今年も寒~い冬がやってきました。
本格的なサッカーシーズンの到来です。とはいえ、真冬の試合観戦や子どもたちのサポートは寒くて辛い…。

子供の試合は見たいけど、寒すぎて集中できない…
そこで本記事では、現役サッカーコーチ兼審判歴20年の私が、冬のサッカー観戦を快適にする防寒対策をお伝えします。
ちなみに私はコーチ歴、審判員歴は20年です。我ながら頑張ってきました…。来年度のライセンスも更新済です。
この記事を見れば、寒さ対策と観戦マナーはバッチリです。
あとは、夢中でボールを追いかけるお子さんをたくさん応援してあげてください!
さあ、暖かい服装でジュニアサッカーを一緒に盛り上げていきましょう。
- コーチ厳選の防寒グッズ
- 子供の試合に特有の観戦マナー
子供の冬のサッカー観戦!快適に過ごすためのママの服装を現役コーチが厳選。

試合は、保護者と子どもにとって一大イベント。
お子さんの試合観戦、とっても楽しみにですよね。
ネックなのは、寒空の下、朝から夕方まで外にいなければいけないこと。体が冷え切って体調を崩しかねません。

そうなると応援どころではありません。
おしゃれも大事ですが、冬のサッカー観戦は防寒を第一に考えてくださいね。
冬のサッカー観戦を確実に快適にするママの服装を厳選

サイトによっては、『丈感で可愛らしく』とか『アクセントで可愛く』のような記事もあります。
しかし、それを着用しているモデルさんの撮影現場はだいたい屋内やおしゃれスポット。極寒の試合会場とは随分違います。
そこで、コーチ・審判歴20年の私が、実体験に即した内容をお伝えします。
必須の服装やアイテム
以下でお伝えするグッズがあれば、安心してお子さんの試合観戦ができますよ!
なにはともあれ、マスク!
コロナ禍の昨今、防寒に関係なくマスクは必須です!
試合会場には多くの人が出入りしますので、マスクは必需品です。
私のチームのママさんたちの間では↓が評判です。『KATE』なのでつけ心地も良いそうですが、人気商品のため実店舗では手に入りにくくなってきたそうです。
ただ、これを付けて声を出すと口元がペコペコします。インナーブラケットを付けると口元のスペースが確保されるので呼吸も楽です。たくさん声を出してストレスなく応援できますよ!
それだけでなく、口紅移りや化粧崩れを防げるので、日常生活でも便利に使えます。
実は私もインナーブラケットを利用しています。練習のときや試合中のベンチにいるとき、眼鏡がくもりにくく、声も出しやすいので快適です。
ベンチコート最強説!

まず準備しておきたいのがベンチコート。これに勝る防寒着はありません。
ベンチコートを着たまま通勤電車に乗ると、体温が上昇しすぎて気持ち悪くなるくらいです(実体験)。
また、試合観戦だからといってスポーツブランドでなくてもOK。ユニクロやワークマン女子などでも十分です(笑)
色はネイビーや黒を選ぶママさんが多く、その次に多いのはベージュです。明るい色を着ている人は見かけませんでした。
ちなみに、周りから『本気出しすぎ』と思われたり、着ぶくれを嫌う方も多いのですが、ベンチコートで観戦するパパママはかなり多いです。
『ベンチコート=ダサい』というイメージはもう過去の話です!

最近では、デザイン性が高くて長く使えるものがたくさんあります。なかでも女性におススメは、スッキリしたシルエットのLe coq sportif(ルコック)です。
馴染みの薄いブランドかもしれませんが、ルコックはフランスの老舗です。
かつてはフランス代表のユニフォームを手掛け、数年前はJリーグ名古屋グランパスのユニフォームサプライヤーでした。この時のグランパスの1st.ユニが一番カッコいいと思います。
残念ながら少し前にサッカー事業から撤退しましたが、サッカーとは深く関わりのあるブランドです。
ポップなデザインのものがよければ、SVOLME(スボルメ)がよいでしょう。ここ数年、認知度を高めてきた日本ブランドです。J2町田ゼルビアのサプライヤーです。
その他にも、サッカーブランド発の防寒着はたくさんあります。
サッカーのことはサッカー専門店ということで、こちらのショップなら必要なものがそろいます。ためしに見るだけでも面白いですよ。≫ サッカー専門店 ユニオンスポーツ
また、コロナ禍ではチーム練習が不足しがちだからこそ、自宅や庭での個人練習が重要です。他の選手と差を付ける大きなチャンスでもあります。
そんなとき、月間合計85万UUのサッカー育成メディア『サカイク』編集部が運営するこのサイトは必見です。≫ サカイク編集部が厳選したセレクトショップ
選手だけでなく保護者や指導者にも役立つアイテムや、元日本代表・中村憲剛選手の監修・実演によるDVDなど、ユニークで実用的なトレーニング用品を販売しています。
足元

