- コスパの良い審判用腕時計を探している
- 失敗しない、オススメの時計を知りたい
『見やすくて、シンプルな操作性』
そんな審判用腕時計に興味ありませんか?

種類がたくさんあって、どれにすればいいのやら…
そんな方に向けて、本記事では、コスパの良いサッカー審判時計のおすすめ5つとスマートウォッチを紹介します。
審判歴約20年の私が厳選したものなので、この中から選べば間違いありません。
それ以外のものであっても価格と性能のバランスが絶妙です。
もちろん、サッカー以外の審判でも重宝します。
この記事を書いた人

4級審判を約20年。コーチもやってます。
ジュニアサッカーのことはなんでも!
Twitterは→ @yattoki_mashita
サッカー審判時計のおすすめ5つ+スマートウォッチの紹介
ではいよいよ、おすすめ5つを紹介します。
まずはイチオシのSTW-1000-1JHからです。
STW-1000-1JH | コスパ抜群!おすすめNo.1
本機の視認性を日なたと日陰で比較してみました。
どちらの場合もハッキリと時間を確認できることが分かります。


まさに『使いやすさ』と『見やすさ』を兼ね備えた、審判に最適な時計です。
下の動画ではこの時計の形状などがよく分かります(サムネ画像がちょっと雑ですが…)。
以下、この時計の特徴を詳しく説明します。
- 画面が見やすい
- ボタンが押しやすい
- バッテリー切れの心配がない
- その1:画面が見やすい
-
とにかく見やすい!
審判用の時計には、視認性の高さは大事な要素です。
STW-1000-1JFは通常の時計よりもワイド液晶ディスプレイなので、チラ見だけでタイムを確認できます。
- その2:ボタンが押しやすい
-
腕時計の操作で最も多く感じるストレスは『ボタンが押しにくい』ことです。
しかし、STW-1000-1JFはボタンを正面に配置して、そうした不満を解消しています。
使ってみると想像以上の快適さを実感できますよ!
- その3:ソーラー充電なのでバッテリー長持ち
-
部屋の照明からも発電し、22時~6時の間は自動で節電モードに切り替わります。
いざという時に電池切れ…という心配がありません。5年はもちます。
カラーバリエーションは4色あります。
なかでも下のグレーはかなりの人気です。
Twitterで生の声を拾ってみました。好意的な意見が多い印象です。
カシオの「大槻モデル」STW-1000-1JFですが、実売価格は9000円以下みたいですね。
— おき@浦和 (@bikeerx) April 20, 2018
安いしサッカー観戦用に良いかもしれない。
ソーラー電波時計だし性能的には十分ですね。 pic.twitter.com/EqTja8oYFD
CASIOのソーラー電波時計、PHYSシリーズのSTW-1000。
— 青木亮輔 (@aokiryosuke) July 26, 2020
2012年に購入した時計でチベット遠征や林業の現場などかなり酷使してきたと思うけど、今までトラブルなし。
ここで初めてバンドが切れてしまった。
新しい時計が欲しい気もするけど、捨てる気にもならないからバンドを交換しよう。#CASIO pic.twitter.com/DzX1C7i3GB
『長年の酷使でバンドが切れたけど、交換してもう一度使いたい』というツイートはリアルな使用感ですね。
本体が頑丈すぎてバンドの方が先に痛むというのはなんとも皮肉ですが、耐久性の高い証拠といえます。
G-LIDE GBX-100-1JF | 今後のスタンダードになる予感
このモデル、デザインが秀逸!
実際に着けてみるとこんな感じです。

G-SHOCKの醍醐味でもある適度なゴツゴツ感があり、ちょうどよい大きさ。
視認性もご覧の通り、クッキリと表示されています。従来のデジタルよりも見やすいです。
操作性も問題なし。
左下のモードボタンからストップウォッチモードにすぐ切り替えられました。物理ボタンによる操作なので、従来のデジタルG-ショックと同じ感覚で使用することができます。
審判時計としても申し分ありません。
そして特筆すべきなのは軽さ!これ、本当に軽いんです!
また、ほどよい厚みが安定感を生み出しているので、アウトドアなどにもピッタリです。
ベルトは樹脂製のなので頑丈かつ柔らかく、見た目に反して手首への圧迫感はありません。

