Excelのデフォルト設定では、URLは自動的にハイパーリンクに変換されます。
しかし、リンクの解除ができないときやリンクを挿入したセルが見つからないこともしばしば…

エラー続きでイライラしちゃう…
そこで本記事では、オーソドックスな方法からリンクが見つからないときの方法まで、ハイパーリンクの解除方法をお伝えします。
エラーメッセージばかり表示されてイライラしている人はぜひご覧ください。
なお、その他のExcel 基本・便利ワザについては、Excelの使い方講座|基本操作を覚えて脱・初心者!をご覧ください。
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Excelでリンクの解除ができない・見つからないときの対策

Excelでハイパーリンクの解除ができないのは、次の原因が考えられます。
以下ではこれらを個別に詳しく説明していきます。
原因その1:リンク先ファイルが見つからない

Excelでリンクの解除ができない原因として最も多いのが、参照先のファイルが見つからないケースです。
表示するデータが見つからなくてExcelが困っているというわけです。
これは参照先のファイルをついうっかり移動させてしまった場合によくあります。
ファイルが存在しない場合はリンク先ファイルを再度作成するか、リンクを再設定しましょう。
また、ファイル名が変更された場合は、新しい名前にリンクを編集しなおすことで解決できます。
原因その2:ファイル形式が古い

古いファイル形式を使用している場合、Excelのリンクの解除が正常に機能しないことがあります。
Excelの新しいバージョンでは、それよりも古いバージョンのファイルを開くことはできますが、リンク解除の問題が発生する可能性があります。
この場合は、ファイルを新しい形式に変換してください。
原因その3:セルに数式が含まれる

Excelのセルに数式が含まれていると、リンクを解除できないことがあります。
この場合は、数式をメモ帳などにコピペしてから削除した後、あらためてリンクの解除をしてください。
原因その4:その他の原因
ファイルが破損している場合やExcelの設定が正しくない場合も、リンクを解除できない原因となります。
まずはExcelの再起動を試し、別のPCでファイルを開いてください。
また、ファイルが破損している場合はバックアップからファイルを復元できます。
Excelでリンクの解除ができない時の対処方法と事前準備

さてここからは、Excelでリンクの解除ができない時の対処方法をお伝えしていきますが、その前にやっておくべき事前準備があります。
それが次の3点です。
これらを行うことで、Excelでのリンク解除がスムーズに行えます。
なかでも、Excelのリンクを解除する前には必ずファイルのバックアップをとっておきましょう。
何か問題が発生した場合にも、バックアップから元の状態に戻すことができるため、安心して作業を進められます。
では、個々の事前準備を詳しく見ていきます。
事前準備その1:ファイルのバックアップ
Excelのハイパーリンクの解除を行う前に、リンクされたファイルが正確に保存されているか確認することも大切です。
リンクされたファイルが存在しない場合やファイル名が変更されている場合は、リンク解除をしても意味がなく、エラーが発生する可能性があります。
そのため、リンクされたファイルは必要に応じて保存してください。

さらに、関連するセルやシートを確認しておくことも重要です。
リンクの解除を行うことで、リンク先のデータが元の値に戻るため、セルやシートの内容が変更される可能性があります。
関連するセルやシートの内容を確認し、必要に応じてバックアップしておきましょう。
事前準備その2:ファイルの再起動
Excelのハイパーリンクの解除を行おうとしている場合、ファイルが他のユーザーによってロックされている可能性があります(排他制御)。
これは、他の人が同じファイルを同時に編集できないようにするためです。

この場合、Excelでファイルを閉じるだけではリンクが解除されないことも…。
ファイルを再起動することで、Excelによって開かれている全プロセスとリソースが解放されます。
これにより、ファイルがロックされていても全プロセスが終了し、リンクが解除される可能性が高くなります。
Excelでハイパーリンクを解除する場合、ファイルを閉じてからExcelを再起動してみましょう。
事前準備その3:Excelのバージョン確認

リンクの解除前にExcelのバージョンを確認することも大切です。
新しいバージョンでは、古いファイル形式を正常に開けないことがあります。
Excelのバージョンを確認し、必要に応じてファイルを新しい形式に変換しましょう。
関連記事 ≫Excelのバージョンを確認する方法

Excel ハイパーリンクの解除ができない時の対処方

それではいよいよ、Excelでリンクの解除ができない時の対応方法に移りましょう。
方法はいくつかあります。
右クリックから行うものや、VBAでマクロを作成する高度なものまで様々です。
自分のExcelスキルにあったものを選んでみてください。
右クリックメニューでExcelのハイパーリンクを強制的に解除
『右クリックメニューでリンクの解除』は最もオーソドックスな方法です。
数個程度のリンク解除なら、この方法が最も手軽で確実でしょう。
解除したいセルを右クリックして、ハイパーリンクの削除
を選択します。

複数のリンクを解除したい場合は、Ctrl
を押しながら複数セルを選択して、上記と同様に右クリックからハイパーリンクの削除
を選択しましょう。
Excelシート内の全リンクの解除を行うなら、Ctrl
+A
キーを押してすべてのセルを選択してから、ハイパーリンクの削除
を選択してください。
リンク先が見つからないときは「検索と選択」からリンク解除
Excelファイルを開くたびに下のようなエラメッセージが出ると、イライラしちゃいますよね。