冬場で最も辛いのは足元の冷たさ。
ジッとしていると足の指がかじかんできて、次第にしびれてくることも。
スニーカーでももちろんいいのですが、足元の寒さをできるだけ和らげるために最も良いのがブーツです。といってもおしゃれブーツは避けたほうが良いです。
というのも、試合会場は土のグランドであることが多く、靴が汚れやすいからです。特にスウェードのものは砂埃が入り込みます。
そして、注意してほしいのは、ヒールのついた靴はNGということです。
会場によっては芝の保護やグランド自体がスパイク禁止の場合があるため、ヒールは避けたほうが無難です。
ところで最近、靴底が厚くて冬の観戦にちょうどイイものを見つけました。
それがSOREL(ソレル)です。値段とデザインのバランスが◎
これを推す方もけっこういます。↓は黒ですが、茶色もいい感じです。
店頭で実物を見ると、普段履きにも十分に使えそうなデザインでした。店員さん曰く、『保温性が高くて汚れに強いのでオススメ』だそうです。
実際に履いてみた感想は、簡単に着脱できるので履きやすかったです。
上半身と下半身

靴下の重ね履きと、ヒートテックは必須ですね。

ちなみに私は、審判する際にはヒートテックを着用しています。審判は短パン着用でレフェリングしないといけないので…。
中にヒートテックのようなものを着用しつつ、ひざ掛けもあればズボンはジーパンでも十分かと思います。
靴下は厚手のものをおすすめします。ドラッグストアには靴下用ホッカイロなんてものもあるので、利用したいですね。
手袋

普通の毛糸の手袋ではちょっと物足りないかもしれません。特に雪や小雨の日などは絶対に手がかじかみます。
できれば、ユニクロで売っているような、厚手のヒートテック手袋がいいです。
もしくはスノボで使うグローブ。これなら、スノボにも活用できて無駄にならず、汚れも気になりません。
可愛らしい感じだと↓のようなものがありますが、ぜひ他の手袋も見てみてください。お好みのデザインが見つかるかもしれませんよ。
首周り

地味に活躍してくれるのがマフラー!
風にたなびくのでジャマだという場合は、ネックウォーマーがいいです。
↓のようなタイプならマイクロボアがついていて暖かそうですし、お子さんが着用すると、とても微笑ましいです。
また、就寝時にこれを付ければ暖かくてグッスリと気持ちよく眠れそう。
男女兼用なので、パパさんの通勤にもピッタリ!大きめの茶色ボタンが可愛いですね。
帽子と耳あて

そして最後の仕上げは、帽子と耳あて。
風が恐ろしく強い日もあるので、帽子についてはキャップよりもニット帽のほうが安心です。
また、寒さで耳が痛くなるのは大きなストレスなので、耳あてもあれば防寒効果は倍増します。
次の試合まで待機中の選手やお連れのお子さん用に耳あてを着けてあげるといいかもしれません。
防寒ではないけれど、あれば快適なもの
寒さ対策からは少し外れますが、あれば試合観戦が2倍楽しくなるサービスやアイテムをご紹介します。
まずは、駐車場の確保という切実な問題を解決するサービスからお伝えします。
試合会場の駐車場利用は、各チームごとに2~3台までとなることが多いです。
応援に行きたいけど、それがネックで断念したなんてことがあったら悲しいですよね。そんなときは近隣の民間駐車場を探しましょう。
これは細かい検索ができるので便利です。気兼ねなく応援にいけます!≫ 安い駐車場を検索して事前に予約!特P(とくぴー)
そして次は、観戦に役立つアイテムです。
- 貴重品バッグ
- スポーツウォッチ
- 折り畳みの椅子
- 双眼鏡
貴重品バッグ
観戦時にチームの待機場所を離れることになるので、貴重品は常に持ち歩きましょう!
スポーツウォッチ
時間管理の練習のため、お子さんにスポーツウォッチをプレゼントするのもいいかもしれません。もちろん高額なものは不要です。
きっちりと時間管理できる選手は、自主性が高い傾向にあります。
日常生活やトレーニングの時にも使えて手頃な値段のものがあります。こちらの記事でどうぞ。なお、内容はパパさん向けに書いたものですが、時計の機能についてのご参考にしてください。
折りたたみ椅子
折りたたみ椅子はあったほうが絶対に便利です。
日本のグランドは土の場合が多いので、寒い日やぬかるんだ状態だと腰を下ろすのをためらってしまいます。
そんなときはキャンプ用の椅子に座って観戦している人をよく見ます。背もたれがあって深く座れるものがあれば楽ですよ。
また、小さなお子さんを座らせるのにも最適です。
そして、椅子に座りながら保温マグカップに入れた温かいコーヒーで一息入れれば、ちょっとしたアウトドア気分になって楽しいかもしれません。
私は下のものを実際に使っていますが、使い勝手がイイですよ。蓋付きなので砂ぼこりも入りませんし、2時間くらいは暖かさをキープしてくれます。
職場でも十分に使えます。
双眼鏡
必ずしもコートのすぐそばで観戦できるとは限りません。
少し遠い場所からの観戦になってしまった場合、お子さんの勇姿を目に焼き付けるためには双眼鏡が便利です。
サッカーのような動きが激しいスポーツ観戦では、倍率が8~10倍くらいのものがオススメです。あまりに高倍率すぎると視野が狭くなってしまい、かえって見にくくなります。
手頃な価格で評判の良いものといえば、↓です。
そして自動手ブレ補正かつ防水性のあるものが↓です。
大きな手振れを補正して臨場感のある視界を確保してくれます。撥水・撥油もあるのでグランドでの汚れも気になりません。
ちょっとお高いですが、今しか味わえない子供の勇姿を独り占めできると思えば…。
コーチが喜ぶ気の利いたプチ差し入れ

