今、労働者人口の約3割は非正規労働者といわれています。
正社員として働きたい人も多いはずですが、日本は未曾有の大不況です。
巷では、こんな声があちこちで聞こえてきます。

求人に応募しても内定が出ない…
私自身も数回の転職を経験していますので、仕事が決まらない時の辛さや肩身の狭さはよーく分かります。
まるで出口の見えないトンネルの中をずっと歩いているかのようです。
そして、『このままずっと就職できないかもしれない…』という不安に悩まされます。
でも、まだ間に合います!
求職者の強い味方『東京しごとセンター』へのアクセスや利用方法、利用してみた感想
もしあなたが東京で働くことを考えているのなら、『東京しごとセンター』をおススメします!
仕事探しに悩む人を強くサポートしてくれます。


東京しごとセンターへのアクセス、利用方法など。まだ、間に合います!
『東京しごとセンター』は利用の敷居が低いので、東京の会社に就職を考えている人なら誰でも気軽に利用できます。
また、履歴書の書き方や合同説明会など各種セミナーに全て無料で参加できるのでおススメです。
実際に利用していた私が、利用者目線でアクセスや利用方法などをご紹介します。
東京しごとセンターとは?ハローワークとの違い

あまり馴染みのない東京しごとセンター、いったいどういう機関なのでしょうか。
東京しごとセンターを一言で表現すると、『しごとに関するワンストップサービスセンター』
東京都による公的な就労支援機関で、カウンセリング・就活セミナー・仕事紹介などを行っています。
都内での就業を考えている方であれば、東京に住んでいなくても利用できます。
また、2020年6月30日から「オンライン就職支援」が始まりました。
ハローワークとの違いについてよく取り上げられますが、その大きな違いは、都内での就業を考えている人に限定したサービスという点です。
ハローワークは全国の求人を対象としていますが、東京しごとセンターの運営は東京都指定管理事業の一つとして行われているため、『東京しごとセンター』は都内の求人を専門に取り扱っています。
東京しごとセンターとハローワークの違いはこちらの記事をご覧ください。
東京しごとセンターには独自の求人案件がある
しごとセンターには営業機能があります。
そのため、営業担当が独自の求人案件の開拓を行っています。
いわば、東京都という公的な側面と民間事業の側面を併せ持つ特徴的な行政サービスです。
求人件数は公開されていませんが、2018年~2019年の利用者数は約25,000人。
そのうち、就職に成功した人は約15,000人(参考:東京しごとセンター公式サイト)。
ただ、この約15,000人には前年より前の登録者も含まれているので、実際はもう少し低い数字に落ち着くと思われますが、約60%の登録者が内定に至っているということになるので、かなりの割合ですね。
東京しごとセンター(飯田橋)へのアクセス

