- ≠ なんて読む?
- パソコンで「≠」はどうやって打つの?
- ノットイコールの使い方は?
- ノットイコールの意味は?
Excelで意外によく使う「ノットイコール」、記号は≠
と表します。
意味はその名のとおり、「イコールではない(等しくない)」です。

ノットイコールって実はよく使う!
Excel関数などでは、<>
で使用される演算子(PCに計算を実行させる記号)です。
本記事ではこの他にも、「以上」や「以下」を意味する演算子についても説明します。
※ わかりやすい解説動画を本記事の下部に掲載
なお、その他のExcel 基本・便利ワザについては、《 Excelの使い方講座|基本操作を覚えて脱・初心者!》をご覧ください。
ちなみに、『今さらこんなこと聞いてくるなんて…』と思われるのが怖くて質問できなかった経験はありませんか?
OfficeソフトやPCスキルに不安があるなら、社会人向けに厳選したオンラインスクールを活用して効率よく学びましょう。
これが“仕事ができる人”と思われる第一歩です。

- 大手通信企業の元SE
- 業界歴15年のWeb解析士
- 携わったSNSは約100件
- Google Analytics認定資格
Excelのノットイコール(イコールではない)記号の出し方・使い方

まず、「ノットイコール(等しくない)」を意味する記号には2とおりあります。
数式としては≠
、演算子としては<>
です。
たとえば、≠
はWebサイトや紙媒体で「等しくない」を表現する記号として使用し、<>
はExcelやプログラミング言語に計算を実行させるときに使います。
ノットイコール記号の出し方(パソコン・スマホ)
パソコンでのノットイコールの出し方は、全角で「=」を入力して変換すればOKです。
候補の中に「≠」があるので、それを選択してください。

また、スマホの場合は「とうごう」と入力すると、変換候補の中に「≠」があります。

「ノットイコール」以外の演算子
Excelにおける「ノットイコール(等しくない)」の演算子は<>
です。
厳密には「比較演算子」と呼ばれており、この他にも次のようなものがあります。
比較演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
= | 等しい | =0 (0に等しい) |
<> | 等しくない | <>0 (0でない) |
< | より小さい | <0 (0より小さい) |
<= | 以下 | <=0 (0以下) |
> | より大きい | >0 (0より大きい) |
>= | 以上 | >=0 (0以上) |
上記の表の中で覚えにくいのは、「以上」と「以下」を表す演算子です。
=
は右側 or 左側なのか迷ってしまいます。
そんなときは、『=
は常に右側』と覚えておいてください。
文字入力に関連するその他の記事
当ブログには、Excelでの文字入力に関連する記事があります。
以下の内容もあなたのお役に立てるかもしれません。
関連記事 ≫Excel 斜め線の入れ方と応用ワザ
関連記事 ≫Excel ヘッダーの編集と削除方法
Excelにおけるノットイコールの使い方

上記でお伝えしたように、ノットイコールの演算子は<>
です。
たとえば、「A1セルの値が0でなければOK、0の場合はNGと表示」させる場合、次のようになります。
=IF(A1<>0,"OK","NG")
では、実際にやってみましょう。下のような表をサンプルにします。

A1~A3に数値が入力されています。セルの値に応じて、OKとNGの文字が表示されるようにします。
具体的には、A1セルの値が0でなければOK、0の場合はNG
としてみます。
これを実現するには、B1~B3のセルに次のように関数を入力してください。

すると次のようになります。

では続いて、条件付き書式での設定方法をみていきます。
もしかしたら関数よりも利用する方が多いかもしれませんので、ぜひご覧ください。
さて、ここまでは基本的な使い方をお伝えしてきましたが、実際の業務はもっと色々ありますよね。
たとえば、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
『データ分析を頼まれたけど、どうやればいいの…』

市場調査や売上データ分析など説得力ある資料を作成できれば、より高度な業務に携われます。そのためには体系的な学習が必要です。
あなたの評価やキャリアを変える一歩となるオンラインスクールをまとめました。
条件付き書式での使用例|Excelにおけるノットイコール
ここでは、条件付き書式でのExcelにおけるノットイコールの使用例を説明します。
関数よりも敷居が低いので、ぜひ参考にしてください。
次のような表をサンプルにします。

この表でA1~A3に応じて、B1~B3を塗りつぶしていきます。
具体的には、「0は塗りつぶしなし、0以外なら黄色」に塗りつぶします。完成形は次のようなイメージです。

それではやっていきます。
まず、塗りつぶしたいセル範囲を選択します。

そしてホーム
タブの条件付き書式
ボタンを押します。

新しいルール
を選択してください。

数式を選択して、書式設定するセルを決定
を選択してから、次の数式を満たす場合に値を書式設定
に=$A1<>0
と入力して書式
を押します。

塗りつぶし色が黄色になるように設定してください。

次のような状態になっていれば設定完了です。OKボタンを押しましょう。

そうすると、条件付き書式設定により、B2セルとB3セルが次のように塗りつぶされます。

設定画面にそって操作できるので、関数に苦手意識がある方にはこのやり方のほうがおすすめです。
関連するトピック(FAQ)

上記以外で、本記事に関連するトピックをまとめてみました。
参考までにどうぞ!
- ≒と≠の違いは何ですか?
-
「≒」と「≠」は、どちらも等号(=)に関連しますが、意味が異なります。
- ≒(ニアリーイコール):
- 二つの値が「ほぼ等しい」ことを示します。
- 厳密には等しくないものの、近似的に等しい場合や、誤差の範囲内で等しい場合などに用いられます。
- 例:円周率π≒3.14
- ≠(ノットイコール):
- 二つの値が「等しくない」ことを示します。
- 二つの値が完全に異なる場合に用いられます。
- 例:3≠5
- ≒(ニアリーイコール):
- ニアリーイコールの記号はどうやって出せばいいの?
-
日本語入力システム(IME):
- 「=」(イコール)を入力して変換すると、候補の中に「≒」が表示されます。
まとめ)Excelのノットイコール(イコールではない)記号の出し方
以上、Excelのノットイコール(イコールではない)記号の出し方をお伝えしました。
ノットイコールなど比較演算子には、全部で6種類あります。
比較演算子 | 意味 | 使用例 |
---|---|---|
= | 等しい | =0 (0に等しい) |
<> | 等しくない | <>0 (0でない) |
< | より小さい | <0 (0より小さい) |
<= | 以下 | <=0 (0以下) |
> | より大きい | >0 (0より大きい) |
>= | 以上 | >=0 (0以上) |
「Excelの関数が苦手…」「Wordの文字の位置がズレる!」「説得力あるスライドを作れない」など、苦手意識を感じることはありませんか?

独学はけっこう厳しいかも…
そんな方には短期間で効率的に学べる、オンラインのPCスクールが最適です。
- 独学に限界を感じている
- 短期間で集中的に学びたい
- キャリアアップを目指したい
「憧れの仕事に挑戦したい・将来の選択肢を広げたい」と感じたときが学び始める絶好のタイミング。
新しいスキルは、あなたの自信と可能性を大きく広げてくれるはずです。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!

質問は気軽にコメントへ!
コメントはお気軽にどうぞ!