これまでいろいろとご紹介してきましたが、ぜひ、コーチに簡単な差し入れをしてあげてください。
チームによっては、そうした心遣いは不要の場合があるかもしれません。
しかし私のチームのように、完全ボランティアのコーチで運営している場合、暖かいスープや飲み物を差し入れてもらえると大変助かります。ホントに簡単なもので構いません。
コーチには必ずと言っていいほど審判対応などがあり、自チームの試合以外の待ち時間がけっこう長いです。
そんな時に暖かいものがあれば体力が回復するだけでなく、ホッと一息つくことができます。
頭に入れておきたい観戦マナー

防寒は万全!いざ観戦!と、言いたいところですが、最後に観戦マナーについてお伝えします。
このマナーは、選手たちの笑顔を守るために必要なものです。
主に次の3つはNGと思ってください。
- ゴール裏に立たない。
- 選手に指示を出さない。
- 怒鳴らない。
ゴール裏に立たない。
誤審を防ぐためです。
ジュニア世代の試合では一人審判制なので、ゴール裏にいると保護者を選手と見間違うおそれがあります。
観戦中、選手に指示を出さない。
選手の混乱を防ぐためです。コーチと保護者の指示が異なると選手が混乱してしまいます。
とはいえ『ナイスシュート』、『頑張れ!』など常識の範囲であれば問題ありません。
そして判断が難しいのが『クリアだ!』や『シュート打て~!』などの声がけ。指示ではなく、応援の一環であればよいかと思います。
要は、励ましや応援を目的とした声がけであればOKです。
怒鳴らない。
力が入りすぎて、自分のお子さんを怒鳴り散らす残念なパパさんママさんがいます。
子供の気持ちを思うと心が痛みます…。
実際、私がレフリーを務めた試合でもそうした場面がありました。あまりにひどかったので、ハーフタイム中にそのチームのコーチに注意を促したほどです。
後日談ですが、そのチームには地域のサッカー協会から注意が入りました。
もちろん、選手を怒鳴ることは保護者だけでなくコーチも許されません!
そしてこ積極的にお子さんにしてほしいことがあります。
選手を褒める
どんなプレーでも構いません。プレー以外のことでもOKです。ぜひ褒めてください!それがプレーの活力となり、よりいっそう、練習や試合に打ち込めるのではないかと思います。
プレーのアドバイスはその後でしてあげてください。そうすれば素直に受け入れるはずです。
以上の4点を守っていただいたうえで、力いっぱいの声援で試合を盛り上げてくださいね!
子供の冬のサッカー観戦。ママの服装:まとめ

以上、コーチ兼審判歴20年の私が、完璧とも言える防寒対策グッズについてご紹介してきました。
- マスク
- ベンチコート
- ブーツ
- 手袋
- ネックウォーマー
- 帽子を耳あて
しかし、本当に伝えたかったのは観戦マナーだったのかもしれません(笑)。
現役コーチの私がこんな事を言うのも変ですが、サッカーの上手・下手は大した問題ではありません。
試合独特の緊張感や、勝ったときや負けたときの感情、そしてスポーツの楽しさを体験してもらえれば、それでいいと考えています。
保護者や我々コーチはそのお手伝いに過ぎません。それを頭に入れて子供のサッカーに関わっていけたら最高ですね。

そして、お子さんに触発されてサッカーに興味を持ったママさんはいませんか?
もしそうなら、手軽に参加できて運動量もあるフットサルをおすすめします。ひとり黙々とランニングしたりトレーニングするよりも、みんなと一緒にボールを蹴るほうが絶対に楽しいですよ。
初めてフットサルをプレーするときの服装や注意点を記事にしていますのでご参考にどうぞ!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
子供と大人のサッカーグッズや初めての審判グッズをまとめています。
少し変わったカスタム時計についてです。少年サッカーとは違う雰囲気を味わって下さい。
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