パワポでの波線の作り方は意外と知られていないませんが、プレゼン資料の雰囲気を一気に柔らげてくれる便利テクです。
直線では堅すぎる場面でも、なみなみ線を加えることで親しみやすさを演出できます。
例えば区切り線を波線に変えるだけで、堅苦しい資料がぐっと見やすくなった経験、私自身、何度もあります。
- パワポで波線を作る基本ステップ
- パワポのグリッド線で細かく調整するコツ
でも、パワーポイントには波線の図形は用意されていないので、そのやり方がわからないと苦戦することになります。
「線一本」の工夫で、プレゼンは驚くほど印象的になります。あなたも波線をマスターして、もっと魅力的な資料作りに挑戦してみませんか?

そういえば、作り方がわからないや…
そこで本記事では、パワーポイントによる波線の作り方をお伝えします。
意外にも知らない人が多いので、これを機会にぜひマスターしてください。
ちなみに、『今さらこんなこと聞いてくるなんて…』と思われるのが怖くて質問できなかった経験はありませんか?
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パワポによる波線の作り方 | コツはグリッド線の活用

パワポによる波線(なみなみ線)の作り方を覚えるよりも前に、まず知っておきたいのが「なぜ波線を使うのか」と「作業環境の整え方」です。
波線は強調や装飾に役立ちますが、フリーハンドで描くと不揃いになりやすいのが難点。
そこで、グリッド線やガイド線を活用して準備を整えておくと、スムーズにきれいな波線が描けます。
ここでは作成に入る前の基本的な準備を整理しておきましょう。
準備:グリッド線を表示する:細かく設定する方法
パワーポイントでキレイな波線を作り方を知るために、まずはグリッド線を表示させていきます。
波線を均等に描くにはこの「グリッド線の設定」が欠かせません。
パワポでは[表示]タブ →[グリッド線]をオンにすることで、スライド上に目安となる線が表示されます。初心者ほどグリッド線を細かくしておくのがおすすめです。
表示
タブ>表示
グループ>グリッド線
にチェックを入れましょう。

画面に↓のような点線の格子が表示されます。これがグリッド線です。

また、グリッド線の間隔を広く/狭くしたい場合は、表示
タブ>表示
グループの右下にある矢印をクリックしましょう。

このグリッドとガイドのダイアログで細かく調整できます。初心者ほどグリッド線を細かくしておくのがおすすめです。

これで下準備が整いました。いよいよ、波線を作っていきます。
パワポでなみなみ線を作る具体的方法

パワポでは「曲線ツール」「テキスト記号」「図形の編集」など、複数の方法でなみなみ線を作ることができます。
それぞれにメリットとデメリットがあり、目的や時間に応じて使い分けるのがポイントです。
ここでは代表的な方法であるもっとも自由度が高いのが[挿入]→[図形]→[曲線]を使うテクニックを紹介します。
クリックするごとに頂点ができ、グリッド線に沿って山と谷を交互にクリックすると、きれいな波線が作れます。
それでは、実際の操作手順とともに見ていきましょう!
挿入
タブ>図
グループ>図形
をクリックして図形の一覧を表示させます。

この中から曲線
を選びましょう。

そしてここからが本番です。
グリッド線の縦線と横線の交点でクリックしていきましょう。クリックした箇所で線が曲がります。

描画を終了するときは、Esc
キーを押してください。
すると、下図のようなキレイな波線が出来上がります。

そして、オブジェクトの境界線にある白い丸を移動させると、線を拡大・縮小できます。

すると、こんな曲線を作ることも可能です。

図形の書式
タブ>図形のスタイル
グループから各種設定をカスタムできます。

たとえば、線を太くして色を赤にしてみました。

グリッド線を使いながら色や太さをカスタマイズすれば、かなりキレイな波線を作れることがお分かりいただけたでしょうか。
なお、この波線を活用した省略破線の作り方や図形・接合の使い方もぜひチェックしておいてください。
グリッド線を細かく扱う:パワポの波線をきれいに作るコツ

