記事内にプロモーションを含みます。
「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」にならないよう配慮し、法令遵守に基づいた運営を行っています。
エクセルファイルへのパスワードの付け方

知っておくべき!エクセルファイルのパスワード(鍵)の付け方・解除の仕方

  • URLをコピーしました!
こんな人に向けて書きました
  • エクセルファイルへのパスワード(鍵)の付け方
  • パスワードの解除方法

個人情報などを含むエクセルファイルには、パスワードを設定しておきましょう。

実は、パスワード(鍵)の付け方には2種類あることをご存知でしたか?

あまり知られていませんので、本記事でそのあたりを詳しく説明していきます!

Excelによる履歴書作成のつまづきポイントは、こちらの記事をご覧ください。

記事作成:ヤットキ
  • 大手通信企業の元SE
  • Web業界歴10年のWeb解析士
  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
目 次

エクセルファイルのパスワード(鍵)の付け方

上で述べたとおり、パスワードの設定方法にはファイルの利用用途に応じて次の2種類あります。

設定方法その1

グループ内のメンバーとファイルをやり取りする場合

設定方法その2

個人でのみ使用するエクセルファイル(他人とファイルをやり取りしない)の場合

どちらがいいか迷ったら『設定方法その1』でOKですが、念のため、両方の場合を説明します。

それでは順に説明していきます。

設定方法その1:グループ内のメンバーとファイルをやり取りする場合の設定方法

この設定方法では、ファイルを開くときのパスワードだけでなく、編集するためのパスワードも設定できます。

つまり、ファイルの閲覧や編集の両方に制限をかけることができるので、第三者による予期しないファイルの編集を防ぐことができます。

要はガチガチにパスワード設定できるということです(笑)。

まず、ファイルタブを開きましょう。

【名前を付けて保存】をクリックして【参照】を選択します。

この【参照】とは、保存したファイルの置き場所を”参照”して指定するという意味です。

今回はデスクトップを参照してみますが、お好みに合わせてわかりやすい場所を参照してください。

参照をクリックしたら、下の画像のように左のツリーメニューが表示されます。

この中から【デスクトップ】を選択してファイル名を入力します。

そして、画面下の保存ボタンの左にある『ツール』をクリックしてください。プルダウンメニューが出るので、『全般オプション』を選択します。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
全般オプションをクリック

すると、パスワード設定画面が表示されます。

ここでは下のように、『読み取りパスワード』と『書き込みパスワード』の二つの設定が可能です。

ファイル編集メンバーを限定したい場合は、『読み取りパスワード』に加えて『書き込みパスワード』も設定しましょう。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
全般オプション

注 意

『読み取りパスワード』と『書き込みパスワード』は必ず、異なるものにしておきましょう!

また、このとき設定したパスワードは絶対に忘れないようにしてください。 忘れてしまったら、復元には特別なツールが必要です。

その後、パスワードの再入力が求められます。間違えないように入力してください。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
パスワードの確認

以上の操作が完了すると、『名前を付けて保存』の画面に戻ります。

『保存』を押せばパスワード設定の完了です。お疲れさまでした!

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
nななmなま名前を付けて保存名前を付けて保存

さて、パスワードを設定されたファイルを開くと、下のように入力を求められます。

また、書き込みパスワードを設定している場合は、編集時にパスワード入力が求められます。

パスワードが有効になっているか確認してみて下さい。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
パスワードの入力画面

設定方法その2:個人でのみ使用する(他の人とファイルをやり取りしない)場合の設定方法

この設定方法では、ファイル閲覧時のパスワードのみ設定できます。

『ファイルを編集するのは自分だけ』ということが前提のパスワード設定なので、他人の閲覧のみ制限したいときはこの方法でパスワードをかけておいても構いません。

もし不安になったら、上で説明した『 グループ内のメンバーとファイルをやり取りする場合』の設定方法で書き込みパスワードを設定しておけば確実です。

まず、ファイルタブを開きましょう。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

左サイドメニューから【情報】を選択して、【ブックの保護】をクリックして下さい。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

表示されるメニューの中から【パスワードを使用して暗号化(E)】をクリックします。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

そして下の画面でパスワードを設定して下さい。

上記の設定が終わり、【ブックの保護】の箇所が黄色になっていることを確認したら、【名前を付けて保存】でファイルを保存して下さい。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

パスワードの設定は以上で完了です。お疲れさまでした!

設定したパスワードでエクセルファイルを開く方法

上記の手順でパスワード設定したエクセルファイルを開いてみましょう。

こんな小窓が表示されます。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

入力欄にパスワードを入力すればそのファイルの閲覧や編集が可能になります。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

パスワードの解除方法

ここまではパスワード設定についての説明でしたが、場合によってはそのパスワードを解除したいときもあります。

そんなときは以下のようにパスワードを解除してください。

解除方法その1:上記設定1で設定したパスワードの解除

まず最初に、パスワードを入力してファイルを開いてください。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
パスワードの入力する

そして、パスワード設定のときと同じ手順で『名前を付けて保存』>『ツール』>『全般オプション』を開きましょう。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
全般オプションをクリック

すると、設定済のパスワードが『***』のように入力された状態になっています。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
パスワードの解除

パスワードの入力欄にカーソルを合わせて、 ***の部分をBackspaceなどで消してください。

消去した後に【OK】を押すと『名前を付けて保存』の画面に戻ります。あとは、保存ボタンを押すとパスワードの解除完了です!

設定方法その2:上記設定2で設定したパスワードの解除

まず最初に、パスワードを入力してファイルを開いてください。

そして、パスワード設定のときと同じ手順で【ファイル】タブをクリックします。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

左サイドメニューから【情報】を選択して、【ブックの保護】をクリックして下さい。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

表示されるメニューの中から【パスワードを使用して暗号化(E)】をクリックします。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

すると、設定済のパスワードが『***』のように入力された状態になっています。

パスワードの入力欄にカーソルを合わせて、 ***の部分をBackspaceなどで消してください。

消去した後に【OK】を押すと『名前を付けて保存』の画面に戻ります。

あとは、いつもとおり保存すればパスワードの解除完了です!

(まとめ)エクセルファイルのパスワード(鍵)の付け方と解除方法

以上、エクセルファイルへのパスワード(鍵)の付け方と解除方法を説明しました。

おさらいすると、設定方法には次の2パターンあります。

  1. グループ内のメンバーとファイルをやり取りする場合
  2. 個人でのみ使用するエクセルファイル(他の人とファイルをやり取りしない)の場合

用途に応じて使い分けてくださいね。

100%大丈夫とは言いきれませんが、もし何かあったときでも、『対策はしていたが、相手の手口が巧妙だった』と主張することもできます。

最低限、パスワードを掛けてさえいれば言い訳はできます(笑)。

人に見られたくないなデータが記載されているファイルには必ずパスワードを設定し、情報漏えいのリスクに備えましょう!

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

質問はコメントへ!お気軽に!

【履歴書作成に役立つExcelの使い方】

  • URLをコピーしました!

コメントはお気軽にどうぞ!

コメントする

CAPTCHA


目 次