本記事では、Windows10/11におけるMicrosoft IMEの削除(無効)設定と、誤変換記録通知を消す方法を説明します。
- Microsoft IME誤変換記録の通知を消したい
- Microsoft IMEからGoogle IMEに乗り換えたい
PCでタイプミスをすると、画面の右下にこんな通知が出てきませんか?
頻繁に表示されると煩わしくてストレスですよね…。
- Microsoft IMEの誤変換記録設定を変更
- Microsoft IMEを非表示
- Google日本語入力へ乗り換え
こうしたメッセージはサクッと非表示にしてしまいましょう。
私はそれでストレスが軽減されました。
なお、Windows10のサポート終了は2025年10月14日の予定です。サポートが切れる前に、早めにWindows11搭載パソコンへ移行しましょう。
また、大学入学などでパソコンが必要なお子さんには下の記事がおすすめです。
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【Windows10/11】Microsoft IMEの削除(無効)設定
IME(Input Method Editor)とは、『入力方式エディター』という入力文字変換機能のことです。
イメージしにくいと思いますので、詳しく説明します。
元々、パソコンはアルファベットでの入力を前提に設計されていますが、そうなると、日本のような非アルファベット圏の国や地域の人々が困ります。
なぜなら、ひらがな、カタカナ、漢字、中国語、ハングル、アラビア語などをPCで使うことができないからです。
例えば、日本語で『おはよう』と入力する場合、『ohayou』と入力します。しかし、パソコンはアルファベット入力が前提なので、そのままでは『ohayou』としか表示されません。
そこで活躍するのがIMEです。
IMEは『ohayou』を『おはよう』と変換して表示してくれるのです。つまり、アルファベットで入力された内容を、ひらがな・カタカナ・漢字などに変換・表示してくれます。
IMEのイメージ
ohayou → IMEが『ohayou』を日本語に変換 → おはよう
パソコンを使っていてもIMEの働きに気付くことはあまりないのですが、実は縁の下の力持ち的な存在なんですね。
ちなみにこのIMEは各社が開発しています。
有名なものとしては、ジャストシステム社の『ATOK』、Googleの『Google日本語入力』などがあります。
誤変換記録とは?
IMEの役割が分かったところで、誤変換記録についても説明します。
これは文字とおり、ユーザーの誤変換データです。
Microsoft社では、自社IMEの変換精度向上のためにユーザーの誤変換記録を分析しています。
とはいえ、勝手に個人データを収集するわけにはいきません。
そこで、ユーザーの許可を得てから誤変換記録をMicrosoft社に送信しようとしているのです。
誤変換記録を送信していいですか?
Windows10/11でMicrosoft IMEを削除(無効)できる?
Microsoft IMEが大事な機能であることは分かりました。
しかし、誤変換記録通知はかなり鬱陶しいので、できればMicrosoft IMEを削除したいところです。
結論から言うと、Windows10/11では、Microsoft IMEをアンインストールできません。これはWindowsパソコンの仕組み上、仕方のないことです。
IMEの切り替えで対応していく必要があります。
ただし、誤変換記録通知を停止させることは可能なので、さっそくやっていきましょう!
