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Excel パスワードのかけ方3選と解除方法|セキュリティー意識は必須!

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本記事では、Excel初心者が悩みやすいテーマ、パスワードのかけ方・忘れたときの解除と設定方法を説明します。

こんな人に向けて書きました
  • Excelファイルのパスワードを忘れた…
  • パスワードの解除と再設定方法を知りたい!

『このExcelファイルにパスワードをかけといて!』

会社の怖い先輩から指示を受けたけど、実はその方法が分からないってことありませんか?

今までパスワードを設定したことないから…どうやるんだっけ?

先輩にも聞きづらいし、何も知らないと思われたくないですよね。

そこで本記事では、パスワードのかけ方3選と解除方法をお伝えします。

これを覚えれば、脱・初心者レベル間違いなしです!

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記事作成:ヤットキ
  • 大手通信企業の元SE
  • 業界歴15年のWeb解析士
  • 携わったSNSは約100件
  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
目 次

Excel パスワードのかけ方3選

仕事のExcelファイルには、重要な情報や機密情報が含まれている場合がほとんどです。

そのため、第三者による不正アクセスやデータ改ざんへの対策が必要です。

それではさっそくパスワードのかけ方を見ていきましょう…といきたいところですが実は、Excelファイルのパスワードのかけ方には次の2種類あります。

また番外編として、パスワードの設定なしで読み取り専用でファイル閲覧を推奨する方法もあります。

三者の違いは、パスワード設定の細かさです。

①ブックの保護の場合は、パスワードを最初に入力すればファイルの閲覧も編集も可能です。もっとも一般的な方法です。

②全般オプションの場合は、閲覧する場合のパスワードと編集する場合のパスワードを別々に設定できます。高いセキュリティ性はありますが、ちょっと面倒くさいと感じるかもしれません。

また、③はパスワードは設定しません。『読み取り専用で開きますか?』とメッセージで促されるだけです。こんな感じです。

ここで『いいえ』を選択するとファイル編集もできてしまうので、セキュリティ効果はありません。

では実際に、それぞれをみていきましょう。

Excel パスワードのかけ方その1:ブックの保護

まず、編集制限をかけるための『ブックの保護』について説明します。

『ブックの保護』を設定したExcelファイルは、開くたびにパスワードの入力が必要になります。

  1. Excelファイルを開き、『ファイル』タブをクリック
  1. 左サイドメニューから『情報』をクリック
  1. 『ブックの保護』をクリック
  1. 『パスワードを使用して暗号化(E)』をクリック
  1. パスワードを設定してOKボタンをクリック
  1. 先程のパスワードを再度入力してOKボタンをクリック

以上でパスワードの設定は完了です。OKボタンを押したらファイルを閉じてください。

そして再度ファイルを開くと、パスワードの入力が求められます。

このパスワードが合っていれば、あとは閲覧も編集も自由に行うことができます。

続いては、よりセキュリティが強固な『全般オプション』によるパスワードのかけ方です。

解除の方法はこちら≫

Excel パスワードのかけ方その2:全般オプション

『全般オプション』によるパスワードでは、Excelファイルを閲覧するときのパスワードだけでなく、編集するときのパスワードも設定できます。

ファイルの閲覧と編集の両方に制限をかけられるので、先ほどの『ブックの保護』よりもセキュリティを高く設定できます。

つまり、ガチガチに設定できるということです。

では実際にパスワードのかけ方を説明していきます。

  1. Excelファイルを開き、『ファイル』タブをクリック
  1. 『名前を付けて保存』をクリックして『参照』を選択します。

『参照』とは、保存したファイルの置き場所を指定するという意味です。本記事ではデスクトップを指定していますが、お好みに合わせて場所を変更してください。

『参照』をクリックすると、下の画像のように左のツリーメニューが表示されます。

  1. デスクトップ(←任意の場所に変更可)を選択して保存するファイル名を入力
  1. 画面下の保存ボタンの左にある『ツール』をクリック
  2. プルダウンメニューの中から『全般オプション』を選択
全般オプションをクリック
  1. 『読み取りパスワード』と『書き込みパスワード』の二つを設定してOKボタンをクリック
エクセルのパスワード(鍵)の付け方

『読み取りパスワード』と『書き込みパスワード』は必ず異なるものにしておきましょう! また、この後すぐにパスワードの再入力が必要になります。設定したパスワードはメモして忘れないようにしてください。 復元できません。

この後、読み取りパスワードの再入力が求められます。間違えないように入力しましょう。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
パスワードの確認

そして最後に書き込みパスワードの再入力を行います。

以上の操作が完了すると、『名前を付けて保存』の画面に戻ります。

『保存』を押せば全般オプションのパスワード設定は完了です。ファイルを閉じてください。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方

