- エクセルを開いたら警告メッセージが出てビックリしている
- 警告メッセージにどう対応すればいいか分からない
本記事では、エクセルの保護ビューを解除して、ファイルの編集を有効にする方法を説明します。
ダウンロードしてきたエクセルの履歴書フォーマットなどを開くと、下のような警告メッセージが表示されることはありませんか?

メッセージを詳しく読んでみると、こんなことが書かれています。
インターネットから入手したファイルは、ウイルスに感染している可能性があります。編集する必要がなければ、保護ビューのままにしておくことをお勧めします。
ウイルスなんて文言を見るとドキッとしますよね。
そこでこのメッセージの意味を理解しつつ、ファイルの編集を有効にするため、エクセルの保護ビューを解除してみましょう。
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エクセルの編集を有効にする設定方法(保護ビュー解除)
先ほどのメッセージについて、マイクロソフト社の公式サイトには次のように説明されています。
インターネットやその他の安全でない可能性のある場所にあるファイルには、コンピューターに害をもたらすウイルス、ワーム、その他のマルウェア類が含まれている可能性があります。 このような安全でない可能性のある場所にあるファイルは、コンピューターを保護するために読み取り専用として保護ビューで開かれます。 保護ビューを使用すると、ファイルを読み取り、その内容を確認し、リスクを軽減しながら編集を有効にできます。
引用:日本マイクロソフト株式会社 サポートページ
難しいことが書いてありますが、要はこういうことです。
『ダウンロードしてきたファイルには、コンピューターウイルス等が含まれているかもしれないので、読み取り専用の保護ビューで閲覧したほうが安全ですよ』
注意喚起してくれているわけですが、ファイルの安全性が分かっているのなら話は別です。
メッセージを非表示にして、エクセルの編集を有効にしてみましょう(保護ビューの解除)。
エクセルの保護ビューを解除する方法
解除と言っても難しい操作は必要ありません。
メッセージの右側にある【編集を有効にする】ボタンを押すだけです。
これで今後は、メッセージ非表示かつ保護ビュー無効の状態になるので、すぐに編集できます。

ただし、この設定はそのファイルにのみ適用されます。
もし、別のファイルをダウンロードして開くと、ふたたび同じメッセージが表示されます。
どのエクセルファイルに対しても、メッセージ非表示と保護ビュー解除をデフォルト設定にしたい場合は、次で説明する操作を試してください。
Excelによる履歴書作成のつまづきポイントは、こちらの記事をご覧ください。
エクセルの保護ビュー解除設定(黄色のメッセージ)
エクセルのすべてのファイルに対して保護ビューを解除する方法は次のとおりです。
まずエクセルファイル(任意のファイルでOK)を開きます。
【ファイル】タブをクリックします。

左サイドメニューの【その他】から【オプション】を選択して下さい。

そして、Excelのオプション画面の左サイドメニューにある【トラストセンター】から【トラストセンターの設定(T)】をクリックしましょう。

トラストセンター画面の【保護ビュー】欄にある3つのチェックボックスを外し、【OK】ボタンで完了です。

以上の操作によって、全てのエクセルファイルで黄色の警告メッセージは表示されなくなります。
保護ビューが解除の方法が気になる方はお試し下さい。
エクセルの保護ビュー解除設定(赤色のメッセージ)
先ほどは黄色の警告メッセージに関する設定でしたが、実は、赤色の警告メッセージもあります。

より重大な内容のように思えますね。ここにはこんな事が書いてあります。
このファイルに問題が見つかりました。このファイルを編集すると、コンピューターに損害を与えるおそれがあります。クリックすると詳細が表示されます。
このメッセージは、VBAというプログラム(『マクロ』と呼ばれています)が、エクセルファイルに含まれている場合に表示されます。
エクセルに仕込まれるウイルスはマクロであることが多いので、こうしたメッセージが表示されます。
もし、ファイルの安全確認が取れていて、内容を編集したい場合は上記のメッセージをクリックして下さい。
すると、こんなメッセージが表示されます。

【コンテンツの有効化】を押すと、そのファイルに限ってメッセージや保護ビューが解除されます。
しかし、この場合も先ほどと同じ様に、マクロが含まれた別のファイルをダウンロードして開くと、そのたびに警告メッセージが表示されます。
コンテンツの有効化メッセージを表示させない方法(赤色のメッセージ)
どのファイルに対しても、メッセージ非表示・保護ビュー解除にしたい場合は、エクセルファイル(どのファイルでも構いません)を開いて以下の操作を実施して下さい。
まず【ファイル】タブをクリックします。

左サイドメニューの【その他】から【オプション】を選択して下さい。

そして、Excelのオプション画面の左サイドメニューにある【トラストセンター】から【トラストセンターの設定(T)】をクリックしましょう。

そして、左サイドメニューの【設定できる場所】から【新しい場所の追加(A)】をクリックして下さい。

すると、【Microsoft Officeの信頼できる場所】ウィンドウが開くので、【参照(B)】ボタンを押しましょう。

【参照(B)】ボタンで指定したフォルダの中にダウンロードしてきたファイルを置くと、そこにあるファイルはすべて安全なものとみなされ、常にメッセージ非表示かつ保護ビュー解除となります。
【要点を1分で】
エクセルの編集を有効にする設定方法(保護ビュー解除)

以上、『エクセルの編集を有効にする設定方法』と題して、保護ビュー解除の方法を説明しました。
ここで、エクセルの保護ビューを解除する方法を簡単におさらいします。

ポイントをギュっと凝縮!
- 【ファイル】タブをクリック

- 左サイドメニューの【その他】から【オプション】を選択

- 【トラストセンター】から【トラストセンターの設定(T)】をクリック

- 【保護ビュー】欄にある3つのチェックボックスを外し、【OK】ボタン

どれも数クリックで解決するので操作自体は難しくなかったと思います。
しかし、簡単がゆえにあっさりと保護ビューを解除してしまいがちです。
セキュリティ意識を高く持ち、安全を確認できた場合にだけ保護ビューを解除してください。
応募書類の書き方は、次の記事を参考にしてみてください。すべて実体験です。

一日でも早い転職のために、まずは相談!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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