PCでタイプミスすると画面の右下にこんな通知が出てきませんか?
頻繁に表示されると煩わしくてストレスですよね…。

いちいち通知しなくていいよ!
そこで本記事では、こうしたイライラを解決する2つの方法をご紹介します。
- Microsoft IME誤変換記録の通知を消す方法
- Microsoft IMEからGoogle日本語入力に乗り換える方法
PCトラブルでよくあるのは、内蔵マイクやPCカメラの問題です。
もしお困りの場合はこちらをご覧ください。
【Windows10】Microsoft IME誤変換記録の通知を消したい…
では、IMEの簡単な説明の後、実際に通知を消す方法を説明します。
通知を消しても大丈夫なの?
誤変換の通知を消しても大丈夫です。システムが不安定になったりすることはありません。
入力内容の変換精度が左右されるかもしれませんが、普段のPC作業には影響なし!
そもそもIMEってなに?
そもそも、IME(Input Method Editor)とは、『入力方式エディター』というソフトのことです。もう少しわかりやすく言うと、入力文字変換機能です。
イメージしにくいと思いますので、詳しく説明します。
元々、パソコンはアルファベットでの入力を前提に設計されています。
そうなると非アルファベット圏の国や地域の人々が困ります。
なぜなら、ひらがな、カタカナ、漢字、中国語、ハングル、アラビア語などをPCで使うことができないからです。
例えば、日本語で『おはよう』と入力する場合、『ohayou』と入力します。しかし、パソコンではアルファベット入力が前提となっているので、そのままでは『ohayou』としか表示されません。
そこで活躍するのがIMEです。
IMEは『ohayou』を『おはよう』と変換して表示してくれるのです。つまり、アルファベットで入力された内容を、ひらがな・カタカナ・漢字などに変換・表示してくれます。
イメージは↓のような感じです。
ohayou → (IMEが変換して表示) → おはよう
IMEの頑張りに気付くことはあまりなかったのですが、実は縁の下の力持ち的な存在なんですね。
このIMEは各社が開発しており、本記事で取り上げているのは『Microsoft IME』です。
これ以外の有名なものとしては、ジャストシステム社の『ATOK』、Googleの『Google日本語入力』などがあります。
誤変換記録とは?
IMEの役割が分かったところで、誤変換記録とは何かというと文字とおり、ユーザーの誤変換データです。
Microsoft社は、自社IMEの変換精度を向上させるために利用者の誤変換記録を分析しています。
とはいえ、勝手に個人データを収集するわけにはいきません。
そこで、誤変換記録をMicrosoft社に送信する前にユーザーの許可を得るために、

誤変換記録を送信していいですか?
と我々に確認しているわけなのです。
Microsoft IME 誤変換記録の通知を消す方法2選
私は非協力的な人間なので、Microsoft社に誤変換データを送りたくありません(笑)
そこで、誤変換記録の通知を消してしまおうと思います!
