「子供の見守り用にGPSを検討しているけれど、通話機能は本当に必要なのかな?」
「小学生にGPSを持たせる理由や、持たせない場合のデメリットって何だろう?」

そこまですべきかどうか…
ネットで検索していると「GPSを子供につけると危険性がある?」といった不安な声を目にすることもあり、本当に持たせるべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、通話機能が必要かどうかは、「放課後の親子のライフスタイル(流動的な連絡が必要か)」によって完全に分かれます。
この記事では、元SE×サッカーコーチの視点から、小学生にGPSを持たせるべき理由や、通話機能が必要なケース・不要なケースの判断基準を分かりやすく解説します。


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1. 小学生にGPSを持たせる理由とは?持たせなくてもいい?


保育園や幼稚園の頃とは違い、小学校に入学すると子供の行動範囲は一気に広がります。
親の目が届かない時間が増える中で、「本当にGPSは必要なの?」「持たせなくてもなんとかなるのでは?」と悩む親御さんも少なくありません。
まずは、小学生にGPSを持たせるべき明確な理由と、持たせない場合に生じるリアルなリスクについて解説します。
なぜ必要?小学生にGPSを持たせる3つの理由
多くの家庭が小学校入学のタイミングでGPSを導入するのには、単なる「心配だから」という気持ちだけでなく、現代の小学生を取り巻く環境に根ざした3つの理由があります。
- 「一人行動」が急激に増える:登下校はもちろん、放課後に友達と公園へ遊びに行ったり、一人で習い事に向かったりなど、親と離れて行動する時間が圧倒的に増えます。
- 通学路や行動範囲に「死角」がある:住宅街の細い路地、人通りの少ない通学路、視界の悪い交差点など、一歩外に出れば危険な場所は無数にあります。位置情報が分かれば、万が一の事態が起きた際にもすぐに見つけ出すことができます。
- 親の「連絡待ちの不安」を解消する:仕事中で迎えに行けない時や、子供の帰宅が予定より遅れている時、「今どこにいるのか」がスマホでいつでも確認できる安心感は、親の精神的な負担を大きく軽減してくれます。
ちなみに、令和6年版警察白書の警察白書によると、平成26年~令和5年における13歳未満の子供が被害者となった刑法犯の認知件数は次のような結果になったことが発表されました。
| 年次 | 子供の被害件数(総数) | うち略取誘拐 | うち暴行 | うち傷害 |
| 平成26年 | 24,707件 | 109件 | 858件 | 539件 |
| 平成27年 | 20,106件 | 84件 | 886件 | 557件 |
| 平成28年 | 17,252件 | 106件 | 906件 | 631件 |
| 平成29年 | 15,721件 | 72件 | 852件 | 613件 |
| 平成30年 | 12,947件 | 110件 | 958件 | 714件 |
| 令和元年 | 11,885件 | 114件 | 1,044件 | 962件 |
| 令和2年 | 8,788件 | 114件 | 1,029件 | 948件 |
| 令和3年 | 8,688件 | 108件 | 1,104件 | 849件 |
| 令和4年 | 9,600件 | 120件 | 1,115件 | 891件 |
| 令和5年 | 11,953件 | 204件 | 1,292件 | 1,126件 |
13歳未満の子どもの被害総件数は平成26年から令和3年までは減少傾向にあったものの、令和4年からは再び増加しつつあります。
子供が犠牲になる事件は近年増加に転じており、決して他人事ではない実態が浮かび上がってきます。
「子供にGPSを持たせなくてもいいですか?」への回答


