PNG画像の白黒反転ってなんか難しそうですよね。
仕事やプライベートにおいて、PNG画像の白黒反転や色反転の需要は意外に多いので、ペイントでのやり方を知っておくとかなり重宝します。
- PNG画像の白黒反転を行う具体的な手順
- ペイントを使った簡単なPNG色反転の方法
- 超おすすめの国産モザイク処理サイト
本記事では、PNG白黒反転の具体的な手順から、効率的なPNG色反転のテクニック、さらにはペイント色の反転機能を活用した実践的な方法まで、初心者の方でも分かりやすく解説します。

色を反転させると、画像の垢ぬけ感アップ!
この記事では、操作・設定方法をわかりやすくお伝えしていきますが、より確実・効率的に上達したい方は、独学以外にも「プロに教わる近道」もあります。
自分にピッタリな学び方を選べば、パソコンの上達スピードは格段に向上しますよ。

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- 業界歴15年のWeb解析士
- 携わったSNSは約100件
- Google Analytics認定資格
なぜPNGの白黒反転や色反転が必要なのか
PNG画像の白黒反転や色反転は、単なる見た目の加工にとどまらず、さまざまなシーンで役立ちます。
- デザインや資料作成での活用
ロゴやアイコンを白黒反転すると、濃い背景や暗いスライドでも見やすく配置できます。配色に制限がある資料作成や印刷物で重宝されます。 - 視認性の向上
白背景の文字ロゴを黒背景に配置する場合、そのままでは見づらいため、白黒反転して調整することで可読性が向上します。 - ネガポジ効果の演出
写真やイラストを反転させることで、ネガフィルムのような雰囲気を出したり、独特の表現効果を得られます。アートやSNS投稿でよく使われます。 - データ確認や解析用途
設計図やスキャン画像を反転させると、細部の確認がしやすくなる場合があります。特に線画や図面では、背景色を反転して目に優しい表示にすることが可能です。 - アクセシビリティ対応
色覚に個人差がある人や、暗所・明所での見え方が変わる環境では、色反転を使って画面を見やすくする工夫が行われています。
このように白黒反転や色反転は、デザインから実務まで幅広く役立ちます。
ここからは具体的に、ペイントを使ったPNGやJPG画像での白黒反転の方法を見ていきましょう。
JPG・PNG画像を白黒反転や色反転にするやり方

Windows標準搭載の「ペイント」は、追加ソフトを入れずに画像を編集できる便利なツールです。
ペイントで編集可能な色の反転には2種類あります。
- 白黒反転(モノクロ)
- 色の反転(白黒以外)
色の反転とは、暗い部分と明るい部分が逆転することなので、白を反転すると黒になり、黒を反転すると白になります。
その他の色を反転した場合は、色相環の対角にある色になります。

それでは、2つの違いを実際の画像でご覧ください。
反転する前の画像はこれです。

そして、上の画像を白黒反転したものがこれ。

色を反転したものがこれです。

ということで、ペイントでの白黒反転と色反転の方法をお伝えします。
もしかしたら他ツールでの白黒反転・色反転を紹介するサイトもあると思いますが、正直、かえって手間がかかります。
ペイントだけでやる方が手軽です。
なお、本記事で白黒反転や色反転をマスターしたら、次はモザイクや円形切り取りなどにも挑戦してみてください。
関連記事写真モザイクのかけかた大全 ≫
それではさっそく方法を見ていきましょう!
予想以上に簡単なので、気を楽にしてご覧ください。
ペイントによるPNG・JPGの白黒反転
まず画像をペイントで開いてから次の操作を行ってください。
左上のメニュー
>名前を付けて保存
> BMP 画像
を選択してください。

ファイルの種類には『モノクロビットマップ』を選択してファイル名を付けて保存してください。

保存したbmp形式のファイルはサイズが大きいので、PNGやJPG形式に変更してあらためて保存してください。
これで白黒反転したモノクロ画像が完成しました!
PNG画像の白黒反転、ちょとした応用ワザ
ペイントを使ったPNG画像の白黒反転には、ちょっとした応用編があります。
それは、黒地に白文字(または白地に黒文字)を一瞬で反転する技です。
方法は先ほどの白黒反転と同じです。
たとえば、黒地に白文字の場合、上記のテクニックを使うと一瞬で変換できます。


次はPNGやJPGファイルでの色反転の方法を見ていきましょう。
ペイントによるPNG・JPGの色反転のやり方
色反転のやり方は白黒反転よりもさらに簡単です。
まずペイントで画像を開いてから次の操作を行ってください。
画像全体を選択してください。

