本記事では、Excelでリンクの解除ができないときの対策を説明します。
- デジタル腕時計って面白い!おしゃれな女性が着けるモデルを知りたい!
Excelのリンクが自動的に挿入される機能は便利な反面、場合によってはリンクが不要なこともあります。
これを手動で削除するのは結構、面倒です。
しかも、リンクの解除がうまくできないときもあるから困ったものです。

エラー続きでイライラしちゃう…
とはいえ、修正できるものなら修正して、リンクをそのまま生かしておきたいというのが本音です。
何度試してもできないとイライラしている方は、ぜひご覧ください!
Excelまとめ記事Excelの使い方講座|基本操作を覚えて脱・初心者!

- 大手通信企業の元SE
- Web業界歴10年のWeb解析士
- Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Excelでリンクの解除ができないときの原因
Excelでリンクの解除ができないのは、以下のような原因が考えられます。
これらの原因が考えられる場合は、まずはファイルをバックアップしてから再起動してみたり、他の方法でリンク解除を試してください。
それでは個別に詳しく説明していきます。
原因その1:リンクされたファイルが見つからない

Excelでリンクの解除ができない原因として最も多いのが、参照先のファイルが見つからない場合です。
要は、セルに表示させるデータが見つからないという状態です。もしかして、参照先のExcelファイルを移動したのではないでしょうか?
ファイルが存在しない場合は、リンク先ファイルを再度作成するか、リンクを再設定しましょう。
また、ファイル名が変更された場合は新しい名前に変更することで解決できます。
原因その2:ファイルの形式が古い
古いファイル形式を使用している場合、リンク解除が正常に機能しないことがあります。
Excelの新しいバージョンでは、以前のバージョンで作成されたファイルを開くことができますが、リンク解除の問題が発生する可能性があります。
この場合は、ファイルを新しい形式に変換してください。
原因その3:セルに数式が含まれる

セルに数式が含まれる場合、リンクを解除ができないことがあります。
数式があると、リンクされたデータが正確に反映されません。
この場合は、数式をコピーしてから削除後、リンクを解除してください。
原因その4:その他の原因

ファイルが破損している場合やExcelの設定が正しくない場合も、リンクを解除できない原因となります。
まずはExcelの再起動を試し、別のPCでファイルを開いてください。
また、ファイルが破損している場合はバックアップからファイルを復元できます。
リンクを解除する前にやるべきこと

Excelのリンクを解除する前には、バックアップ等をとっておくようにしましょう。
具体的には、次のような作業を実施するように心がけておくと安心です。
これらの事前準備を行うことで、Excelでのリンク解除がスムーズに行えるようになります。
また、何か問題が発生した場合にも、バックアップから元の状態に戻すことができるため、安心して作業を進めることができます。
リンク解除の前にやることその1:ファイルのバックアップ
リンク解除をする前に、リンクされたファイルが正確に保存されているか確認することも大切です。
リンクされたファイルが存在しない場合や、ファイル名が変更されている場合は、リンク解除をしても意味がなく、エラーが発生する可能性があります。
そのため、リンクされたファイルを必要に応じて保存してください。

さらに、Excelでリンク解除を行う前に、関連するセルやシートを確認しておくことも重要です。
リンク解除を行うことで、リンク先のデータが元の値に戻るため、セルやシートの内容が変更される可能性があります。
リンク解除の前に、関連するセルやシートの内容を確認し、必要に応じてバックアップしておきましょう。
リンク解除の前にやることその2:ファイルの再起動
Excelには、作業中にファイルを開いたり保存したりするときに、一時的にファイルがロックされることがあります(排他制御)。
これは、他の人が同じファイルを同時に編集できないようにするためです。
Excelのリンクを解除しようとしている場合、ファイルが他のプロセスやアプリケーションによってロックされている可能性があります。

この場合、Excelでファイルを閉じるだけではリンクが解除されないことも…。
ファイルを再起動することで、Excelによって開かれている全プロセスとリソースが解放されます。
これにより、ファイルがロックされていても全プロセスが終了し、リンクが解除される可能性が高くなります。
Excelでリンクを解除する場合は、ファイルを閉じてからExcelを再起動してみましょう。
リンク解除の前にやることその3:Excelのバージョン確認