「うちは学校も近いし、防犯ブザーだけで十分では?」と考える方もいるでしょう。確かに、絶対に持たせなければならないという義務はありません。
しかし、GPSを持たせない(持たせなくてもいい)と判断して後悔するケースで特に多いのが、以下のような「想定外のトラブル」が起きた時です。
| 起きがちなトラブル | GPSがない場合のリアルなリスク |
| 友達の家に寄り道した | 帰宅時間を過ぎても戻らず、心当たりのある場所に電話をかけまくることになる。 |
| 通学路で迷子・道に迷った | 特に新一年生の4〜5月は、集団登校から外れた帰りに道を間違え、自力で帰れなくなるケースが多発。 |
| 急な悪天候や電車の遅延 | ゲリラ豪雨や公共交通機関のトラブル時、子供がどこで雨宿りをしているのか、駅のどこにいるのか分からず探し回る。 |
防犯ブザーは「その場で周囲に危険を知らせる」ための道具ですが、子供が道に迷ったり、どこかで動けなくなったりした時には機能しません。
「持たせなくてもいいかな」と迷う場合でも、子供の自立を安全に見守るための「お守り」として、GPSは用意しておくのが現代の防犯のスタンダードと言えます。
また、不審者による声掛け事案は、小学校低学年を中心とした幅広い年齢層に拡がっています。
事案の45.9%は登校時の8時台、下校時の15時台~17時台です(警視庁平成18年のデータ)。
こうした状況では、登下校の安全整備は保護者の義務といえるでしょう。
「声掛け事案」は、小学校低学年を中心に幅広い年齢層の子どもに対して「道案内してあげる」、「家まで送ってあげる」などと言葉巧みに接近してくるもので、略取・誘拐や性犯罪等の重大な犯罪の前兆事案となるものもあります。
引用:警視庁ホームページ
平成18年中、警視庁管内において発生した声掛け事案のうち、学校への行き帰りをねらったものが全体の45.9%を占め、多くが登校時である8時台及び下校時である15時台から17時台に集中して発生しています。
2. 子供用GPSに通話機能は本当に必要?判断の基準


「子供の居場所が分かるだけで安心だけど、やっぱり直接声を聞いて話せる『通話機能』があったほうがいいのかな?」と迷う親御さんは非常に多いです。
結論から言うと、全員に通話機能が必要なわけではありません。通話機能(または音声メッセージ機能)が必要か不要かは、「放課後のお子さんの行動パターン」と「親子の連絡の頻度」の2つの基準で決まります。
ご家庭のライフスタイルにどちらが当てはまるか、チェックしてみましょう。
通話機能が必要なケース
以下のような状況に当てはまる場合は、位置情報だけでなく「言葉のやり取り」ができる通話機能付きのGPSを選んでおくと、日々のストレスや行き違いが激減します。
- 習い事の送迎や、お迎えの時間が日によって変動する場合:「今終わったよ」「今近くの交差点まで迎えに着いたよ」といったリアルタイムの連絡が必要なため、通話(トーク)機能が必須になります。
- 学童保育に行かず、放課後に友達と遊ぶことが多い場合:「今からA君の家からB公園に移動するね」「暗くなってきたからもう帰りなさい」など、子供の予定変更に柔軟に対応する必要があります。
- 子供から親へSOSを出せるようにしたい場合:不審者への警戒だけでなく、「体調が悪くなった」「急な雨で動けない」「道に迷った」という時に、子供側の操作で親に助けを求められる安心感があります。
通話機能が不要なケース(位置情報だけで十分な場合)
一方で、以下のようなシンプルな行動パターンの場合は、あえて通話機能をつける必要はありません。画面やスピーカーがない通常型のGPSのほうがメリットが大きくなります。
- 学校と自宅の「往復」がメインの場合:毎日決まったルートを歩くだけなら、あらかじめ設定したエリア(学校や自宅)に到着した通知が親のスマホに届くだけで十分に安全を確認できます。
- 平日は毎日学童保育を利用している場合:学校から直接学童へ行き、帰りは親が学童まで必ず迎えに行くという生活リズムであれば、平日に子供と直接連絡を取り合うシーンはほとんどありません。
- 学校への持ち込みやすさを最優先したい場合:通話ができる端末は「携帯電話(音が出る機器)」とみなされ、学校への持ち込み規則が厳しくなることがあります。完全無音・画面なしの通常型GPSのほうが、学校側の許可を得やすいというメリットがあります。
我が家に合う子供用GPSはどれがいい?
「通話機能が必要か・不要か」の方向性が決まったら、次は具体的な機種選びです。
当サイトでは、元SEの視点から、最新の人気子供用GPS端末を徹底比較したまとめ記事をご用意しました。
「通話やボイストーク機能が優秀な機種はどれ?」「コスパが一番良いのはどれ?」など、さらに詳しいライフスタイルや機能を比較して選びたい方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
3. 小学生がGPSで通話(音声のやり取り)をする方法


