知る人ぞ知るExcelの隠れた機能、それが画像の透化です。
具体的には、必要部分だけを切り抜いて画像の背景を消すことができます。
Excelでもそんなことができるとは!
Excelで画像処理ができるのってけっこう驚きですよね。
方法は背景透過の範囲を指定するだけ!
もちろん、高価な画像編集ソフトには敵いませんが、十分に使えるレベルで画像の背景を透過できます。
実際に使ってみるとけっこう面白いですよ。
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Excelで画像の必要部分だけを切り抜く!画像の背景を消す(透過)方法
Excelで図や画像の背景を消す(透過する)方法は次の2つです(クリックで該当箇所にジャンプ)。
2つの機能を使い分ける基準は、こんな風に判断してください。
背景の削除 | 人物や風景のような複雑な輪郭 |
---|---|
透明色を指定 | 直線などで構成される図形 |
それでは説明していきます。
背景の削除:複雑な背景の透化
複雑な形状の背景透化には、背景の削除
を使用しましょう。
今回はサンプルとして下のような画像の背景を透明にしてみました。
完成イメージはこんな感じです。
『背景の削除』の手順
それでは、実際の手順をご説明します。
エクセル上に画像を挿入したら、その画像を一回クリックして選択状態にしてください。
そして、書式
タブ内の背景の削除
を選択します。
下図のように、透化範囲が紫色で表示されます。この紫の部分を画面全体に広げましょう。
透明化の範囲をさらに追加していきます。
削除する領域としてマーク
ボタンを押してください。 マークが表示されます。
また、透過したくない箇所を指定するには、保持する領域としてマーク
ボタンを押します。
削除する領域としてマーク
や保持する領域としてマーク
を繰り返した後、変更を保持
を押して反映しましょう。
以上で作業は完成です。細かい部分まで背景を透明にすることができました!
なお、JPG画像では背景を透明にした画像を保存できません。
そのため必ず、PNG形式で保存してください。
具体的な保存方法はここをクリックしてください。該当の説明箇所にジャンプします。
なお、『手順は分かったけど、毎回するのはちょっと面倒…』と思う方には、Cnava Proがおすすめ!
AIが画像の背景を消す仕組みなので、人間はボタンを押すだけです。詳細は↓の記事からどうぞ!
関連記事みんなが使うCanvaとは?あか抜けないデザインを5分でプロ並にする方法
単純な背景を透明化:『透明色を指定』機能を使う方法
単純な形状の背景を透明化する場合は、『透明化を指定』を使用します。
今回はサンプルとして下のような画像の背景を透明にしてみました。
そして完成イメージはこんな感じです。
それでは、実際の手順をみていきましょう!
『透明色を指定』の手順
背景を透過したい画像を選択して、書式
タブ>色
>透明色を指定
を選択します。
画像内の透過したい箇所をクリックします。
下の例では図形の真ん中をクリックしてますが、白い箇所ならどこでも構いません。
これで背景の透明化が完成です!
画像の具体的な保存方法はここをクリックしてください。本記事内の該当箇所にジャンプします。
せっかく作った画像なので、忘れずにセーブしておきましょう。
それにしても、画像編集って楽しいですね!
Excelで画像を透過した後の保存にはコツが必要!
せっかく作った透過画像なので、保存して流用できれば色々と便利です。
実は保存方法にはちょっとしたコツがあります。
以下ではその方法をお伝えしていきます。
例として、背景を透明にしたこの画像を保存してみます(PNG形式となります)。
まず背景を透化した画像を名前をつけて保存
で保存します。
そしてここがキモ!
名前を付けて保存する際、ファイルの種類
内のWebページ(*.htm,*html)
を選択しましょう!
Webページ(*.htm,*html)
を選択したら、保存先の場所を指定してから発行ボタンを押します。
するとこんなダイアログボックスが出ますので、ここでも発行
ボタンを押します。
保存先を見てみると、(保存した名前).files
というフォルダが作成されます。
このフォルダの中に背景の透過画像が2つ保存されています。2つの違いはサイズです(.xmlファイルは削除してOK)。
お好みのサイズのファイルを使用するか、どちらかのファイルをリサイズしてください。
以上が透過画像の保存方法です。
うまく活用して作業のお役に立ててください!
番外編:『作成した図形の透過』機能
ここからは番外編です。
エクセルで作成した図形そのものを透明化します。
完成イメージは以下のようになります。黄色の図を半透明にしてみました。
それでは、実際の手順を見ていきましょう!
まず、黄色の図形を選択してください。
書式
タブ>図形の塗りつぶし
>塗りつぶしの色
を押しましょう。
以下のようなダイアログボックスが表示されるので、透過性の数値を指定してください(0%:不透明、100%:透明)。
これで図形を透過させることができました。
Officeソフトの学習は、一人でパソコンに向かってもなかなか継続できないものです。
その点、パソコン教室には初心者歓迎の講座が用意されていて、Word、Excel、PowerPointをゼロから理解できます。
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まとめ)Excelで画像の背景を消す(透過)方法
以上、『Excelで画像の背景を消す方法』と題して、画像の背景透明化についてお伝えしました。
図や画像の背景や色を透明にできれば、表現力のある資料を作成できます。
とはいえ、ちょっと面倒だな感じる方には、Cnava Proがおすすめです。エクセルよりもかずっと簡単に透明化することができます。
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それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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