Excelのバージョンを確認することも大切です。
新しいバージョンでは、古いファイル形式を正常に開けないことがあります。
Excelのバージョンを確認し、必要に応じてファイルを新しい形式に変換しましょう。
関連記事Excelのバージョンを確認する方法|かんたん3クリック
Excelでリンク解除をする方法
Excelでリンクの解除ができない原因をお伝えしてきたので、さっそく本題に移りましょう。
リンクを解除する方法はいくつかあります。
右クリックから行うもの、VBAでマクロを作成する高度なものまで様々です。
自分のExcelスキルにあったものを選んでみてください。

右クリックメニューでリンク解除|Excelでリンクの解除ができないときの対応
『右クリックメニューでリンク解除』は最もオーソドックスな方法です。
数個程度のリンク解除なら、この方法が最も手軽で簡単でしょう。
ハイパーリンクを右クリックして 『ハイパーリンクの削除』 をクリックします。

複数のリンクを解除する場合は、Ctrlを押しながら複数セルを選択して、上記と同様に右クリックから『ハイパーリンクの削除』を選択しましょう。
シート内の全てのリンクを削除するなら、[Ctrl]+[A] キーを押してすべてのセルを選択してから、『ハイパーリンクの削除』を選択してください。
「検索と選択」からリンク解除||Excelでリンクの解除ができないときの対応
Excelでリンクの解除ができない原因として最も多いのが、参照先ファイルの置き場所を移動してしまった場合です。
エラーが出るくらいならリンクを解除したいけど、ファイルを開くたびに下のようなエラメッセージが出てイライラしちゃいますよね。

ということで、さっそく修正していきましょう。修正さえできればリンクを解除することは容易です。
まずは問題箇所の特定していきます。
[Ctrl]+[F]で検索と置換を行ってください(もしくは下記の操作でもOK)。

そして、[
を検索してください。

セルが見つかったら、参照先ファイルのパスを確認して当該セル内の記述を修正しましょう。
もしまだエラーが出るようなら再度この手順を繰り返し、必要に応じてリンクを解除してください。
リスト修正からリンク解除|Excelでリンクの解除ができないときの対応
プルダウンリストのリンクにエラーが出ていて、リンクを解除できない場合も結構あります。
その場合は、『プルダウンリスト』の元の値を確認してみましょう。


『元の値』から参照先のセルが分かったら、あとはそのセルを修正します。
あとは、そのままリンクを生かすか解除するかは容易に可能です。
VBAマクロでリンク解除|Excelでリンクの解除ができないときの対応
この方法は、大量のリンクがある場合や、複数のExcelファイルを一度に解除する場合に非常に有用です。
現在開いているワークブックのリンクを解除します。
Sub BreakLinks()
Dim Links As Variant
Dim x As Long
Links = ActiveWorkbook.LinkSources(Type:=xlLinkTypeExcelLinks)
If Not IsEmpty(Links) Then
For x = 1 To UBound(Links)
ActiveWorkbook.BreakLink _
Name:=Links(x), _
Type:=xlLinkTypeExcelLinks
Next x
End If
End Sub
まず、LinkSourcesメソッドを使用して、現在開いているワークブック内の全てのリンクの情報を取得します。
そして、リンクが存在する場合には、BreakLinkメソッドを使用してリンクを解除します。
このコードを実行することで、現在開いているワークブックのすべてのリンクを解除することができます。
それでも解除できないときは…
上記の方法でもリンクを解除できない場合は、Excelファイルが破損している可能性があります。
この場合、Excelファイルを再作成することで問題を解決することができます。
また、それでも問題が解決しない場合は、Excelのサポートセンターに問い合わせるのも一つの手です。
リンクを生成しないための設定

どうせなら、元からリンクが生成されないようにするのも一つの手です。
本項の設定により、URLやメールアドレスを入力してもリンクが張られないようになります。
まず、ファイルタブを選択してください。