「小学生がGPSで通話をするにはどうしたらいいですか?」という疑問を持つ親御さんは多いですが、実は現在の子供用GPSにおける「通話」には、大きく分けて2つの仕組みがあります。
かつてのキッズ携帯のような「リアルタイムの電話回線による通話」だけでなく、最近はインターネット通信を利用した「ボイストーク(音声メッセージの送受信)」も多くなっています。
それぞれの仕組みと、子供が実際に使う際の方法について詳しく見ていきましょう。
「ボイストーク機能付きGPS」の仕組みと使い方
現在、通話ができる子供用GPSとして最も人気を集めているのが「ボイストーク機能」を搭載した【みてねみまもりGPSトーク】
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これは、LINEのボイスメッセージや、スマホの録音機能のような感覚で双方向のやり取りを行う仕組みです。
- 子供側の操作(GPSから親へ):端末のボタンを長押ししながら「今から帰るよ」「お迎えにきて」と声を出して話し、ボタンを離すだけで自動的に親のスマホアプリへ音声が送信されます。
- 親側の操作(スマホから子供へ):専用の管理アプリを開き、マイクマークを押して音声を録音して送信します。子供のGPS端末がピカピカ光ったり通知音が鳴ったりして、ボタンを押すと親の声がスピーカーから再生されます。
厳密には「リアルタイムのもしもし電話」ではありませんが、数十秒のタイムラグで確実にお互いの声を届け合えるため、実用性は十分です。
リアルタイムで電話ができる「音声通話型GPS」
一部の機種やキッズスマートウォッチなどには、携帯電話と同じようにリアルタイムで直接会話ができる「音声通話機能」が備わっているものもあります。
子供が端末のタッチパネルやボタンを操作して親を呼び出し、親がスマホで着信を受け取ることで、通常の電話と同じように「もしもし」とリアルタイムに会話が可能です。
ボイストークと音声通話の違い・比較表
小学生が使うにあたって、どちらのタイプが良いかは以下の特徴を比較して選ぶのがスムーズです。
| 比較項目 | ボイストーク(音声メッセージ) | 音声通話(リアルタイム電話) |
| 通話のスタイル | 録音した声を送り合う(交互に話す) | 携帯電話と同じようにリアルタイムに話す |
| 学校への持ち込み | 画面がないモデルが多く、通知も静かなため許可されやすい | 音が鳴ったり画面があったりするため制限されやすい |
| 月額料金の目安 | 600円〜800円前後(追加の通話料なし) | 1,000円〜2,000円前後(通話料が別途かかる場合あり) |
| 操作の難易度 | ボタンを1つ押すだけなので低学年でも簡単 | 画面操作や相手を選ぶ必要があり、やや慣れが必要 |
小学生、特に新一年生や低学年のお子さんが使う場合は、「ボタンを長押しして話すだけ」という圧倒的にシンプルな操作性と、月額料金が一定で使い放題である点から、ボイストーク機能付きのGPSからスタートするのが最も確実でおすすめの方法です。
4. 子供にGPSをつける時の危険性と対策


