記事内にプロモーションを含みます。
「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」にならないよう配慮し、法令遵守に基づいた運営を行っています。

ペイントで図形や矢印を回転させる方法 | 斜めに微調整するコツ

  • URLをコピーしました!

ペイントで図形を回転させる方法を理解しておくと、作業の完成度が一段と高まります。

その理由はシンプルで、角度を自由に操れることで矢印や図形を狙った位置に配置でき、見やすく整った仕上がりになるからです。

この記事でわかること
  • ペイントで図形を回転させる基本ステップ
  • 回転を微調整して仕上がりを整えるコツ

例えば私も、ペイントで矢印を斜めに入れたいのに思うように回転微調整ができず、「あと少しなのに!」と何度もやり直したことがあります。

しかし、回転微調整のコツを覚えてからは作業時間を短縮でき、簡単な資料やイラストやペイントだけで完結できるようになりました。

ペイントの図形回転をマスターすれば、あなたの作業効率もグッと上がりますよ!

ペイントでできればかなり手軽!

この記事では、操作・設定方法をわかりやすくお伝えしていきますが、より確実・効率的に上達したい方は、独学以外にも「プロに教わる近道」もあります。

自分にピッタリな学び方を選べば、パソコンの上達スピードは格段に向上しますよ。

 特集 失敗しない!オンラインパソコン教室 | おすすめの人気スクール ≫

記事作成:ヤットキ
  • 大手通信企業の元SE
  • 業界歴15年のWeb解析士
  • 携わったSNSは約100件
  • Google Analytics認定資格
目 次

ペイントで図形回転の基本操作 | 微調整はどこまでできる?

結論から言うと、ペイントにおいて図形を回転できる角度は限定的です。

  • 右90度
  • 左90度
  • 180度
  • 上下反転
  • 左右反転

そこでまずは、これらの定型角度で調整する方法からお伝えします。

ペイントで図形や画像を90度・180度回転させる方法

キャンバスに図形を描画して、選択状態のままにしておきます(選択を解除すると回転できません)。

下図のアイコンをクリックして回転ボタンを押してください。

回転の種類を選択します。今回は左へ90度回転を選びました。

結果、こんな感じになりました。

今回は矢印を描画して回転させましたが、他の図形でも同様です。

矢印や図形の回転とあわせて、切り抜きやトリミングの記事も参考にしてみてください。

関連記事ペイントで画像を丸く切り取るパソコン操作

ペイントで矢印や図形を斜めに回転できない

先ほどお伝えしたように、ペイント単体では「矢印を斜めに傾ける自由回転」はできません。

可能な角度は以下のとおりです。

  • 右90度
  • 左90度
  • 180度
  • 上下反転
  • 左右反転

図形の傾斜と回転の違い

回転とよく似た機能に、図形の傾斜があります。

ぱっと見、これを使えば図形を斜めに回転させられそうに思えますが、それはできません。

この図形の傾斜とは、図形を左右や上下に“斜めに倒す”ように変形させる機能のことです。英語では Skew(スキュー) と呼ばれる操作です。

たとえば、四角形を横方向に傾斜すると、上辺と下辺が平行四辺形のように斜めになります。縦方向に傾斜すると、左右が斜めに伸びていく感じです。

矢印で図形を傾斜させるとこんな感じになります。

水平方向に傾斜させるとこんな感じになりました。

しかも、いったん図形の傾斜を行うと、Ctrl + Z(アンドゥー)でも元の状態には戻せません。

けっこうやっかいなのでご注意ください。

他のWindows標準ツールでは微調整は非対応

「フォト」や「Snipping Tool」などでは90度単位の回転は可能だが、微調整には非対応です。

微調整したい場合は Excelかスプレッドシートで数値指定するか(後述)、Paint.NET/Inkscape など外部ソフトを使う必要があります。

ペイントで回転を微調整できない理由

ペイント単体での回転の微調整ができない理由は以下によるものです。

ペイントは“初心者向けの簡易ソフト”という位置づけです。

PhotoshopやIllustratorのように、オブジェクトを自由に角度指定したり、滑らかに変形できる仕組みは最初から搭載されていません。

つまり、簡易的な画像加工用ソフトというのがその理由です。

細かい回転や編集は、ペイント3Dや他のグラフィックソフトで行う前提で設計されています。

ペイントで矢印や図形の回転を微調整する3つの裏ワザ

さて、ここまでさんざん、ペイントで回転を微調整できないとお伝えしてきましたが、この限界を突破して微調整する裏ワザがあります。

それが1) 直線 or 手書き、2) Excel、3) Googleスプレッドシートの利用です。

直線 or 手書きで微調整

ペイントでは直線の回転角度は微調整できます。

これを利用して、複数の直線をつなぎ合わせた矢印や手書きの矢印なら、回転を自由に調整できます。

手書きの場合は次のようにして矢印などを作成してください。

ブラシボタンをクリック

お好みのペン先を選んでください。おススメはカリグラフィ ペンです。

ちなみに、ペンの色は色1と色2に依存します。

左クリックしながら描画すれば色1、右クリックしながら描画する場合は色2になります。

そして、色んなペン先で矢印を書いてみました。

フリーハンドによるものなのでキッチリした矢印は描けませんでしたが、これはこれで味があります!