住所は東京都千代田区飯田橋3丁目10番3号です。飯田橋駅、水道橋駅、九段下駅のいづれからも徒歩圏内でした!
歩くスピードが平均的な私の場合、飯田橋駅から歩くと約10分くらいで到着します。
開庁時間 | 平日9:00-20:00、土曜日9:00-17:00 ※年末年始は、12月29日~1月3日まで休み |
駐車場 | ・地下に有料駐車場あり。15分ごとに100円、最大1800円。高さは210㎝まで。 利用時間は8:00から22時まで。それ以外の時間帯は入出庫不可。 近隣に民間の有料駐車場あり。 ・オートバイおよび原付も1日500円で駐車可能。利用時間は車と同じ。 ・駐輪場なし。 |
在職中やアルバイトなどの方は平日に利用することができないので、土曜日にも利用できるのは嬉しいかぎりです!
しごとセンターが入っている庁舎ビルはかなり大きくてキレイです。ここに来ると、「一日も早く仕事を決めなくては!」という気持ちにさせられます。
設備も整っています。地下には面接会用の広い会議室、5階には飲食可能なフリースペースもあります。
服装は私服でOKです。スーツやジャケットは必要ありません。私も私服で通っていました。
東京しごとセンターでの初回手続き
初回に限り、事前の予約は不要です(二回目以降は予約が必要)。
ではまず、初回に行う手続きをご紹介します。
まず最初に1Fの総合相談に行き、窓口で「利用申込書」に記入し、利用案内の説明を受けてから登録証を発行してもらいます。
その後、利用者登録が行われて専任アドバイザーが決まり、あなたと二人三脚で就活を進めていくことになります。
この専任アドバイザーが、転職エージェントのように色々な相談に乗ってくれます。
簡単な施設案内と初回カウンセリングを受けます。
STEP1の利用者登録が完了すると、利用者専用サイト『P-job』にマイページが開設されます。このP-jobでは求人検索や応募が可能です。
自宅PCか、しごとセンターのPCから、P-jobのマイページに履歴書と職務経歴書をアップロードしましょう。
STEP1~3が終わったら、しごとセンターを本格的に利用していきます!
アドバイザーに相談したいときは、面談時に次回予約を口頭で伝えるか、しごとセンターの総合窓口(03-5211-1571)に電話して予約をとります。
都合の良い時間に合わせて、担当アドバイザーに電話予約をして面談のアポを入れましょう。
東京しごとセンター(飯田橋)の大きな特徴

ここでは、東京しごとセンター(飯田橋)の特徴とその魅力について語ります!
ここを利用するのはメリットしかないので、自分なりの使い方を見つけてみてください。
年齢ごとの求人掲載
一般的にあまり知られていない目玉ポイントは、求人情報が年齢層ごとに別けられていることです。
これに対して、転職サイトやハローワークの求人では原則として、建前としては年齢制限を設けてはいませんが、実際のところ、どの企業も若手が欲しいと考えているはず。
そんなところに私のような中年が応募しても門前払いされるだけです。
しかし、東京しごとセンターでは求人が年齢層ごとに別けられているので、年齢による門前払いはありません。これはかなり大きいです。
年齢の区分としては以下の3つに分類されています。
ヤング | 29歳以下 |
ミドル | 30~54歳 |
シニア | 55歳以上 |
【キャリア奨励金】若者正社員チャレンジ事業、Jobトライ

これはインターンのような制度です。
ヤング(29歳以下)の場合は『若者正社員チャレンジ事業』、ミドル(30~54歳)の場合は『Jobトライ』というプランがあります。
実習終了後、1日あたり5千円の『キャリア習得奨励金』が支給されるのも非常にありがたいです(後述)。
各種セミナー(全て無料)

まず最初にお伝えしたいのは、全て無料で利用できるということです。
代表的なものには次のようなものがあります。
- 就活エクスプレス
- Jobトライ
- 合同面接会
通学形式の『就活エクスプレス』(修了後、ジョブコーディネーターによる求人紹介あり)、Jobトライ(セミナー+職場実習)、合同面接会などのユニークなイベントもあります。
この就活エクスプレスの目玉ポイントは↓のような感じです。
- 5日間の集中講座
- 書類選考なしの合同面接会
- マンツーマンの就職相談&求人紹介
- 最大6ヶ月のフォローアップ
マンツーマンの就職相談&求人紹介、最大6ヶ月のフォローアップというのはかなり心強いですね。
就活に行き詰まりを感じているなら、こうしたセミナーへの参加が打開策となるかもしれません!
就活エクスプレス
インターンのような制度です。
30~54歳の方を対象に、キャリア習得奨励金(日額5000円)を受給しながら、15~20日間の職場実習を通して就職を目指すというもの。
ほぼ週1回のペースで、プログラム説明会を実施しているようです。
こうした実践的なセミナーを実施している民間の転職サイトはほとんどありませんし、なかなかできるものではありません。
個別説明&相談も受け付けているので、積極的に利用してはどうでしょうか。» 東京しごとセンター公式サイト
企業の採用担当者が、書類選考のポイントなどを説明するなど、簡単なセミナーが行われた後、合同面接会が開かれます。
ちょくちょく開催しているようなので、一度、仕事センターのサイトを確認してみてください。» 東京しごとセンター公式サイト
採用担当者からの貴重なアドバイスが貰えるかもしれません!

