小学生年代は、不審者に遭遇するリスクが急激に高まります。
もし、あなたのお子さんが登下校の際に不審者に声を掛けられてしまったら…
はたしてそのとき、あなたのお子さんは適切な行動をとれるでしょうか?
そんなこと、考えたくもない!
そこで『いかのおすし』の出番です!
といってもお寿司のことではありません。実は、「いかのおすし」には防犯標語としての意味があります。
万が一の時に備えて、『いかのおすし』の意味を親子でしっかりと話し合っておきましょう!
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【記事作成:ヤットキ】
- 選手歴15年、4級審判歴約20年
- U-12サッカークラブの監督
- 大のCASIO好き!
「いかのおすし」の意味と子どもの防犯対策
「いかのおすし」という防犯標語が生まれた背景には、平成13年~15年にかけて連続して発生した小学生の誘拐や殺傷事件があります。
当時、東京都教育委員会で生活指導の担当であった若林彰氏(有明教育芸術短期大学学長)によって、2004年(平成16年)に考案されました(参考:いかのおすし誕生裏話)。
そのユーモラスでインパクトのある響きが話題となり、各種メディアやポスターなどに掲載されて啓蒙活動に活用されています。
登下校の時間帯(8時台と15時台~17時台)に注意!
不審者は、小学校低学年を中心に幅広い年齢層の子供に言葉巧みに近づいてきます。
「声掛け事案」は、登校時の8時台と下校時の15時台~17時台に集中しています(警視庁による平成18年のデータ)。
「声掛け事案」は、小学校低学年を中心に幅広い年齢層の子どもに対して「道案内してあげる」、「家まで送ってあげる」などと言葉巧みに接近してくるもので、略取・誘拐や性犯罪等の重大な犯罪の前兆事案となるものもあります。
引用:警視庁ホームページ
平成18年中、警視庁管内において発生した声掛け事案のうち、学校への行き帰りをねらったものが全体の45.9%を占め、多くが登校時である8時台及び下校時である15時台から17時台に集中して発生しています。
子供が安心して登下校できる環境整備こそが保護者の義務といえます。
ここ数年ではGPSによる見守りグッズが登場してきており、防犯のための効果的なツールです。
たとえば、子供用の見守りGPS端末 soranome(ソラノメ)は今人気のあるGPSデバイスです。
2023/10/31まで、端末代金が5,500円(税込)も安くなるキャンペーンを実施中です。
また、↓の記事では、防犯意識が高い保護者の方に向けて、子供の登下校時に役立つGPS見守りグッズを紹介しています。
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とはいえ、保護者の意識が高いだけでは不十分です。
防犯をより効果的にするためには、子供自身の危機管理意識も高めておくことが必要です。
そこで、『いかのおすし』の出番です!
「いかのおすし」を心がける
では、「いかのおすし」とは具体的にどんな意味なのでしょうか?
- いか:(知らない人について)いかない
- の:(知らない人の車に)のらない
- お:(怖いときは)おおごえを出す
- す:(怖いと思ったら)すぐ逃げる
- し:(おとなに)しらせる
上のリンクから警視庁の子供のための防犯対策サイトに飛べるので、ぜひチェックしてみてください。
また、↓のように歌で覚えるのも一つの手です!
基本的には、「ついていかない」「逃げる」「大声を出す」といったところでしょうか。
私も自分のチームの子供には、「いざとなったら人がいる方に逃げろ」と口酸っぱくなるほど伝えています。
コンビニでもファミレスでもどこでもいいので、全力で駆け込むポイントをあらかじめ決めておくのがいいかもしれませんね。
とはいえ、怖い思いをしたら大声を出したり、体がすくんで動けなくなってしまうことも十分に考えられます。
そうしたことも考慮して、最低限、防犯ブザーの携帯は必須でしょう。
その際、一つは不審者を牽制するためにランドセルにぶら下げておき、もう一つをいつでも取り出せる場所に忍ばせておくのがいいかもしれません。
少なくとも、防犯ブザーを押す練習やブザーの動作チェックをお忘れなく!
子供の防犯リテラシーを高めたうえで必要なグッズを持たせることは、これ以上ない見守り対策ですよ。
まとめ)【いかのおすし】の意味と子どもの防犯対策
以上、『いかのおすしの意味と子どもの防犯対策』と題して、親と子供の防犯対策についてお伝えしました。
お子さんが怖い出来事に会ってしまっても、それを思い出したくなくて自分から言い出せないこともあるかもしれません。
帰宅後のお子さんの様子がいつもと違うようであれば、どうぞさりげなく声をかけてあげてください。
もし不審者の存在が疑われるのであれば、すみやかに学校や警察に通報して、子どもの安心安全な生活環境を構築していきましょう!
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それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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