ズシッとくる感じが好きです! pic.twitter.com/tlIeCQ3qQV
— MD (@yosanarimasen) October 4, 2021
帰宅してGAX-100。
— great G-SHOCK world (@gshockjp) October 3, 2021
このMIP液晶は本当に見やすい。 pic.twitter.com/MVwYcYBSZp
Bluetoothによるスマホとの連携機能によって、メールや着信の確認ができます。
この時計を一言で表現すると、スマートウォッチとデジタル腕時計の中間といった位置付けです。
ただし、GPS機能はありませんのでご注意ください。
ちなみに、スマートウォッチでレフェリングした方のブログによると、こんな面白いことが書かれていました。
- 試合中、メールやLINEの通知が入る
- 雨や汗のため、タップしても反応しない
試合中にLINEやメールの通知が入ってきたら困りますね(笑)。
しかし、このG-LIDEはスマホ連携を無効にできるのでそうした心配はありません。
また、このG-LIDE GBX-100-1JFは元々、サーファー向けに設計されたものなので、水に強く、汗や雨が原因でタップしても反応しないということもないでしょう。
ただ、店員さんに聞いてみて分かった残念ポイントは、電池寿命が思ったよりも短いことです。
ソーラー充電ではないので、電池寿命は約2~3年だそうです。これからの改善点でしょう。
とはいえ、値段・性能・デザイン・使いやすさのバランスは秀逸!
人気なので、店頭に出すとすぐ売り切れるそうです。
このカラーもチェック!
色違いのモデルもあります。かなり渋いです!
正面から見るとこんな感じ。

角度をズラすと下のような見栄えです。かなりしっくりきます。
今、もっとも欲しい一本です!

GBD-200-1JF|見た目も機能も申し分なし!完売必至
レフェリングはもちろん、仕事や遊びなども幅広くカバーしてくれる一本を見つけました!
その名もGBD-200-1JF
発売日翌日にさっそく店頭で試着したところ、これがとてもイイ!
スマートウォッチに比べると通信機能が若干少ないものの、軽いうえに液晶が見やすく、Bluetoothでスマホと連動することが可能です。
カラーはブラック・イエロー・ブルーなどの6色展開ですが、 ブラックが一番シックリきます。
下の画像はブラックモデルですが、実際はダークグレーに近い色合いです。


どうですか?
G-ショック従来の無骨さと最先端のデザインが融合したフォルムがたまりません!
『これは買いかも!』と思わせられました。
店頭に置いておくとすぐに売れていくくらい、かなりの人気モデルとなっています(店員さん談)。
プレゼントや自分へのご褒美などには、うってつけの一本です。
GBD-200は、直射日光の下でも文字盤がよく見えるので、時間の確認もしやすかったです。
— と (@dorcus_nokomaru) July 24, 2021
↓GBD-200-1JF↓ pic.twitter.com/bWPjp1CYh4
製品発表以来とても楽しみだった噂の新型(GBD-200-1JF)。トレーニング用らしく軽い。歩数計も見やすい。Bluetooth接続で時刻補正が簡単。ちょっとしたスマートフォン機能があって着信通知が楽しい。なによりリーズナブル。現代のG-SHOCKらしいG-SHOCKと思う。非常にカッコいい。ガシガシ使うぜ。 pic.twitter.com/d2FiSPalfz
— 梅林秀行 (@chang_ume) July 21, 2021
SDB-100-1B| 高機能かつコンパクト
SDB-100-1Bは小ぶりなサイズです。レフリーウェアの袖口にすっぽりと収まるので、かさばりません。
『画面が小さくて見にくいのでは?』と不安になりそうですが、心配なく!
スクエア画面なので、意外なほくらいの高い視認性があります。
さらに、STRAT/STOPボタンが正面に配置されていて、オートライト機能も搭載です!
必要なエッセンスをギュッと詰め込んだようなイメージですね。
しかも電池寿命は10年なので、コンパクトですが非常に長持ち。
スポーツをやっている小学生や中学・高校の進学祝いなどにもピッタリです!
STR300CJ1JF | 名機の血を受け継ぐ逸品
実はこのモデル、惜しまれつつ廃盤となった審判時計の名機PHYS TIMERS11にそっくりです。
TIMERS11はサッカーの審判用腕時計としてかなり人気が高かったので、その血を引くSTR-300CJ-1JFの使いやすさも折り紙付き。
最近では店頭で見かけることが少なくなったモデルですが、やっと見つけたのでブラックとネイビーを試着してきました。