【Windows10/11】Microsoft IME|誤変換記録通知の停止設定
タスクバーの入力モード(画面右下の『あ』や『A』などが表示されている箇所)を右クリックしてください。
【誤変換レポート】をクリックします。
【Microsoft IME 誤変換レポート】という小窓が表示されるので、右下の『設定』ボタンを押してください。
下図の赤枠内①と②のチェックを外してOKボタンを押します。
青枠③をチェックしてもOKです(青枠③にチェックを入れる場合は、赤枠①にもチェックを付けてください)。
一定量の誤変換データが蓄積されると、誤変換データが自動的に送信されます。
上の手順が終わると、Microsoft IME 誤変換レポートが表示されるので、『通知しない』ボタンを押しましょう。
これで手順は終了です。
上記の方法でご返還記録通知を停止できたので、次はGoogle IMEに切り替えます。
Google IME(日本語入力)への切り替え
Google日本語入力のサイトにアクセスして、ダウンロードボタンを押します。 » Google日本語入力
【同意してインストール】を押しましょう。
ここでも誤変換データを自動的に送信するかどうかのチェックボックスがあります。
通知/非通知のお好みに合わせてチェックするかどうか決めてください。
チェックしなくてもインストールできます。
ちなみに、Google IMEの場合、エラーレポートの送信が自動的(バックグラウンド)に行われるので、送信のたびに通知されることはないようです。
【GoogleJapaneseInputSetup.exe】というファイルがダウンロードされるので、これをダブルクリックしましょう。
【GoogleJapaneseInputSetup.exe】をダブルクリックすると、『このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?』というメッセージが表示されます。
『はい』を押してインストールしてください。すると、こんな画面になります。
完了すると下のような小窓が表示されます。お好みに合わせてチェックを入れてください。
インストールが完了すると、タスクバーの右側にGoogle日本語入力のアイコンが追加されます。
このアイコンをクリックすると、IMEを選択できます(Microsoft IMEかgoogle日本語入力)。
Microsoft IMEとGoogle日本語入力の違い
Microsoft IMEとGoogle日本語入力を使ってみて、どちらも大差はないように思いました。
予測変換の表示はこんな感じです。操作性には影響はありません。
Google日本語入力は、使い続ければ精度がより高くなるかもしれません。
IMEが勝手に切り替わっちゃう問題を解決
Google日本語入力を使い始めたものの、いつの間にかMicrosoft IMEに戻ってしまうことがあります。
そんなときは、タスクバー上でMicrosoft IMEを非表示にして、機能を強制的にストップさせることができます。
Microsoft IMEを非表示にする方法
スタートメニューのアイコンの【設定】をクリックして、【Windowsの設定画面】を開きます。
【Windowsの設定】画面から【時刻と言語】画面を選択して、【日付と時刻】画面を開いてください。
【日付と時刻】画面の左サイドバーのメニューから【言語】を選択します。
すると【言語】画面が開きます。
【言語】画面から日本語を選択すると『オプション』ボタンが表示されます。
そのまま【オプション】を押してください。
【言語のオプション:日本語】画面が表示されるので、【Microsoft IME】をクリックして、【削除】ボタンを押します。
これでMicrosoft IMEの非表示手順は完了です。
確認のため、タスクバーをご覧ください。Microsoft IMEのアイコンが消えていればOKです!
Microsoft IMEを再インストールする方法
上記の方法で削除したMicrosoft IMEは、復活(再インストール)も可能です。
先ほどの【言語のオプション:日本語】画面を表示してください。
【キーボードの追加】を押して『Microsoft IME』を選択しましょう。
これで再びMicrosoft IMEを使用できるようになります。
タスクバーの右下にMicrosoft IMEのアイコンが表示されていることを確認してください。
以上で完了です!
まとめ)【Windows10/11】Microsoft IMEの削除(無効)設定
以上、Microsoft IMEの削除と、誤変換記録通知を消す方法を検証してきました。
主な方法としては以下の3つです。
- Microsoft IMEの誤変換記録設定を変更する
- Microsoft IMEを非表示にする
- Google日本語入力へ乗り換える
また、Google日本語入力に変更してから一ヶ月以上が経過しましたが、特に不自由はありません。
MicrosoftでもGoogleでもお好きなIMEを選択すればOKです。
ちなみに、Windows10のサポートは2025年10月14日に終了しますが、OSのアップグレードは済みましたか?
早めにWindows11搭載パソコンへ移行してしまえば、内蔵マイクの突然な不調で困ることもないでしょう!
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それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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Windows 10 22H2 では、この方法では MS IME の削除はできなくなっています。削除ボタンがグレーアウトしています。