『Windows10を設定する方法』と、『GoogleのIME(Google 日本語入力)に乗り換える方法』の2つがありますので、お好きな方をお選びください。
Windowsの設定を変更する
Windowsの設定を変更して、誤変換記録をMicrosoft社へ送信しないようにします。
1. タスクバーの入力モード(画面右下の『あ』や『A』などが表示されている箇所)を右クリック
2. 『誤変換レポート』をクリックします。
3. 『Microsoft IME 誤変換レポート』という小窓が表示されるので、右下の『設定』ボタンを押します。
4. 赤枠内①と②のチェックを外してOKボタンを押します。また、青枠③をチェックしてもOKです。
この場合、誤変換データが一定数蓄積され次第、バックグラウンドで誤変換データが自動的に送信されます(青枠③にチェックを入れる場合は、赤枠①にもチェックを付けてください)。
5. 手順4が終わると、Microsoft IME 誤変換レポートが表示されるので、『通知しない』ボタンを押してください。これで手順は完了です。
なお、Microsoft IMEはWindows標準機能です。外見上は非表示にすることはできてもアンインストールすることはできません。
Google日本語入力に乗り換える
Microsoft IMEからGoogle日本語入力に乗り換える場合の手順は以下のとおりです。
1. Google日本語入力のサイトにアクセスして、ダウンロードボタンを押します。 » Google日本語入力
2. 『同意してインストール』を押しましょう。なお、ここでも誤変換データを自動的に送信するかどうかのチェックボックスがあります。
こちらは自動的(バックグラウンド)なので、送信のたびに通知されることはないようです。
チェックしなくてもインストールできます。通知/非通知のお好みに合わせてチェックするかどうか決めてください。
3. 『GoogleJapaneseInputSetup.exe』というファイルがダウンロードされるので、これをダブルクリックします。
4. 『GoogleJapaneseInputSetup.exe』をダブルクリックすると『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』というメッセージが表示されます。
『はい』を押してインストールしましょう。
5. インストールするとこんな画面になります。
6. インストールが完了すると下のような小窓が表示されます。全てにチェックを入れてOKですし、お好みに合わせて選択してください。
7. インストールが完了すると、タスクバーの右側にGoogle日本語入力のアイコンが追加されます。このアイコンをクリックすると、IMEを選択できます(Microsoft IMEかgoogle日本語入力)。
Microsoft IMEとGoogle日本語入力の違い
Microsoft IMEとGoogle日本語入力がどれだけ違うかというと、正直なところ大差はないように思います。
予測変換の表示はこんな感じでした。操作性には影響はありません。
Microsoft IME Google日本語入力
Google日本語入力は、使い続ければ精度がより高くなるかもしれません。
IMEが勝手に切り替わっちゃう問題を解決
Microsoft IMEはWindows標準機能なので、アンインストールできません。
そのため、せっかくGoogle日本語入力をインストールして使い始めたものの、いつの間にかMicrosoft IMEに戻ってしまうことがあります。
そんなときは、タスクバー上でMicrosoft IMEを非表示にして、機能を強制的にストップさせることができます。
Microsoft IMEを非表示にする方法
1. スタートメニューのアイコンをクリックして『設定』をクリックして『Windowsの設定画面』を開きます。
2. 『Windowsの設定』画面から『時刻と言語』画面を選択して、『日付と時刻』画面を開きます。
3. 『日付と時刻』画面の左サイドバーのメニューから『言語』を選択します。すると『言語』画面が開きます。
4. 『言語』画面から日本語を選択すると『オプション』ボタンが表示されます。そのまま『オプション』を押してください。
5. 『言語のオプション:日本語』画面が表示されるので、『Microsoft IME』をクリックして下さい。すると『削除』ボタンが表示されます。そのまま『削除』ボタンを押します。
これでMicrosoft IMEの非表示手順は完了です。
6. 確認のため、タスクバーをご覧ください。Microsoft IMEのアイコンが消えました。これでOKです!
手順は以上で完了です!
再びMicrosoft IMEを使えるようにする方法
先ほどの手順はMicrosoft IMEの非表示手順でしたが、必要に応じて再び表示させることもできます。
1. 先ほどの『言語のオプション:日本語』画面を表示して、『キーボードの追加』を押して『Microsoft IME』を選択してください。
2. これで再びMicrosoft IMEを使用できるようになります。タスクバーの右下にMicrosoft IMEのアイコンが表示されていることを確認してください。
以上で手順は完了です!
【Windows10】Microsoft IME誤変換記録の通知を消す方法:まとめ
以上、【Windows10】 IME誤変換記録の通知を消す方法でした。主な方法としては以下の3つです。
- Microsoft IMEの誤変換記録設定を変更する
- Google日本語入力へ乗り換える
- Microsoft IMEを非表示にする
正直なところ、どちらのIMEでも大差はないように思います。
私は違いを確かめるため、Google日本語入力をしばらく使ってみます。
追記:Google日本語入力に変更してから一ヶ月以上が経過しましたが、なんら不自由はありません。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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