< 記事作成 >
ヤットキ(業界歴10年のWeb解析士、GAIQ保有。年間100本の映画・ドラマを鑑賞)
透明人間(2020年・アメリカ)
これまでの古典的名作とは何が異なるのか、2020年にリメイクされた本作はどんな内容なのか、とても気になりますよね。
一言でいうと、とても面白い作品でした。
ちょっと、、、ドキドキさせすぎ!
なんといっても、人間の心理的描写や周囲との人間関係を細かく丁寧に描写しています。
このあたりが、従来の透明人間の作品とは一線を画す内容です。
『そこ、そこにいる、、、うわぁ~!』みたいなドキドキ感と、現代的解釈をうまく織り交ぜた極上のスリラーとなっています。
これは掘り出し物でした!
映画:透明人間|古典的洋画を2020年にリメイク
概要
主人公の夫は光学分野の天才的科学者。
技術と才能を活かして起業し、大成功を収める。
裕福な生活を送り順風満帆に見える主人公だが、実生活は大違い。
実はこの夫は支配的な性格で、時には暴力を振るうこともあった。
そんな彼から逃れるため、彼女は秘密裏に計画を立てて逃亡を図る。
衝撃度 | 3.9 |
配信VOD ※個:個別課金 | Amazon プライム・ビデオ(個) U-NEXT(個) dTV(個) |
公 開 | 2020年・アメリカ |
時 間 | 124分 |
主 演 | エリザベス・モス |
監 督 | リー・ワネル |
主人公の夫は光学分野の天才的科学者です。
彼はその才能と技術を活かして会社を立ち上げ、大企業に育て上げました。
豪邸に住み、裕福な生活を送る二人。
一見すると順風満帆な生活のようですが、内情は全く異なっていました。
というのも、彼は支配欲が強く、自分の思い通りにいかないと暴力を振るうことがあったのです。
そんな夫に恐怖を感じていた主人公は、彼の就寝中を見計らって家を抜け出します。
知人の家に匿ってもらっていた彼女でしたが、夫が追いかけてくるのではないかという恐怖が消えることはありませんでした。
深刻なPTSDに陥り、家の外に一歩も出ることができません。
ポストに新聞を取りに行くこともままならないのです。
ある日、あのDV夫が自殺したことをテレビのニュースで知ります。
その後、ある男から一本の電話がかかってきました。電話の主は、自殺した夫の兄です。
電話の要件は遺産相続のことでした。
遺言状には、妻に500万ドルを贈与することが記されていたのです。
これで全て一件落着といきそうですが、事態はそう簡単ではありませんでした。
何者かの巧妙な策略によって、彼女は恐怖と混乱のどん底に突き落とされていくのです…
#映画の中でビックリした瞬間
— 続・池袋らぶせくしー (@RUsrjkCwbF354K8) September 5, 2020
最近では『透明人間』(2020)のこのシーン!居るかもと思ってる所にやっぱり居た時のショック!飛び上がるほどビックリした(笑) pic.twitter.com/vmUldNKxaW
#透明人間 鑑賞!!
— おかはじめ (@TV32341167) February 1, 2021
これはすごい。。こんな二転三転見せられると過去のスリラー映画見ても満足できなくなるかも。。
透明人間の設定が恐ろしいすぎ。。
マーベルのミステリオもそうだけどオカルトやSF映画が段々と社会派に近づいて行ってる気がする。。#映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/Gn656Bz5oB
ストーリーをうまくアレンジして、現代版透明人間として完璧にリメイクした印象です!
『そこそこ、そこにいるよぉ~』というハラハラ・ドキドキ感がたまりませんよ。
映画:透明人間(2020年リメイク版)の注目ポイント
本作を製作したのは「ブラムハウス・プロダクションズ」です。
少ない製作費ながらも良質な作品を数多く手掛けていることで知られるスタジオ。
そして監督はリー・ワネル。
『ソウ』シリーズの脚本を手掛けてきた監督なので、ストーリーの真っ向勝負を挑んできます。
旧作に現代的解釈を盛り込んだリアルな設定が加えられているだけでなく、視聴者の予想を裏切られるはずです。
こんな彼らが作り上げた【透明人間】の特徴は次のような点です。
低予算映画
本作の制作費は700万ドル(約7億7,000万円)。
それに対して興行収入は1億2,000万ドル(約132億円)なので、大成功を収めたと言っていいのではないでしょうか。
制作会社はブラムハウス・プロダクションです。
低予算で面白い作品を作り高い興行収益を上げることで有名な会社で、これまで『パラノーマル・アクティビティ』や『ゲット・アウト』など話題作を数多く手掛けてきました。
CGを多様しなくても、雰囲気でハラハラ・ドキドキさせるのはお手の物だったわけですね。
透明人間の矛盾点
本作で印象に残ったのは、これまでの透明人間の矛盾点をうまく解消していることです。
これまでの作品は、薬品の作用で透明になるというパターンがほとんどでした。
そうだとすれば、着ている服や食べたものまで透明になるのはおかしいのでは?というツッコミができます。
しかし本作の透明人間では、そうした矛盾点がうまく解消されています。
たしかにこの方法なら、何を着ても、何を食べても透明になります。きっとかなり考え抜いた構成に違いありません。
透明人間はドS?
また、透明人間のジワジワくるような攻め方(?)と印象に残りました。
これまでの透明人間の攻撃といえば、背後からこっそり忍び寄り、ナイフや拳銃で直接的に攻撃してくる王道パターンしかありませんでしたが、本作はちょっと違います。
外堀をジワジワ~っと埋めてくるような感じで、主人公を精神的に追い詰めます。
印象に残った点
『きっと、そこに透明人間がいるんだろうな~』という考えが無意識のうちに働いてしまうので、それが怖さを増幅しています。
うまい演出だな~とあらめて感じました。
また、主人公が寒い冬の早朝、玄関の外にあるポストに新聞を取りに行くシーンがあります。
主人公のすぐ後ろには誰もいないはずなのに、白い息が不自然にモワーッっと出たりして、ちょっとしたギミックもありますよ。
気になる人や恋人と一緒に観て、吊り橋効果で盛り上がるのもいいかもしれません!
詳しくは本編をご覧ください!
まとめ)映画:透明人間|古典的洋画を2020年にリメイクするとこうなった!
最後の意外な結末もあって、とても面白い作品でした。
勧善懲悪的な終わり方ではなく、かといって後味が悪いわけではなく、ちょうどいい感じです。
もし自分が同じような罠に陥ってしまったら、途中で諦めて病院で一生を終えてしまいそうな気がします。
その理由は本作をご覧になればよく分かります。
さて、本作やその他のドンデン返し映画は以下のVODで視聴できます。
トライアルに申し込めば多くの作品を無料で視聴できますよ。
あなたはどの作品を楽しみますか?
\かんたん登録、その場で視聴/
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
質問は気軽にコメントへ!
本ページは2024年6月時点の内容です。最新の配信状況はU-NEXT サイトをご確認ください。
コメントはお気軽にどうぞ!