5~E11セルを0表示しないように設定していきます。

方法としては、ユーザー定義と関数によるものの2つあります。

どちらも内容的にはそれほど難しいものではありません。

ただし、ユーザー定義の場合は理解がややこしいかもしれません。

その部分は厚く解説します。

Excelで0表示しない方法｜ユーザー定義

まずセル範囲を選択して右クリックしてください。

そして、右クリックメニューのなかからセルの書式設定を選びましょう。

そすると、セルの書式設定画面が表示されます。

表示形式タブのユーザー定義を選択して、下図のように¥#,###;;;と入力してください。

OKボタンを押すと完了です。選択したセルが0表示しない設定となります。

こうしてみるとなんだか¥#,###;;;が魔法の呪文のように思えますよね。

そこで、もう詳しい説明をしていきましょう。

¥#,###;;;とは？

¥#,###;;;とは、「プラスの値の表示」と「マイナスの値の表示」と「ゼロの値の表示」の3パターンを;で区切って同時に設定したものです。

今回の場合は、「プラスの値の表示」は¥#,###と設定しています。

一方、「マイナスの値の表示」と「ゼロの値の表示」の指定は省略しています。そのため、¥#,###;;;という設定内容となっています。

これはつまり、『プラスの値が入力されたら¥#,###、マイナスとゼロの値が入力されたら何も表示しないでね！』とExcelに伝えているわけです。

これで¥#,###;;;の意味がおわかりでしょうか？

とはいえ、こんな方はいませんか？

簡単にお伝えすると、#は1桁の数値を意味します。

このあたりについては、以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

関連記事Excel ユーザー定義で数値に単位をつける方法

Excelで0表示しない方法｜IF関数

さて次は、IF関数による0表示しない方法を説明します。

もしかしたら、先ほどのユーザー定義よりもこちらの方が分かりやすいかもしれません。

今回の表で行くと、セルE2に=IF(C2*D2=0,"",C2*D2)と入力します。

これは、『C2*D2=0なら空白にして、C2*D2=0でないなら計算結果を表示して！』という意味です。

その後、オートフィルで数式をコピーしていきましょう。

これでIF関数による0表示しない方法の完成です！

IF関数の方が分かりやすいと思いますが、ユーザー形式の指定と関数はお好きな方を選んでください。

私の場合は、他の人によるメンテナンスしやすいように関数の方を使うと思います。

どちらの方が良い・悪いというわけではないので、その時の状況に応じて使い分けてみてくださいね。

まとめ）Excelで0表示しない2つの方法

以上、Excelで0表示しない方法をお伝えしました。

その方法にはユーザー定義と関数の2つがあります。

【ユーザー定義の場合】

【関数の場合】

知っているかそうでないかで表の見やすさが大きく異なります。

本記事の内容をマスターして実務に活かしてみてください！

それではまた、次の記事でお会いしましょう！