子供の安全を守るために非常に便利なGPS端末ですが、ネットの検索ワードで「GPS 子供 危険性」といった言葉を目にすると、「持たせることで逆に危険な目に遭うことはないの?」と不安になりますよね。
結論から言うと、GPS端末そのものが犯罪を誘発するような直接的なリスクは極めて低いですが、「親の使い方の油断」や「機器の特性によるトラブル」という観点で、いくつかの注意すべき危険性(リスク)が存在します。
安心してGPSを使い続けるために、知っておくべき3つの危険性と、その対策を詳しく解説します。
位置情報の第三者への漏洩(セキュリティリスク)
最も心配されるのが、「ハッキングなどで子供の居場所が知らない人に漏れてしまうのではないか」という危険性です。
- リスクの真相:日本国内で流通している大手の子供用GPSは、通信が高度に暗号化されており、サーバーのセキュリティも強固なため、第三者に位置情報が盗み見られるリスクは限りなくゼロに近いです。
- 本当の危険は「親の管理不足」:スマートフォンの管理アプリのログインパスワードを簡単なものにしていたり、他人に推測されやすい状態にしていたりすると、アカウント自体を乗っ取られる危険性があります。
- 対策:アプリのパスワードは英数字を組み合わせた複雑なものに設定し、定期的に見直しましょう。また、祖父母など複数人でアカウントを共有する場合は、信頼できる家族のみに限定してください。
2. 「見守り機能」への過信による親の油断
「GPSを持たせているから絶対に安全」との思い込み自体が、実は最大の危険性になり得ます。
- リスクの真相:GPSはあくまで「今どこにいるか」を特定するためのツールであり、リアルタイムで犯罪者を遠ざけるバリアではありません。GPSの画面だけを見て安心し、子供への防犯教育を怠ってしまうと、いざという時の対応が遅れてしまいます。
- 対策:端末の性能に頼り切るのではなく、「いかのおすし」などの基本的な防犯ルールの確認や、「寄り道をしない」「暗くなる前に帰る」といった親子間の約束を日頃から徹底しておくことが重要です。
【関連記事】
→ 📝「いかのおすし」とは防犯の合言葉!その意味をわかりやすく解説
3. 位置情報のタイムラグや「誤認」によるトラブル
GPSの技術的な特性による、予測不可能なトラブルにも注意が必要です。
- リスクの真相:GPSは地下や高層ビルの谷間、大型商業施設の中などに入ると、電波が遮られて正確な位置を測定できなくなることがあります。また、数分間の位置更新のタイムラグが発生することもあります。
- 起きがちなトラブル:学校にいるはずなのに、数キロ離れた場所に位置情報が飛んで表示され(みちびき等の電波の跳ね返りによる「迷子」現象)、親がパニックになって学校へ問い合わせてしまうといったトラブルが実際に起きています。
- 対策:あらかじめ「GPSには多少のズレやタイムラグがあるもの」と理解しておくことが大切です。不自然な場所に位置情報が表示されても焦らず、少し時間を置いて再確認したり、ボイストーク機能を使って子供の声を直接確認したりする冷静さを持ちましょう。
【関連記事】
→ 📝GPSがずれる理由 | 子供の見守りGPSの精度と“正しい見守り方”
→ 📝GPSの原理と仕組みをわかりやすく!位置情報には4つの人工衛星が必用
FAQ:子供向け見守りGPSの通話機能に関するよくある質問
子供用GPSの導入や通話機能の必要性について、親御さんから特によく寄せられる疑問をFAQ形式でまとめました。
5. まとめ:親子の行動パターンに合わせて最適なGPS選びを


子供用GPSに「通話機能」が必要かどうかについて解説してきました。
通話機能はすべての家庭に必須というわけではなく、以下の基準でお子さんの放課後の過ごし方に合わせることで、失敗のない見守り環境を作ることができます。
- 「通話機能が必要なケース」:習い事の送迎時間が日によって変わる、放課後に友達と公園を移動して遊ぶ、子供側からもSOSを出せるようにしたい。
- 「通話機能が不要なケース」:学校と自宅の往復がメイン、平日は毎日学童保育を利用している、学校への持ち込みやすさを最優先したい。
GPSを持たせることは、子供の自立を安全に見守るための大きな安心に繋がります。
ただし、端末の性能に頼り切るのではなく、「位置情報の多少のズレ」や「セキュリティの管理」といった注意点も理解した上で、親子でしっかりと防犯の約束をして活用していきましょう。
もし「具体的にどの機種を選べばいいか分からない」「それぞれの月額料金やリアルな口コミを詳しく知りたい」という方は、ぜひ以下のまとめ記事へと読み進めてみてください。
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