ストップウォッチモードにした時のSTARTとSTOPボタンが分かりにくいのが玉にキズですが、2~3回ほど使っているうちに慣れるのでさほど問題ではありません。
かなり軽く、タイムを計測するときの『ピピッ』という音も聞き取りやすいので、ランニングウォッチとしては最適です。
値段も手頃なので、愛用者が急増しています。
G-5600E-1JF | 質実剛健!G-SHOCK本来の渋さ
G-SHOCKの原点、シンプルイズベスト!
そんな雰囲気にピッタリなのがG-5600E-1JFです。

普段使いにもOKというコンセプトで購入し、サブ機として使用しているモデルです。
シンプルゆえに飽きがこないフォルムなので、流行に左右されません。


ゴツゴツした武骨さがカッコイイ!傷や汚れを気にせずガシガシ使い倒せます。
本記事で紹介したもののなかでは、最も普段使いになじむモデルといえるでしょう。


適度な重量感による安定感がありますし、ボタンを押すのに不便はありません。ソーラー充電なので『5年は使えます!(店員さん談)』とのこと。
G-SHOCKならではの安定感があり、ソーラー充電というのが大きな魅力です。
質実剛健な外観なので、選手や同僚の審判に安心感を与えることができます。
そして、ほぼ同じ外観でブラックパネルタイプのGW-M5610もかなり渋いモデルです。
普段使いの選択肢としてもアリです!
サッカー審判用時計としてのスマートウォッチ。その使い心地は?
ここまでは従来のデジタルウォッチを紹介してきました。
一方、スマートウォッチの使い心地はどうでしょうか?
スマートウォッチと言えば、以下のブランドが有名です。
- Apple
- Huawei
- Suunto(スント)
- POLAR(ポラール)
- GARMIN(ガーミン)
- Fitbit(フィットビット)
調査した結果、どのブランドも操作に手間取りました。
その要因は、スワイプ→タップを何回か繰り返さないといけないからです。
スマートウォッチが審判時計の主流になるのはもう少し先だと考えます。
スマートウォッチの難点
具体的には、審判の腕時計として普及するのは、以下の点でまだ難しいと思います。

・画面が見にくい
・操作が煩雑
では、上の内容をもう少し詳しく説明します。
- 視認性が低い
-
デジタルウォッチに比べて画面が見にくいと感じました。
『かなり見やすいのでは?』と期待していたので、意外な結果です。
輝度が低いことや、標高や心拍数など様々な情報を知らせるため、時間の表示箇所が狭いことが原因の一つです。
- 操作が煩雑
-
最も印象的だったのが、操作が煩雑という点です。
従来のデジタルウォッチは物理ボタンを3回も押せば必要なモードに切り替えられます。
しかし、スマートウォッチではタップ→スワイプを何回も繰り返す必要があり面倒でした。
慣れれば問題ないですが、操作性では従来のデジタル時計の方に軍配が上がります。
そんななかでも、GARMINは比較的使いやすかったです。店員さんもGARMINが最も使いやすいと言っていました。
このブランドはGPS測定技術で有名なメーカーなので、品質は折り紙付きです。
そこで、GARMINを調査したうえで、CASIOのスマートウォッチ状況も確認してきました。
CASIO G-SHOCK G-SQUAD(スクワッド)
G-SHOCKシリーズ初のスマートウォッチモデルとして店頭に並んでいます。
スペック的には十分ですが、審判用の腕時計としては少しゴツい印象です。
本格的な登山やトレッキングなどのアウトドアには最適でしょう。
GARMIN Instinct
GARMINイチオシなのがInstinctシリーズです。
色や大きさからすると、本シリーズの中でもGraphiteがもっともシックリきました。
比較的軽いですし、画面表示も比較的見やすいです。
バッテリー使用時間も通常で14日間と十分!
審判の時計に必要な機能と選び方