画像の任意の場所で右クリックして色の反転
を選択。

STEP2により色が反転するので、あとはPNGまたはJPGで保存します。

PNG画像の色反転、ちょとした応用ワザ
上記はPNGやJPGの画像全体を色反転するやり方でしたが、実は、画像の一部だけを色反転することも可能です。
まず画像をダブルクリックして、ペイントで画像を開いてから次の操作を行ってください。
四角形選択などで画像の一部を選択します(自由形式のフリーハンドでも可)。

選択した領域内のの任意の場所で右クリックして色の反転
を選択。

STEP3により、選択した画像の範囲の色が反転しました。

なお、自由形式でフリーハンドの領域を選択していた場合は次のようになります。

PNGやJPGの白黒反転、色反転は意外に簡単だったのではないでしょうか。
白黒反転はBMP形式をJPG形式に変換しなおすのがちょっとしたコツですが、それさえ頭に入れておけばなんてことはありません。
知っておくと重宝するので、ぜひお試しください!
もしも、『さらに体系的に学びたい!』『独学だけでは不安…』と感じたら、オンラインパソコン教室で確実にスキルを身につけるのもおすすめです。
PNGの白黒反転・色反転を元に戻すやり方
ここからは、間違って色を反転してしまった場合に備えて、元にも戻すやり方もお伝えします。
下の画像のようにペイントの画面左上にある『元に戻す』ボタンを押してください。

もしくは、キーボードのCtrl + Z
でも同じ結果が得られます。

実験:背景が透明化されたPNG画像を白黒反転・色反転するとどうなる?

透明背景付きPNGを白黒反転・色反転するとどうなるかわかりますか?
透明背景PNG(アルファチャンネル付きPNG)は、背景が透明な画像ファイルです。
この透明部分は「アルファチャンネル」という情報で管理されており、画像の各ピクセルに対して0%(完全透明)から100%(完全不透明)までの透明度を設定できます。
しかし、Windowsペイントはアルファチャンネルに対応していないため、以下の問題が発生します
- 透明部分が白色で塗りつぶされる
- 透明ピクセルが白(RGB: 255,255,255)として処理される
- 反転処理により白→黒に変換される
- 半透明部分の情報が失われる
- グラデーション的な透明度が完全に失われる
- エッジのスムージング効果が消失する
つまり、背景透過画像をペイントで「色反転」すると、透明背景が保持されず、黒や白などの不透明色で塗りつぶされてしまう場合があります。
実際にやってみました。
これが背景透過画像の白黒反転です。

結果として背景透過画像の白黒反転は、背景の有無を除くと、通常の画像の白黒反転とそれほど変化はないようです。
そしてこれが、これが背景透過画像の色反転です。

この場合は、背景の透明情報が保持されていますね。ちょっと不思議です…。
ぜひご自身でも復習を兼ねて実験してみてください。
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いざというとき役立ちます!
当ブログでは、ペイントの基本~応用ワザを解説した記事を多数用意しています。
それらをまとめた記事は、こちらからどうぞ。

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FAQ:PNG画像の白黒反転・色反転

ここまでは具体的な方法をお伝えしてきましたが、その他にも細かい疑問や迷いやすいポイントがいくつかあります。
そこで以下では、よくある質問をFAQ形式でまとめました。
- PNGの色反転と白黒反転の違いは?
-
色反転はすべての色をネガポジ反転、白黒反転はモノクロ画像で白と黒を入れ替える意味で使われる場合があります。
- ペイントの色反転で画質は落ちますか?
-
基本的には劣化しませんが、細かい文字やアイコンでは見え方が変わることがあります。
- 透明背景付きPNGはどうなりますか?
-
透明部分が黒や白に塗りつぶされる場合があります。透明を保持したい場合は注意が必要です。
- ペイント以外に白黒反転できる方法はありますか?
-
可能ですが、この記事ではペイントに限定しています。PhotoshopやGIMPなどの画像編集ソフトでも実現できます。ただし、ちょっとした反転ならペイントで十分です。
- PNGやJPRの白黒反転や色反転は複数の画像に一括で行えますか?
-
ペイントでは一括処理はできません。手動で1枚ずつ行う必要があります。
まとめ)PNG画像を白黒反転・色反転にするやり方

以上、PNG・JPG画像を白黒反転や色反転にする方法をお伝えしました。
Windows標準のペイントを使えば、追加ソフトなしで手軽に反転処理が可能です。
そして、反転だけでは仕上がりが物足りない場合は、明るさ・コントラスト調整を加えると改善できますよ。
本記事でペイントの基本操作が身に付いたら、次はより高度な編集技術にチャレンジしてみませんか?
自分の生活スタイルに最適なスクールで楽しく学習を続ければ、仕事やプライベートでのスキルの幅がグーンと広がります。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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