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図解!Excel ハイパーリンクの解除|できない・見つからないとき

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Excelのデフォルト設定では、セル内のURLが自動的にハイパーリンクになります。

しかし多くの場合、ジャマな機能だったりします(便利なこともたまにあるのですが…)。

さらに、このハイパーリンクの解除ができないときやリンクのセルが見つからないこともしばしば…

エラー続きでイライラしちゃう…

そこで本記事では、オーソドックスな方法からリンクが見つからないときの方法まで、Excelのハイパーリンク解除方法を説明します。

エラーメッセージばかり表示されてイライラしている人はぜひご覧ください。

基本・便利ワザが40本!

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記事作成:ヤットキ
  • 大手通信企業の元SE
  • Web業界歴10年のWeb解析士
  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
目 次

Excel ハイパーリンクの解除|できない・見つからないとき

Excelでハイパーリンクの解除ができない原因として、以下のようなことが考えられます。

もし、本記事により原因と対処法が分かったら、まずはファイルをバックアップしてから再起動してみたりしてハイパーリンクの解除をあらためて試してください。

それでは、以下ではこれらを個別に詳しく説明していきます。

ハイパーリンクを解除できない原因その1:Excelからのリンク先ファイルが見つからない

Excelでリンクの解除ができない原因として最も多いのが、参照先のファイルが見つからないケースです。

要は、表示させるデータが見つからなくてExcelが困っているというわけですね。

ついうっかりと参照先のファイルを移動させてしまった場合によくあります。

ファイルが存在しない場合はリンク先ファイルを再度作成するか、リンクを再設定しましょう。

また、ファイル名が変更された場合は、新しい名前にリンクを編集しなおすことで解決できます。

ハイパーリンクを解除できない原因その2:ファイル形式が古い

古いファイル形式を使用している場合、Excelのリンクの解除が正常に機能できないことがあります。

Excelの新しいバージョンでは、それよりも古いバージョンのファイルを開くことはできますが、リンク解除の問題が発生する可能性があります。

この場合は、ファイルを新しい形式に変換してください。

ハイパーリンクを解除できない原因その3:セルに数式が含まれる

Excelのセルに数式が含まれる場合、ハイパーリンクの解除ができないことがあります。

数式があると、リンクされたデータが正確に反映されません。

この場合は、数式をコピーしてから削除後、あらためてリンクの解除をしてください。

ハイパーリンクを解除できない原因その4:その他の原因

ファイルが破損している場合やExcelの設定が正しくない場合も、リンクを解除できない原因となります。

まずはExcelの再起動を試し、別のPCでファイルを開いてください。

また、ファイルが破損している場合はバックアップからファイルを復元できます。

ハイパーリンクを解除する前にやるべきこと

Excelのリンクを解除する前には、バックアップ等をとっておくようにしましょう。

具体的には、次のような作業を実施するように心がけておくと安心です。

これらの事前準備を行うことで、Excelでのリンク解除がスムーズに行えるようになります。

また、何か問題が発生した場合にも、バックアップから元の状態に戻すことができるため、安心して作業を進めることができます。

ハイパーリンク解除の前にやること1:ファイルのバックアップ

Excelのハイパーリンクの解除を行う前に、リンクされたファイルが正確に保存されているか確認することも大切です。

リンクされたファイルが存在しない場合やファイル名が変更されている場合は、リンク解除をしても意味がなく、エラーが発生する可能性があります。

そのため、リンクされたファイルを必要に応じて保存してください。

さらに、関連するセルやシートを確認しておくことも重要です。

リンクの解除を行うことで、リンク先のデータが元の値に戻るため、セルやシートの内容が変更される可能性があります。

関連するセルやシートの内容を確認し、必要に応じてバックアップしておきましょう。

ハイパーリンク解除の前にやること2:ファイルの再起動

Excelのハイパーリンクの解除を行おうとしている場合、ファイルが他のユーザーによってロックされている可能性があります(排他制御)。

これは、他の人が同じファイルを同時に編集できないようにするためです。

この場合、Excelでファイルを閉じるだけではリンクが解除されないことも…。

ファイルを再起動することで、Excelによって開かれている全プロセスとリソースが解放されます。

これにより、ファイルがロックされていても全プロセスが終了し、リンクが解除される可能性が高くなります。

Excelでハイパーリンクを解除する場合、ファイルを閉じてからExcelを再起動してみましょう。

ハイパーリンク解除の前にやること3:Excelのバージョン確認

Excelのバージョンを確認することも大切です。

新しいバージョンでは、古いファイル形式を正常に開けないことがあります。

Excelのバージョンを確認し、必要に応じてファイルを新しい形式に変換しましょう。

関連記事Excelのバージョンを確認する方法|かんたん3クリック

Excel ハイパーリンクの解除方法

Excelでリンクの解除ができない原因をお伝えしてきたので、さっそく本題に移りましょう。

リンクを解除する方法はいくつかあります。

右クリックから行うもの、VBAでマクロを作成する高度なものまで様々です。

自分のExcelスキルにあったものを選んでみてください。

右クリックメニュー|Excelでハイパーリンクの解除ができないとき

すでにこの方法を試してもダメだったという方は、次項の「検索と選択」をご覧ください。

『右クリックメニューでリンクの解除』は最もオーソドックスな方法です。

数個程度のリンク解除なら、この方法が最も手軽で簡単でしょう。

ハイパーリンクを右クリックして 『ハイパーリンクの削除』 をクリックします。

複数のリンクを解除する場合は、Ctrlを押しながら複数セルを選択して、上記と同様に右クリックからハイパーリンクの削除を選択しましょう。