多くの方が笛を吹くのは、子供やアマチュアの試合だと思います。
このカテゴリーでのレフェリングには多機能な腕時計は不要です。
次に挙げる機能があれば、審判用の時計として申し分ありません。
価格 | 1万円前後~2万円台のもので十分。 |
視認性 | 高い視認性。デジタル必須。 |
重さ | 軽いほうがよい(重量に神経質になる必要なし) |
タイマー | カウントアップ機能。バイブレーション機能があれば尚良し。 |
ボタン | 押しやすさを重視。物理ボタンの方が操作しやすい。 |
電池 | ソーラー充電であれば尚良し。 |
デザイン | 一定の重厚感は必要。 |
耐久性 | 気温・土埃に耐えられる頑丈さと、汗・雨などへの防水性。 |
なお、アディショナルタイムの計測のしやすさなどは、厳密に考えなくても大丈夫です。
2つの腕時計を着用
意外に知られていないのは、サッカーの審判は二つの時計を着用することです。
右腕と左腕に一つずつ着用してレフェリングします。
これは、メインの時計が試合途中で故障した場合に備えることと、アディショナルタイムを計測するためです。
ちなみに下の画像は、私が実際に使用しているメイン機(左)とサブ機(右)です。

腕時計は審判の大事な商売道具なので、メインもサブもしっかりしたものを着用しています。
時計が故障したことは今まで一度もありませんが、万が一のために、サブ機があると心強いです。
審判に必要な心構え

審判を行う上でに最も大事なのは次の3つです。
- 正確なジャッジ
- 試合時間の把握
- 選手との適度なコミュニケーション
どれも当たり前のことですが、試合時間を気にしすぎるあまり、その他のことが疎かになったりすることもよくあります。
また、笛の吹き過ぎや派手なジャッジで、選手よりも目立ってしまう審判も時折見かけます。
主役はあくまで選手であることを忘れないようにしてください。
そして、ある程度の経験を積んだら、選手との適度なコミュニケーションを取りましょう。
これは円滑な試合運営のコツです。
審判を始めたばかりの頃は全てをこなすことはできませんが、回数を重ねるごとに慣れてきます。
Jリーグの審判の動きや振る舞いを参考にしてみてください。
サッカー審判時計のおすすめ5選+スマートウォッチ:コスパ最強はSTW-1000-1JF

以上、サッカーの審判用時計のおすすめ5選とスマートウォッチをお伝えしました。
今回ご紹介したのは以下の5つとスマートウォッチ2つです。
外観の重厚さ・機能性・金額などを総合的に考えると、STW-1000-1JHが頭一つ抜きん出ていると思われます。
使用して3年以上経ちますが、不具合は全くありません。
夏場はかなり酷使しましたがベルトの劣化もなく、買った当時の状態をキープしています。
通常使用であれば5年は十分には持ちますし、傷んだパーツも交換できるので長く付き合える時計です。
あなたにピッタリな一台を見つけるきっかけとなれば幸いです。
もしオススメがあれば、コメント欄にて教えて下さい!
それではみなさん、また次の記事でお会いしましょう。
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