そして、左サイドバーの下にある『その他』から『オプション』を選択しましょう。

すると、『Excel』のオプションウィンドウが表示されるので、『文章校正』から『オートコレクトのオプション』をクリックして下さい。

オートコレクトウィンドウが表示されます。
この中の『入力オートフォーマット』タブを選択し、下の画像のように『インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する』のチェックを外して下さい。

これで自動的にリンクが張られないようになりました。
Excelのリンクを解除した後の注意点

Excelファイル内のリンクを解除すると、リンクされたデータの更新が自動的に行われなくなります。
これにより、Excelファイルが独立して動作するようになりますが、いくつかの注意点があります。
データの更新
リンクを解除した後は、関連するデータが更新されなくなるため、必要に応じて手動でデータを更新する必要があります。
リンク先のデータが変更されたら、それらの変更内容は手動で取り込む必要があります。
ファイルの移動
リンクを解除すると、ファイルを移動しても、元のリンク先にアクセスする必要がなくなります。
ただし、リンクを解除する前にファイルを移動すると、データのリンクが失われる可能性があるため、リンク解除前にファイルを移動することをお勧めします。
リンクの再設定
リンクを解除したら、必要に応じてリンクを再設定しましょう。
ただし、元のリンク先にアクセスできない場合、リンクを再設定することはできません。その場合、リンクを解除してデータをコピーして使用することが必要になる場合があります。
エラーの修正
リンクを解除すると、関連するエラーが発生する場合があります。
これらのエラーは手動で修正する必要があります。たとえば、#REF!エラーが発生する場合は、関連するセル参照を修正する必要があります。
【要点を1分で】
あなたのExcelのバージョンを確認する方法

以上、Excelでリンクの解除ができないときの対策をお伝えしました。
Excelでリンク解除が上手くいかない場合、エラーの原因を特定することが重要です。
また、リンクの解除にはいくつかの方法がありますが、正しい方法を選択することが必要です。これらの方法を活用することで、Excelでスムーズにリンク解除を行うことができるようになるでしょう。
Excelをより使いやすくするために、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!

質問はコメントへ!お気軽に!
関連記事
- Excelの使い方講座|基本操作を覚えて脱・初心者!
- Excel 開発タブの表示方法2つ+ショートカット
- Excelのふりがな編集機能と関数の使い方
- Excelの行と列を入れ替える方法
- Excelのバージョンを確認する方法
- Excel パスワードのかけ方3選と解除方法
- Excelでリンクの解除ができないときの対策
- Excelのリンクが見つからないときの検索方法
- Excelで取り消し線(訂正線)をひく
- Excel テキストボックスの行間と文字間隔の調整
- Excelで図形を一括選択する方法
- Excel 行や列の折り畳みと解除
- Excel ヘッダーの編集と削除方法
- Excelの重複チェックを色付けで確認
- Excelで丸の数を数える方法3選
- Excel ウィンドウ枠の固定方法
- Excelで矢印キーを押してもセル移動できないときの解決方法
- Excel 斜め線の入れ方と応用ワザ
- Excel セル結合せずに中央に文字を配置する方法
- Excel URLをリンクにする方法
- Excel 印刷範囲の点線を消す方法
- Excel ノットイコール(等しくない)の記号
- Excel 名前ボックスの使い方(1/2)|作成・編集・削除
- Excel 名前ボックスの使い方(2/2)|関数とプルダウンリストへの利用
- Excel ドロップダウンリスト(プルダウン)の作り方と編集方法
- Excel 曜日の表示形式|指定した表示形式で曜日を自動入力!
- 名前を付けて保存のショートカット
- Excelで文章が見切れるときは『折り返して全体を表示する』
- Excel ユーザー定義で数値に単位をつける方法
- Excel メールアドレスのリンク解除方法
- Excelのキャッシュ削除方法
- Excel チェックボックスの作成・削除方法
- Excelのシートコピー方法3選
- Excel 表とチェックボックスの連動と集計
- Excel チェックボックスの大きさ変更とセルに埋め込む方法
- Excelで連番にならないときに試したい3つのこと
- Excelで0表示しない2つの方法
- Excelの取り消し線を二重にしたいときのベストな方法
コメントはお気軽にどうぞ!