ぜひあなたのお気に入りのペン先を見つけて実際に描いてみてください。

マウス操作なので最初は戸惑うかもしれません。

でも数回描いているうちに、だんだんと慣れてきますよ!

Excelで微調整

まず、ペイントで図形を描いて保存してください(保存形式はPNGでもJPGでもOK)。

そして新規でExcelを開いて、先ほどペイントで描画した図形を画像ボタンから挿入します(下図の赤枠)。

図形を挿入できたら図の形式タブを開き、回転をクリック

その他の回転オプションを選択

回転に角度を入力しましょう。

これで、先ほど挿入した図形が回転しています。そしてこの図形をCtrl + Cでコピー!

あとはペイントを起動してキャンバスに貼り付ければ出来上がりです。

このように、Excelを使ってペイントで図形の回転を微調整しているように見せかけることもできます。

しかし、Excelを持っていない方もいると思います。

そんな方は次のGoogleスプレッドシートでのやり方をご覧ください。

Googleスプレッドシートで微調整

Googleスプレッドシートの場合はペイントで用意しなくてもOKです。直接スプレッドシートに図形を描画していきます(この方が微調整が効きます)。

スプレッドシートを起動して挿入をクリック。

図形描画を選択

ここで図形や矢印を描画してください。

そうすると、図形の上部にある回転ハンドルが表示されるので、これで回転させます。

こんな感じになります。

あとは、操作ボタンをクリック

JPGかPNGでこの画像をダウンロードしましょう。

あとはダウンロードした画像ファイルをペイントで開いて編集していけばOKです。

Excelとは少しやり方が異なりますが、スプレッドシートの方が手軽かもしれません。

実体験に基づく使い分けのTips

ペイントの図形回転はシンプルで直感的に扱えますが、いざ「微妙に傾けたい」と思ったときに不便さを感じる方も多いはずです。

私自身、プレゼン資料用のアイコンを作るときに「あと30度だけ回したいのに90度単位でしか動かない…」と困った経験があります。

そのときはExcelに貼り付けて角度を数値指定し、調整後に再びペイントへ戻すという“二度手間”で解決しました。

一方で、デザイン作業ではPaint.NETを使えば自由回転や回転軸の調整ができ、仕上がりに大きな差が出ます。

用途に応じて「ざっくりならペイント3D」「正確さ重視ならExcelやPowerPoint」「高精度やデザイン性ならPaint.NET」と使い分けるのが、ストレスを減らすコツです。

Windows ペイントの関連記事

いざというとき役立ちます!

当ブログでは、ペイントの基本~応用ワザを解説した記事を多数用意しています。

それらをまとめた記事は、こちらからどうぞ。

また、本記事で紹介した関連記事は以下からもご覧いただけます。

こちらもぜひチェックしてみてください。

FAQ:ペイントで図形や矢印を回転させる方法

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: bal-ac511.webp

ここまでは具体的な方法をお伝えしてきましたが、その他にも細かい疑問や迷いやすいポイントがいくつかあります。

そこで以下では、よくある質問をFAQ形式でまとめました。

ペイント単体で任意角度(例:45度)の回転はできますか?

いいえ、ペイント単体では行えません。90度単位のみの回転仕様です。

回転後、図形がキャンバスからはみ出てしまうのを防ぐには?

事前にキャンバスサイズを拡大し余裕を持たせておくと、はみ出しを防ぎやすくなります。

無料で使える微調整対応ソフトはありますか?

Paint.NET(無料)やInkscape(無料)などは、自由な回転と中心軸の指定が可能でおすすめですが、操作には知識が必要です。

回転後に画像がぼやけるのはなぜですか?

微妙な角度での回転は画素を再計算して配置し直すため、どうしても輪郭がにじむことがあります。高精度で仕上げたい場合はPaint.NETやInkscapeなどアンチエイリアス処理が強いソフトの使用がおすすめです。

ペイントで直線と矢印を引く方法:まとめ

ペイントでの図形回転は、手軽に90度単位の回転や反転ができる反面、30度や45度といった細かい「回転の微調整」には対応していません。

微調整したい場合は、以下のような使い分けが有効です。

  • ざっくり回転したい → ペイント
  • 正確に角度を指定したい → Excel /スプレッドシート(数値入力で回転)
  • 高精度やデザイン性を重視したい → Paint.NET / Inkscape(自由回転+回転軸の変更が可能)

私自身も資料作成時に「あと少し傾けたい…」という場面でExcelに貼り付けて数値指定を使う方法をよく活用します。

これらの組み合わせをうまく活用すると、面白い図形も描けるようになりますよ!

本記事でペイントの基本操作が身に付いたら、次はより高度な編集技術にチャレンジしてみませんか?

自分の生活スタイルに最適なスクールで楽しく学習を続ければ、仕事やプライベートでのスキルの幅がグーンと広がります。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

質問は気軽にコメントへ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメントはお気軽にどうぞ!

コメントする

CAPTCHA


目 次