重要な会議で使うパワーポイントのファイルには、機密情報を含んでいる場合がよくあります。
そのため、セキュリティには十分気を付けておきましょう!
そこで本記事では、パスワードの設定方法を2つ紹介します。
スライド作成もAIにおまかせ!自動生成により、作成時間を最大1/3に圧縮!
\無料の2週間トライアル/
いつでも解約できるから安心!
イルシルのレビュー記事はこちら
イルシルのレビューです
- 大手通信企業の元SE
- 業界歴15年のWeb解析士
- 携わったSNSは約100件
- Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
パワーポイントのファイルに鍵を!パスワードの設定方法2つ
パワーポイントファイルのパスワードのかけ方は主に次の2種類です。
- プレゼンテーションの保護:閲覧時にパスワードの入力
- 全般オプション:閲覧時と編集時にパスワードの入力
両者の違いは、パスワード設定の細かさです。
プレゼンテーションの保護
では、ファイルの閲覧時にパスワードを求めます。パスワードがあっていれば誰でも編集可能です。もっとも一般的な方法です。
全般オプション
は、閲覧時と編集時のパスワードを別々に設定します。ファイルの閲覧だけでなく、編集時にもパスワードを求めます。高いセキュリティ性がある反面、ちょっと面倒くさいと感じるかもしれません。
では実際に、それぞれをみていきましょう。
『プレゼンテーションの保護』によるパスワード設定
プレゼンテーションの保護
によるパスワード設定では、ファイルの閲覧時にのみパスワードを求めます。
まず、ファイル
タブをクリックしてください。
サイドメニューの情報
>プレゼンテーションの保護
を選択します。
パスワードを使用して暗号化
をクリックしましょう。
パスワードの設定ダイアログが表示されます。ここに任意のパスワードを入力して下さい。
再度、同じパスワードを入力します。これでパスワードの設定は完了です。
設定が完了すると下図のようになります。プレゼンテーションの保護
が黄色になっていればOKです。
次回以降、ファイルを起動するとパスワードの入力が求められます。
無事にパスワードの設定は完了しましたか?
このパスワードが合っていれば、あとは閲覧も編集も可能です。
次項では、より厳密な『全般オプション』からのパスワード設定をお伝えします。
『全般オプション』によるパスワード設定
『全般オプション』によるパスワード設定では、閲覧だけでなく編集のパスワードも設定します。
ファイルの閲覧と編集の両方に制限をかけるので、先ほどの『ブックの保護』よりも高いセキュリティが期待できます。
なお、この設定方法はOfficeソフト(Word、Excel、PowerPoint)で共通なので、Excelの場合を例にしてお伝えします。
まず、ファイル
タブをクリックしましょう。
名前を付けて保存
から参照
を選択してください。
すると下図のようにツリーメニューが表示されます。ファイルを保存する場所を指定してファイル名を入力しましょう(今回はデスクトップを指定しました)。
そして、画面下の保存
ボタンの左にあるツール
をクリックしましょう。プルダウンメニューの中から全般オプション
を選択してください。
読み取りパスワード
と書き込みパスワード
の二つを設定してOKボタンをクリックしましょう。
上記2つのパスワードを設定すると、まず読み取りパスワードの再入力が求められます。間違えないように入力してください。
次に編集用パスワードの再入力が求められます。
以上の操作が完了すると名前を付けて保存の画面に戻ります。
保存
ボタンを押すと全般オプションのパスワード設定は完了です。ファイルを閉じてください。
以降、パスワードを設定されたファイルを開くと、下のようにパスワードの入力を求められます。
パスワードを忘れたら絶望的!
重要な情報を扱う場合はパスワード設定を行うことで、情報漏えいや改ざんを防止できますが、パスワードを忘れると絶望的です。
管理と定期的な変更を心がけてください。
しかし、もしパスワードを忘れてしまったらどうしたらよいのでしょうか?
あぁぁ!パスワードのメモを失くしちゃった!
結論を言うと、諦めましょう…
拡張子を変更したりパスワード解析ソフトの使用など、かなり強引な方法で復元を試みることもできますが、必ずしも成功するとは限りません。
また、パスワードを解析して解除するツールも存在するようですが、それらを実行することで不正アクセスが生じる可能性もあり、セキュリティリスクが高まります。
ググればそうしたツールが見つかるかもしれませんが、使用する場合は、ご自身の判断で使用してください。
ツールを使用したことによる一切の責任は当ブログでは負いかねます。
まとめ)パワーポイントのファイルに鍵を!パスワードの設定方法
以上、パワーポイントのファイルにおけつパスワードの設定方法を2つお伝えしました。
ファイルの閲覧だけにパスワードを設定したいなら、ブックの保護
です。
ファイルの閲覧だけでなく編集にもパスワードをかけたいなら全般オプション
です。
状況に応じて適切な方を選択してください。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
質問は気軽にコメントへ!
関連記事 (クリックで展開)
約50本の基本・便利ワザを掲載!
コメントはお気軽にどうぞ!