本記事では、Excelのテキストボックス内における行間や文字間隔の調整方法をお伝えします。
- テキストボックス内の行間を微調整したい
- テキストボックス内の文字間隔が詰まっているので調整したい
Excelでレポートや資料を作成する時、テキストボックス内における文字列の行間や文字間隔を調整したいときがあります。
このままだと見にくいから、行間を広げたい…
そこで役立つのが、行間や文字間隔を変更する設定方法です。
微調整ができなくてお困りの方はぜひご覧ください。
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Excel テキストボックスの行間設定
Excelのテキストボックスを使ってレポートや文書を作成する際、文章の見栄えを良くするために行間を変更したい場合があります。
たとえば↓のような場合、行間をもう少し詰めれば読みやすくなりそうです。
まず行間を広げたいテキストボックス上で右クリックして、その中から『段落』を選択して下さい。
段落設定画面が表示されます。
『インデントと行間隔』タブの中の『間隔』グループから、『行間』のプルダウンを選択して下さい。
今回は『1行』を選択してみました。
すると、行間が狭くなって下のような感じになります。
ここで注意点があります。
エクセルでは、テキストボックス内に収まりきらない文字はこのようにはみ出してしまいます。
これを調整するために、テキストボックスの大きさを広げて、見た目を調整しましょう!
行間を微調整する方法
上記ではテキストボックス内の行間を詰め方をお伝えしてきました。
しかし、1行・1.5行・2行の3パターンだけなので不自由さを感じるかもしれません(下図参照)。
実はさらに細かく調整する方法があるんです。
微調整したい場合は、『行間』の項目を『倍数』に指定して下さい。
これにより『間隔』項目の数値を手入力で指定できるようになります。今回は、0.5としてみました。
間隔を0.5にすると、下のようになります。
間隔が0.5だとさすがに詰めすぎですね…。
必要に応じて読みやすい間隔に調整してみてください。
Excel テキストボックスの文字間隔の設定
文字間隔が狭すぎると文章が読みづらくなり、広すぎると見た目が乱れます。
そこでここからは文字間隔の設定方法を説明します。
例として、間隔を広げる方法をお伝えします。狭めるのも同じ手順です。
- テキストボックスを選択
- 『ホーム』>『フォントグループ』の右下をクリック
- フォントダイアログボックスの『文字幅と間隔』を選択
- 『間隔』項目のプルダウンから選択
- 幅のpt数を入力
以上で文字間隔を調整することができます。
今回は効果を分かりやすくするため、文字間隔を5ptに広げてみました。
文字間隔の調整は読みやすさ向上のために有用ですが、広すぎたり狭すぎたりすると読みづらくなるので注意が必要です。
以上が、Excelにおけるテキストボックス内の文字間隔の設定方法です。
補足:文字のカーニングとは
カーニングとは、特定の文字列の間隔を自動で調整して見やすくしてくれる機能のことです
ただし、結論から言うとカーニングは気にしなくてOKです。
とはいえ、気になる方もいると思うので説明しておきます。
たとえば、大文字のTと小文字のyが隣り合っている文字列があるとします(Tylerなど)。
カーニングなしの通常の文字間隔の場合、下のようになります。
これに対して、カーニングを適用するとこうなります。
よ~く見ると、カーニングありの場合、Tとyの間隔が他の文字間隔より若干、狭くなっています。
ほんとによく見ないと気付かないくらいです。
ではなぜ、カーニングして文字間隔を少し詰めるのか、それは、Tとyの間の隙間が空きすぎているように見えてしまうからです。
具体的に言うと、大文字Tは下にスペースが開いています。
その隣に小文字yが配置されると、Tとyに隙間が空きすぎて見栄えが悪くなってしまう…それを縮めて見やすくするのがカーニングです。
ほとんど見分けがつかない…
まあ、そう思いますよね。
かなり微妙な文字調整なので、出版関係以外の方はカーニングは気にしなくてOKです。
まとめ)Excelでテキストボックスの行間と文字間隔の調整方法
以上、Excelでテキストボックスの行間と文字間隔の調整方法をお伝えしました。
行間の調整方法と文字間隔の調整方法をそれぞれおさらいします。
行間の調整方法です
- テキストボックス上で右クリック
- 段落』を選択
- 『インデントと行間隔』タブの中の『間隔』グループから、『行間』のプルダウンを選択
文字間隔の調整方法です
- テキストボックスを選択
- 『ホーム』>『フォントグループ』の右下をクリック
- フォントダイアログボックスの『文字幅と間隔』を選択
- 『間隔』項目のプルダウンから選択
- 幅のpt数を入力
必要に応じて調整して、見やすい資料を作成しましょう!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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