私の場合、三か月間にわたって週2回のペースで開催される座学形式のセミナーに通っていました。
このセミナーでは応募書類の書き方や模擬面接などをレクチャーしてもらいました。このおかげで、かなり有意義な時間が過ごせましたが、もっと大切なのは、様々な人との交流できる機会を持てたことです。
就活中はどうしても、人と話す機会が少なくなりがちです。
しかし、こうしたセミナーに出かけて色んな人たちと話すことが刺激となり、気持ちにメリハリをつけることができました。
家に籠りがちな人は、こうしたイベントやセミナーに積極的に参加することを強くオススメします!
『東京しごとセンター』の求人の質

世界的な企業というものはありませんが、堅実な中小企業が多く、応募を検討するに値する内容が多い印象です。
新着求人は誰でも出入りできるテラスに張り出されています。気分転換がてら、見に行ってみるのもいいかもしれません。
求人件数はハローワークに比べると少なめですが、これは東京の企業に限定しているためです
そして、仕事探しで最も気になるポイントは、隠れブラック求人の有無でしょう。
利用者だった私の率直な感想は…

求人内容の不安な点は、アドバイザーに相談してみるべし!
しごとセンターのアドバイザーさんは、求人を取ってきた営業さんから話を聞いたうえで率直に回答してくれます。
というのも、しごとセンターの運営は営利目的ではないので、案件をゴリ押しする必要性がないからです。
ちなみに私の経験談で恐縮ですが、ある時、こんな事がありました。
それは私が、しごとセンターの求人に応募したときのことです。未経験の業界でしたが、職種的にはこれまでの知識と経験を活かせる内容でした。
すると後日、アドバイザーさんから電話がかかってきて、こう話してくれたのです。

もう一度検討し直したほうがいいのではないか?
実は、私が応募したこの求人、かなりニッチな仕事だったんです。
それだけに、合わない人にはとことん合わない側面があり、それを心配して電話してきてくれたのでした。
しかし、そのニッチな内容こそが私の得意分野であり、アドバイザーさんの懸念を織り込み済みで応募したのです。
こんな風に、案件ありきで求人を勧めてくることはありません。むしろ、親身になって相談に乗ってくれます。
そもそも、ヤバい会社の求人は営業さんが事前にはじいているハズです。
とはいえ、隠れブラック求人を掴まないためにも、気になる点は積極的にアドバイザーさんに相談しましょう!
ちなみに私が経験したブラック企業の特徴は次のような点です。気分転換にでもどうぞ
『東京しごとセンター』の評判
しごとセンターの評判ですが、Twitterなどで検索すると、マイナスな意見もチラホラ見受けられます。
しかし、『利用してみてよかった』というのが、実際に利用した私の感想です。
アドバイザーさんは私の状況を心配してくれて、ちょくちょく電話をくれました。
また、応募書類などはかなり丁寧に添削してくれます。
そのときにもらったアドバイスを実践してみたところ、見事に内定が取れました。(ウソのような話ですが、本当にこれが功を奏しました)。
それになんと、しごとセンター以外の求人であっても、喜んでアドバイスしてくれますよ。
東京しごとセンターで就職を決める!(利用案内、アクセスなど):まとめ
今、仕事探しで色々と苦労されている方はたくさんいらっしゃると思います。
だからこそ一人で悩まず、こうした公的機関を積極的に利用して、専門家に話を聞いてもらうところから始めませんか?
気が少し楽になれば、事態も好転していくのではないかと私は思います。
休みながらでもいいので、少しづつ前進していきましょう!
まだ、間に合います!
\ 利用は無料!内定を目指そう! /
なお、転職したいときに最初に取るべき行動について、こちらの記事でまとめています。
ご興味のある方はぜひご覧ください!
それではまた次の記事でお会いしましょう!
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