見やすく・均等に整えてパワポの波線をきれいに作るコツは、上記のように「グリッド線」の設定が欠かせません。
このグリッド線を細かく表示することで、初心者でも波線をきれいに揃えられます。ここではその具体的な設定方法とコツを紹介します。
グリッド線の表示切替と間隔の変更方法
グリッド線の初期設定では間隔が広めですが、[表示]→[グリッドとガイド]から間隔を「0.1cm」や「0.2cm」単位に細かく設定できます。
間隔を狭くすればするほど、曲線を滑らかに描く基準として使いやすくなります。
拡大表示(ズーム)+微調整で細かく整えるコツ
細かい波線を描くときはスライドを「200%以上」に拡大表示するのがおすすめです。
ズームすることでクリック位置が正確になり、波の山と谷が均等に揃います。
さらに描いた後で頂点を微調整すれば、プロっぽい仕上がりになります。
よくある失敗例:パワポでの波線の作り方でよくあるミス
波線はシンプルな装飾ですが、実際に作ろうとすると「思ったより難しい」と感じる人が多いです。
ありがちな失敗を知っておくことで、同じミスを繰り返さずに済みます。ここではよくある失敗例と、その解決策をまとめました。
波の高さが不揃い、山と谷のずれが目立つ
波線を描いたのに「途中から波が小さくなってしまう」「谷の位置がバラバラになる」といったケースは多いです。原因はクリック位置が曖昧なこと。
👉 対策:グリッド線を細かく設定し、「1マス上げてクリック、1マス下げてクリック」とルールを決めて作業すると均一になります。
線がギザギザ・カクカクになる問題と滑らかさを出す方法
曲線ツールを使ったつもりが、直線のつなぎ合わせのようにギザギザになってしまうことも。
👉 対策:頂点を右クリックして[スムージング]を適用すれば、カーブがなめらかに補正されます。作業後に全体をチェックして、不自然な角があれば必ず修正しましょう。
線太さ・色・線端の扱いで見栄えが悪くなるポイント
せっかく波線を描いても、線が太すぎたり、色が背景と合わなかったりするとデザイン性が下がります。さらに、線端が角張っていると波の印象が硬く見えることも。
👉 対策:[図形の書式設定]から「線の太さ」を細めに調整し、必要に応じて「丸い線端」に変更すると、柔らかい印象の波線になります。
実体験から学ぶ:私が波線作成で試したこと
ここでは、実際に私がパワポで波線を作成してみて感じたことや工夫したポイントを共有します。
単なる操作手順だけでなく、使ってみてわかったメリット・デメリットも紹介するので、同じように取り組む方のご参考にどうぞ。
資料で波線を使ったスライドデザイン
私は会議資料で「補足説明を強調する目的」で波線を使用しました。
直線だと固い印象でしたが、なみなみ線にすることで柔らかく、見やすさもアップ。
特に箇条書きの下に波線を加えると、注意を引きつけながらスライド全体の雰囲気も和らぎました。
「時間 vs クオリティ」のバランス
最初は曲線ツールで丁寧に作ろうとしましたが、時間がかかりすぎることが判明。
最終的にはテキストの「~」を利用して手早く仕上げました。
重要な場面では曲線ツール、時間がないときはテキスト活用、と使い分けるのが効率的だと実感しました。
他の人に見せて気づいた改善点
完成したスライドを同僚に見せたところ、「波の高さがバラバラだと気になる」とフィードバックをもらいました。
そこでグリッド線を細かく設定し、スナップ機能を活用して再調整。
その結果、仕上がりの精度が格段に向上しました。実際に見てもらうことで、客観的な改善点に気づけたのは大きな収穫でした。
この記事の関連リンク集

当ブログでは、パワポ初心者の皆さんが知っておくと得する、基本~応用ワザをまとめて1本にしたカタログ的な記事を用意しています。
また、さらに上を目指したい方にピッタリな、Officeスキルを体系的に学べる人気オンラインスクールの特集記事も用意しました。こちらもチェックしてみてください。
特集記事Officeオンラインスクールおすすめ3選|Excel・Word・パワポ&MOS ≫
そして、本記事で紹介した関連リンクはこちらです。
ぜひご覧ください!
FAQ:「パワポによる波線の作り方」に関するよくある質問

ここまでは具体的な方法を一通りお伝えしてきましたが、その他にも細かい疑問や迷いやすいポイントがいくつかあります。
そこで以下では、よくある質問をFAQ形式でまとめました。
- パワポのどのバージョンでも波線は作れますか?
-
基本的な「曲線ツール」「図形の編集」「テキスト入力」は、PowerPoint 2010以降で共通して利用できます。ただし、最新バージョンの方が操作性や表示が安定しているためおすすめです。
- 波線の長さを自由に調整するにはどうすればいいですか?
-
曲線ツールで作成した場合は頂点を編集して長さを伸ばせます。テキストの「~~」を使う場合はコピー&ペーストで複製して自然につなぐ方法が便利です。
- 下線を波線にすることはできますか?
-
可能です。波線は図形扱いになるため、コピー&ペーストで別スライドや別ファイルに貼り付けて再利用できます。また、蛍光マーカー機能の使用もおススメです。
- 既存の直線を波線に変えることはできますか?
-
直線を右クリックして[頂点の編集]を選び、頂点を上下に動かせば波線に加工できます。ただし、初めから曲線ツールで作成した方が自然な波になります。
- 時間がないときに一番早く波線を作る方法は?
-
テキストで「~~」を入力する方法が最速です。フォントを調整すれば波線として使えますが、若干の違和感が出る可能性があります。
- 波線をコピーして別のスライドでも使えますか?
-
可能です。波線は図形扱いになるため、コピー&ペーストで別スライドや別ファイルに貼り付けて再利用できます。
まとめ)パワポによる「波線・なみなみ線」の作り方

以上、パワポによる「波線」の作り方をお伝えしました。
グリッド線を細かく設定することで、初心者でもきれいに揃った波線を作成できます。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると自分の思い通りに波線をデザインできるようになります。
プレゼン資料のアクセントや、視線を引きたい場面で波線を効果的に使い、伝わるスライド作りにお役立てください。
「Excelの関数が苦手…」「Wordの文字の位置がズレる!」「説得力あるスライドを作れない」など、苦手意識を感じることはありませんか?

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