- 書類選考に通過しなくて困っている
- 論理的な文章を作りたい

志望動機がうまく書けない…俺って文才ないかも…
転職活動はとても険しい道のりです。
とくに40代が近づいてくると書類選考にすら通過しなくなってきます。
そのため、応募書類の書き方に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、履歴書の志望動機の書き方について説明します。
書き出しから締めくくりまでの書き方を見直して、説得力のある文章構成にしてみませんか?
書類選考を通過するためには、論理的な文章で構成された志望動機が不可欠!
具体的な書き方を↓の記事で説明しています。応募書類の書き方に悩む方はぜひご覧ください。
履歴書の志望動機の書き方|書き出し~締めくくりまで

履歴書の作成で最も重要なのは、自分の熱意を最大限にアピールすることです。
そのための絶好の材料が『志望動機』です!
しかし、冗長だったり支離滅裂な内容ではマイナス評価になります。
そこで、書き出しから締めくくりを論理的に組み立てるために、まずは起承転結という文章構成はやめましょう。
志望動機では起承転結がNGな理由
採用担当者は短時間で多くの履歴書に目を通さなければいけません。さらには、 採用以外の業務も担当しています。
そうなると、要点の分かりにくい起承転結型の文章は採否に不利に働くおそれがあります。
つまり小説などで用いられる起承転結は、履歴書などのビジネス文書には不向きといえます。

じゃあ、どうすればいいの?
こんなときは、【双括型】が絶対にオススメです。
以降では、この双括型について詳しく見ていきたいと思います。
余談:採用の裏側を少しだけ公開
実は私は過去、業務の一環として応募書類を見る機会がありました。
そこで少しだけ採用の裏側をお話します。
比較的、条件の良い待遇で求人を出したところ、ありがたいことに多くの応募がありました。
しかし、送られてきた書類の文章は、『型』を意識していないものが多かったことをよく覚えています。
そうした履歴書や職務経歴書は結論までがとても長く、読むのが大変でした。

結論にたどり着くまでに時間がかかるので、何を言いたいのが分かりにくかったからです。
内容の把握に時間のかかる応募書類は総じて、評価が低い傾向にありました。
履歴書の志望動機の書き方|書き出し~締めくくりは、双括型が◎

【双括型】とは、次の順番で記載する文章構成です。
- 結 論
- 説 明
- 具体例
- 結 論
結論部分を最初と最後の2回繰り返すことから、【双括型】と呼ばれています。
まず最初に、結論部分(つまり志望理由)を先頭に配置します。これが書き出し部分に該当します。
結論を書き出しに持ってくる理由は、自分の主張をすぐに把握してもらうためです。こうすることで、採用担当者にとって分かりやすい記述になるので印象がよくなります。
また、【双括型】の狙いはこれ以外にもあります。それが下の内容です。
総括型の隠れた狙い
志望動機全体を読んでもらえる!
たとえば、最初に何らかの意見を目にしたら、その理由を知りたくなりませんか?
『この先も読んでみようかな』とウズウズした担当者が、後半部分にも目を通すというわけです。
では以降で、双括型の構成要素である結論(書き出し)/説明/具体例/結論(締めくくり)をそれぞれ説明します。
1.「結論」パート

【結論】は最初に!
志望動機の冒頭で、「私は~のため、貴社の〇△職を志望しています」など、志望理由を端的に記載します。これが書き出しにあたります。
一見、唐突に思えるかもしれませんが、ビジネス文書としての志望動機では違和感はありません。
前述のとおり、読んでもらう相手は多忙な採用担当者です。
限られた時間内でこちらの主張を伝えることができれば、「どうしてそう思うのか?」という興味を抱かせることができます。
そうなれば、相手の視線を強制的に説明部分に移すことができるので、年齢や職歴など、他の応募者に比べて不利な点があったとしても目を通してもらうことが可能になります。
2.「説明」パート

【説明】は論理的に!
このパートが一番の腕の見せどころです。
支離滅裂だったり、論理が破綻していればそこでアウト。筋の通った説明にしましょう。
では、『筋の通った』とはどのような状態なのでしょうか。
それは、『論理的』ということです。 『論理的』 とは、『矛盾のない』結論を導くことです。
つまり、『筋の通った』状態とは、『矛盾のない』ことを意味します。
例 題
たとえば、AならばCというお題を「矛盾のない」ように説明してみます。
- A→B
- B→C
- ゆえにA→C
これならば、AならばCということを矛盾なく説明できますね。
これを実際の志望動機にあてはめてみると、
- 前職で~の業務を担当し、〇〇の重要性を痛感した。
- そこで〇〇の効率化を図り、業績を~%向上させた。
- この経験を活かし、より高いレベルで〇〇を行いたい。
上記の例はザックリと考えたものなので、厳密には三段論法になっていませんが、無理のない志望動機になっているはずです。
もちろん、無理やり三段階におさめる必要はなく、矛盾さえなければ第四段や第五段になってもかまいません。
要は、 『筋の通った』説明によって、無理のない結論を導ければ◎です。
3.「具体例」パート

【具体例】で説明パートに説得力を!
『具体例』パートの役割は、説明部分に説得力を持たせることです。
いくら矛盾のない説明ができたとしても、それを客観的に証明するものがなければ説得力に欠けますからね。
そこで、具体例によって説明部分を補強して、説得力のある志望動機に仕上げていきます。
~%向上させたなどの数字を伴う実績を使いましょう
4.「結論」パート

最後にもう一度、【結論】でダメ押し!
そして最後に、最初の『結論』を記載して、志望動機をダメ押しします。これが締めくくりに該当します。
パッと見では、くどいと思うかもしれません。
しかし、最初と最後の計2回繰り返すことで、自分の主張を採用担当者に強く印象付けることが可能になり、多くのライバルを出し抜くことができるのです。
総括型には、こちらの主張を相手に強くアピールする効果があるのです。
『書類選考に通過しない…』とお悩みの方は、ぜひ一度お試しください!
なお、ツールを使用した志望動機の作り方は↓の記事で説明していますが、本記事の内容をあらかじめ頭に入れておくとさらに効果的です。
そして、家庭用プリンタでA3の履歴書を印刷する方法はこちらの記事をどうぞ。
まとめ)履歴書の志望動機の書き方|書き出し~締めくくりまで

以上、『履歴書の志望動機の書き方』と題して、書き出しから締めくくりかたまでを説明しました。
ビジネスの世界では論理的な文章が何より求められます。
そのため、【総括型】の志望動機を作成しましょう。
ビジネス力のある応募者という印象を与えることができるはずですよ。
次の3つの記事で内定獲得の糸口が見つかるかもしれません。
転職でお悩みの方はぜひどうぞ。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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