これは参照先ファイルの場所を移動してしまったために表示されるメッセージです。
しかし、このエラーが出たリンクがどこにあるか分からないのが厄介な点です。
ということで、さっそく修正していきましょう。
まずは問題箇所の特定していきます。
Ctrl
+F
で検索と置換を行ってください(もしくは下記の操作でもOK)。

そして、[
で検索します。

セルが見つかったら、参照先ファイルのパスを確認して当該セル内の記述を修正しましょう。
詳細はこちらの記事でも解説しています。

もしまだエラーが出るようなら再度この手順を繰り返し、必要に応じてリンクを解除してください。
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リストの修正でハイパーリンクを強制的に解除
Excelのプルダウンリストにエラーが出ていて、リンクの解除ができない場合も結構あります。
その場合は、プルダウンリストの元の値を確認してみましょう。


『元の値』から参照先セルが分かったら、それを修正します。
あとは、そのままリンクを生かすか解除するかを判断してください。
VBAマクロでハイパーリンクの解除|Excelでリンクの解除ができないとき
この方法は、大量のリンクがある場合や、複数のExcelファイルを一度に解除する場合に非常に有効です。
ます、現在開いているワークブックのハイパーリンクを解除していきます。
Sub BreakLinks()
Dim Links As Variant
Dim x As Long
Links = ActiveWorkbook.LinkSources(Type:=xlLinkTypeExcelLinks)
If Not IsEmpty(Links) Then
For x = 1 To UBound(Links)
ActiveWorkbook.BreakLink _
Name:=Links(x), _
Type:=xlLinkTypeExcelLinks
Next x
End If
End Sub
まず、LinkSourcesメソッドを使用して、現在開いているワークブック内の全てのリンクの情報を取得します。
そして、リンクが存在する場合には、BreakLinkメソッドを使用してリンクを解除します。
このコードを実行することで、現在開いているワークブックのすべてのリンクを解除することができます。
それでも解除できないときは…
上記の方法でもリンクを解除できない場合は、Excelファイルが破損している可能性があります。
この場合、Excelファイルを再作成することで問題を解決することができます。
また、それでも問題が解決しない場合は、Excelのサポートセンターに問い合わせるのも一つの手です。
Excelの外部リンク削除
外部リンクを削除するのも基本的には上記の方法と同様です。
また、Ctrl
+ H
で外部リンク検索するのも効率的です。
具体的には、[http://
などの特徴的な文字列で検索して空白に置き換えれば、一気にクリック外部リンクを強制的に削除できます。
ハイパーリンクを生成しないための設定

どうせなら、元からリンクが生成されないようにするのも一つの手です。
本項の設定により、URLやメールアドレスを入力してもリンクが張られないようになります。
まず、ファイルタブを選択してください。

そして、左サイドバーの下にある『その他』から『オプション』を選択しましょう。

すると、『Excel』のオプションウィンドウが表示されるので、『文章校正』から『オートコレクトのオプション』をクリックして下さい。

オートコレクトウィンドウが表示されます。
この中の『入力オートフォーマット』タブを選択し、下の画像のように『インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する』のチェックを外して下さい。

これで自動的にリンクが張られないようになります。
Excelのハイパーリンクを解除した後の注意点

Excelファイル内のリンクを解除すると、リンクされたデータの更新が自動的に行われなくなります。
これにより、Excelファイルが独立して動作するようになりますが、いくつかの注意点があります。
データの更新
リンクを解除した後は、関連するデータが更新されなくなるため、必要に応じて手動でデータを更新する必要があります。
リンク先のデータが変更されたら、それらの変更内容は手動で取り込む必要があります。
ファイルの移動
リンクを解除すると、ファイルを移動しても、元のリンク先にアクセスする必要がなくなります。
ただし、リンクを解除する前にファイルを移動すると、データのリンクが失われる可能性があるため、リンク解除前にファイルを移動することをお勧めします。
リンクの再設定
リンクを解除したら、必要に応じてリンクを再設定しましょう。
ただし、元のリンク先にアクセスできない場合、リンクを再設定することはできません。その場合、リンクを解除してデータをコピーして使用することが必要になる場合があります。
エラーの修正
リンクを解除すると、関連するエラーが発生する場合があります。
これらのエラーは手動で修正する必要があります。たとえば、#REF!
エラーが発生する場合は、関連するセル参照を修正する必要があります。
関連するトピック(FAQ)

上記外で本記事に関連するトピックをまとめました。
参考までにどうぞ。
まとめ)Excelでリンクの解除ができない・リンクが見つからないとき

以上、Excelでハイパーリンクの解除ができない・見つからないときの対策をお伝えしました。
ハイパーリンクの解除が上手くできない場合、その原因を特定することが重要です。
これらの方法を活用することで、スムーズにExcelのハイパーリンクの解除を行うことができるようになるでしょう。
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