Excelシート内の全リンクの解除を行うなら、Ctrl+A キーを押してすべてのセルを選択してから、ハイパーリンクの削除を選択してください。

「検索と選択」からリンク解除|Excelのリンク先が見つからないとき

Excelファイルを開くたびに下のようなエラメッセージが出てイライラしちゃいますよね。

これは参照先ファイルの置き場所を移動してしまったために表示され、Excelでハイパーリンクの解除ができない原因として最も多いケースです。

ということで、さっそく修正していきましょう。修正さえできればリンクを解除することは容易です。

まずは問題箇所の特定していきます。

Ctrl+Fで検索と置換を行ってください(もしくは下記の操作でもOK)。

そして、[で検索します。

検索は[でも]でもOKです。理由は次のとおりです。
たとえば、testdata.xlsxというファイルのA1セルを参照する場合、セルには=’C:\Users\Username\Desktop\[testdata.xlsx]sheet1’!A1と入力します。
ファイル名を[]の文字列で囲んでおり、これらを検索の目印にしているからです。

セルが見つかったら、参照先ファイルのパスを確認して当該セル内の記述を修正しましょう。

もしまだエラーが出るようなら再度この手順を繰り返し、必要に応じてリンクを解除してください。

リストの修正でハイパーリンクの解除|Excelでリンクの解除ができないとき

Excelのプルダウンリストにエラーが出ていて、リンクの解除ができない場合も結構あります。

その場合は、プルダウンリストの元の値を確認してみましょう。

『元の値』から参照先セルが分かったら、それを修正します。

あとは、そのままリンクを生かすか解除するかは容易に可能です。

VBAマクロでハイパーリンクの解除|Excelでリンクの解除ができないとき

この方法は、大量のリンクがある場合や、複数のExcelファイルを一度に解除する場合に非常に有効です。

ます、現在開いているワークブックのハイパーリンクを解除していきます。

このマクロを使用する前に、Excelファイルをバックアップしておきましょう。また、マクロの実行はご自身の責任においてお願いします。

Sub BreakLinks()
 Dim Links As Variant
 Dim x As Long
 Links = ActiveWorkbook.LinkSources(Type:=xlLinkTypeExcelLinks)
 If Not IsEmpty(Links) Then
  For x = 1 To UBound(Links)
   ActiveWorkbook.BreakLink _
   Name:=Links(x), _
   Type:=xlLinkTypeExcelLinks
  Next x
 End If
End Sub

まず、LinkSourcesメソッドを使用して、現在開いているワークブック内の全てのリンクの情報を取得します。

そして、リンクが存在する場合には、BreakLinkメソッドを使用してリンクを解除します。

このコードを実行することで、現在開いているワークブックのすべてのリンクを解除することができます。

それでも解除できないときは…

上記の方法でもリンクを解除できない場合は、Excelファイルが破損している可能性があります。

この場合、Excelファイルを再作成することで問題を解決することができます。

また、それでも問題が解決しない場合は、Excelのサポートセンターに問い合わせるのも一つの手です。

リンクを生成しないための設定

どうせなら、元からリンクが生成されないようにするのも一つの手です。

本項の設定により、URLやメールアドレスを入力してもリンクが張られないようになります。

まず、ファイルタブを選択してください。

ファイルタブを選択

そして、左サイドバーの下にある『その他』から『オプション』を選択しましょう。

その他>オプション

すると、『Excel』のオプションウィンドウが表示されるので、『文章校正』から『オートコレクトのオプション』をクリックして下さい。

文章校正>オートコレクトのオプション

オートコレクトウィンドウが表示されます。

この中の『入力オートフォーマット』タブを選択し、下の画像のように『インターネットとネットワークのアドレスをハイパーリンクに変更する』のチェックを外して下さい。

入力オートフォーマット

これで自動的にリンクが張られないようになります。

Excelのハイパーリンクを解除した後の注意点

Excelファイル内のリンクを解除すると、リンクされたデータの更新が自動的に行われなくなります。

これにより、Excelファイルが独立して動作するようになりますが、いくつかの注意点があります。

データの更新

リンクを解除した後は、関連するデータが更新されなくなるため、必要に応じて手動でデータを更新する必要があります。

リンク先のデータが変更されたら、それらの変更内容は手動で取り込む必要があります。

ファイルの移動

リンクを解除すると、ファイルを移動しても、元のリンク先にアクセスする必要がなくなります。

ただし、リンクを解除する前にファイルを移動すると、データのリンクが失われる可能性があるため、リンク解除前にファイルを移動することをお勧めします。

リンクの再設定

リンクを解除したら、必要に応じてリンクを再設定しましょう。

ただし、元のリンク先にアクセスできない場合、リンクを再設定することはできません。その場合、リンクを解除してデータをコピーして使用することが必要になる場合があります。

エラーの修正

リンクを解除すると、関連するエラーが発生する場合があります。

これらのエラーは手動で修正する必要があります。たとえば、#REF!エラーが発生する場合は、関連するセル参照を修正する必要があります。

まとめ)Excel ハイパーリンクの解除|できない・見つからないとき

以上、Excelでハイパーリンクの解除ができないときの対策をお伝えしました。

ハイパーリンクの解除が上手くできない場合、その原因を特定することが重要です。

また、リンクの解除にはいくつかの方法がありますが、正しい方法を選択することが必要です。

これらの方法を活用することで、スムーズにExcelのハイパーリンクの解除を行うことができるようになるでしょう。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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