さて、パスワードを設定されたファイルを開くと、下のようにパスワードの入力が求められます。

エクセルのパスワード(鍵)の付け方
パスワードの入力画面

また、ファイルの編集時にもパスワード入力が求められるはずです。

書き込みパスワード設定が有効になっているか確認して下さい。

解除の方法はこちら≫

番外編:パスワードなしの読み取り専用でファイルを開く

次最後に番外編として、Excelファイルを読み取り専用で開く方法を説明します。

なぜ番外編かというと、この方法はパスワードを設定するのではなく、『読み取り専用で開きますがいいですか?』という内容のメッセージを表示するだけだからです。

このとき『はい』を選択すれば読み取りで、『いいえ』を選択すれば編集可能な状態でファイルを開きます。

『Excelファイルのパスワードのかけ方』という本記事のテーマからは少しはずれます。

イメージしにくいかもしれませんが、まずは見ていきましょう。

  1. Excelファイルを開き、『ファイル』タブをクリック
  1. 左サイドメニューから『情報』をクリック
  1. 『ブックの保護』をクリック
  1. 『常に読み取り専用で開く(O)』をクリック

上記の手順を行うと、下のように『ブックの保護』が黄色になるので、そのままファイルを保存してください。

そしてあらためてファイルを開くと、下のようなメッセージが表示されます。

『はい』を選択すると読み取り専用で開きますが、『いいえ』を選択すると編集可能な状態でファイルが開きます。

この方法はあくまで読み取り専用で開くことを促すだけです。

セキュリティーを目的としたものではないので、ご注意ください。

解除の方法はこちら≫

パスワードを忘れたら絶望的なので要注意!

重要な情報を扱う場合はパスワード設定を行うことで、情報漏えいや改ざんを防止できます。

パスワードは忘れないように管理し、定期的に変更するように注意しましょう。

しかし、もしパスワードを忘れてしまったらどうしたらよいのでしょうか?

あぁぁ!パスワードのメモを失くしちゃった!

結論を言うと、諦めましょう…

パスワードは絶対に忘れないようにしましょう!

拡張子を変更するなど、かなり強引な方法で復元を試みることもできますが、必ずしも成功するとは限りません。

ファイルが破損するかもしれないので本記事ではその具体的方法には触れません。

また、パスワードを解析して解除するツールもいくつかありますが、それらを実行することで不正アクセスが生じる可能性もあり、セキュリティリスクが高くなります。

ググればそうしたツールが見つかるかもしれませんが、使用する場合は、ご自身の判断で使用してください。

ツールを使用したことによる一切の責任は当ブログでは負いかねます。

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関連記事Excelの使い方講座|基本操作を覚えて脱・初心者! ≫

Excel ブック保護の解除方法

上記でお伝えしたパスワードのかけ方を実施することで、ブックを保護して他のユーザーによるファイルの編集を防ぐことが可能です。

しかし、保護の必要がなくなってパスワードを解除したい場合もあります。

本項では、3つの場合のパスワード解除の方法を説明します。

基本的な考え方は、設定したパスワードを消去して上書きするという手順です。

それではいってみましょう!

Excel パスワードの解除方法その1:ブックの保護を解除

まずはパスワードを設定したときと同じ方法で、設定画面を表示させます。

  1. Excelファイルを開き、『ファイル』タブをクリック
  1. 左サイドメニューから『情報』をクリック
  1. 『ブックの保護』をクリック
  1. 『パスワードを使用して暗号化(E)』をクリック
  1. 設定しているパスワードをBackspaceで消してOKボタンをクリック

これでファイルを保存すればパスワードを解除できます。

Excel パスワードの解除方法その2:全般オプションを解除

『全般オプション』によるパスワードでは、ファイルの閲覧と編集の両方に制限をかけるものでした。

このパスワードを解除するためには、閲覧と編集の両方のパスワードを消去してください。

では実際に方法を説明していきます。

  1. Excelファイルを開き、『ファイル』タブをクリック
  1. 『名前を付けて保存』をクリックして『参照』を選択します。

『参照』とは、保存したファイルの置き場所を指定するという意味です。本記事ではデスクトップを指定していますが、お好みに合わせて場所を変更してください。

『参照』をクリックすると、下の画像のように左のツリーメニューが表示されます。

  1. デスクトップ(←任意の場所に変更可)を選択して保存するファイル名を入力
  1. 画面下の保存ボタンの左にある『ツール』をクリック
  2. プルダウンメニューの中から『全般オプション』を選択
全般オプションをクリック
  1. 『読み取りパスワード』と『書き込みパスワード』の二つをBackspaceで消してOKボタンをクリック

これでファイルを保存すればパスワードを解除できます。

番外編:パスワードなしの読み取り専用を解除

最後に、Excelファイルを読み取り専用を解除する方法を説明します。

  1. Excelファイルを開き、『ファイル』タブをクリック
  1. 左サイドメニューから『情報』をクリック
  1. 『ブックの保護』をクリック
  1. 『常に読み取り専用で開く(O)』をクリック

上記の手順を行うと、下のように『ブックの保護』が黄色から白色になればOKです。そのままファイルを保存してください。

そして再度ファイルを開くと、下のメッセージは表示されなくなることを確認してください。

Officeソフトの学習は、一人でパソコンに向かってもなかなか継続できないものです。

その点、パソコン教室には初心者歓迎の講座が用意されていて、Word、Excel、PowerPointをゼロから理解できます。

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まとめ)Excel パスワードのかけ方3つと解除方法

以上、Excelのパスワードのかけ方と解除の方法を紹介しました。

パスワードのかけ方には複数ありますが、もっともオーソドックスな方法をおさらいします。

手順のおさらいです!

  1. Excelファイルを開き、『ファイル』タブをクリック
  1. 左サイドメニューから『情報』をクリック
  1. 『ブックの保護』をクリック
  1. 『パスワードを使用して暗号化(E)』をクリック
  1. パスワードを設定してOKボタンをクリック
  1. 先程のパスワードを再度入力してOKボタンをクリック

以上でパスワードの設定は完了です。OKボタンを押したらファイルを閉じてください。

セキュリティのためにパスワードの内容は強力なものにして、定期的に変更するのがベターです。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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