やさしいパワーポイント｜設定したパスワードの解除方法

パワーポイントのファイルにかけたパスワードを変更や解除したいことがあると思います。

どちらの作業もいったん、設定したパスワードを削除する必要があります。

といってもあまりイメージがわかないと思うので、図解で具体的にお伝えしていきます。

やさしいパワーポイント｜設定したパスワードの解除方法

パスワード解除は、次のどちらでパスワード設定したかによって方法が異なります。

両者の違いは、パスワード設定の細かさです。

プレゼンテーションの保護では、ファイルの閲覧時にパスワードを求めます。また、閲覧だけでなく編集も可能です。もっとも一般的な方法といえます。

全般オプションは、閲覧時と編集時のパスワードを別々に設定します。ファイルの閲覧だけでなく、編集時にもパスワードを求めます。高いセキュリティ性がある反面、ちょっと面倒くさいと感じるかもしれません。

では実際に、それぞれの方法をみていきましょう。

『プレゼンテーションの保護』で設定したパスワードを解除

プレゼンテーションの保護から設定したパスワードの解除は、以下のように行ってください。

まずパスワードを解除したいパワポファイルを起動してパスワードを入力しましょう。

その後、ファイルタブをクリックします。

サイドメニューの情報＞プレゼンテーションの保護を選択します。

パスワードを使用して暗号化をクリックしましょう。

パスワードの設定ダイアログが表示されます。

ここには現在設定されているパスワードが入力されているはずなので、これをbackspaceキーなどで削除してOKボタンを押しましょう。

後はファイルを保存すれば、パワーポイントのパスワード解除が完了です。

『全般オプション』で設定したパスワードを解除

まずパスワードを解除したいパワポファイルを起動してパスワードを入力しましょう。

その後、ファイルタブをクリックします。

以降のパスワード解除方法はOfficeソフト（Word、Excel、PowerPoint）で共通なので、Excelの場合を例にしてお伝えします。

名前を付けて保存から参照を選択してください。

すると下図のようにツリーメニューが表示されます。ファイルを保存する場所を指定してファイル名を入力しましょう（今回はデスクトップを指定しました）。

そして、画面下の保存ボタンの左にあるツールをクリックしましょう。プルダウンメニューの中から全般オプションを選択してください。

ここには現在設定されているパスワードが入力されているはずなので、これをbackspaceキーなどで削除してOKボタンを押しましょう。

後はファイルを保存すれば、パワーポイントのパスワード解除が完了です。

パスワードを忘れたら絶望的！

重要な情報を扱う場合はパスワード設定を行うことで、情報漏えいや改ざんを防止できますが、パスワードを忘れると絶望的です。

管理と定期的な変更を心がけてください。

もしパスワードを忘れてしまったら諦めるしかありません。

拡張子を変更したりパスワード解析ソフトの使用など、かなり強引な方法で復元を試みることもできますが、必ずしも成功するとは限りません。

パスワードは絶対に忘れないようにしましょう！

ツールを使用したことによる一切の責任は当ブログでは負いかねます。

まとめ）やさしいパワーポイント｜設定したパスワードの解除方法

以上、パワーポイントのファイルにおけるパスワードの解除方法を2つお伝えしました。

どちらの方法でパスワードを設定したのかが変わりますので、状況に応じて適切な方を選択してください。