暑い夏にゴクゴク飲める、おいしいアイスコーヒー(コールドブリュー)の作り方
コールドブリュー、ネットやCMでもよく見かけるなぁ!
コールドブリューをご存知ですか?
コールドブリュ―とは水出しコーヒーの作り方のことで、2015年くらいからニューヨーカーの間で定番の飲み物となっています。
その影響もあり、ここ数年、日本でもずいぶん浸透してきました。
水出しコーヒーは時間をかけて冷水で抽出するため、苦味や雑味などが少なく、まろやかでスッキリした味わいを楽しめます。
暑い夏の喉が渇いた時にゴクゴクと飲めそうです。
そこで本記事では、コールドブリューによるアイスコーヒーの美味しい入れ方やおすすめポットを紹介します。
アイスコーヒーの美味しい入れ方と分量|コールドブリューとアイスコーヒー
先ほどもお話したように、コールドブリューとは水出しコーヒーのことです。
その一方、アイスコーヒーはホットコーヒーを冷やしたものです。
したがって、熱湯で抽出したアイスコーヒーは苦味が強くなりますが、コーヒー豆の深い味わいを楽しむことができます。
ゆっくりとくつろぎながら味わいたい場合には最適な飲み方と言えます。
こんなうんちくを語っている私ですが、実は今まで、ペットボトルや紙パックのアイスコーヒーを飲んできました。
しかし、ある時、とんでもなくマズイものを引き当ててしまいました。
保存料等の添加物や紙パックにより、鼻や舌にベチャっとまとわりつくような味と匂いがとくに強かったのです…
そんな状況に『我慢ならん!』と怒りを覚えた私は、コールドブリュー作りに初挑戦することにしました!
コールドブリューの作り方
コールドブリューでアイスコーヒーの美味しい入れ方をネットで調べてみたところ、いろいろなことが分かってきました。
- 豆の選び方
-
コーヒー豆には数十種類もの品種がありますが、主な品種はアラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の3つです。
小売店で販売されているのは殆どがアラビカ種です。ロブスタ種は工業用のインスタントコーヒーとして使用されており、リベリカ種はごく一部の地域でしか飲まれていません。
私が購入してきたのもやはりアラビカ種です。なかでも、酸味があって爽やかなキリマンジャロを選びました。
- 豆の挽き方
-
粗挽きは苦味が少なく酸味が強めになり、細挽きは苦味が強く抽出されます。
今回は中挽きにしました。お好みに合わせてどうぞ。
水と粉の分量
私はたくさん飲むのでコールドブリュ―を1リットル作ることにしました。
この水の量に対して粉の平均的な分量は85gです。
具体的にどれくらいかというと、普通サイズのグラス一杯分くらいの体積なので、結構な量になります。
これをだしパック用の袋に小分けして入れてポットに沈めて、水出しします。
なお、ダイソーで販売されている11.0×10.5cmのパックを使用すると3袋分になりました。
軽い飲み口がお好みの方は、2袋がちょうどいいかもしれません。
パックに詰める時のコツは、詰め込みすぎず、少し余裕を持たせることです。
粉をギュウギュウに詰めてしまうとパックが閉まらなくなるのでご注意下さい。
ではここで、水と粉の分量の参考値をおさらいします。
豆の種類 | 水の量 | 粉の重量 |
---|---|---|
キリマンジャロ(中挽き) | 1000ml | 85g |
水出しポット
さて、ここで大事なのがコールドブリュ―を抽出するための水出し用ポットです。
100均で売っている麦茶用の水冷筒でもいいのですが、粉を入れたパックが底に沈んでしまうので、取り出しが大変です。
また、口が狭くて細長い構造なので底が洗いにくいですし、把手がついていないので、注ぐときに手を滑らせてしまうおそれがあります。
そこでまず、ストレーナー(茶こし)が付いているものがおすすめです。
これだと、後片付けがとても楽です。さらには、口が広くて把手付きの水出し用ポットであればなお良しです。
色々と探していると、希望の条件にピッタリなHARIO(ハリオ)社製の水出しポットが見つかりました。
HARIO(ハリオ)社は日本の耐熱性ガラスメーカーです。コーヒー関連器具などキッチンウェアを数多く開発しており、信頼も実績も抜群です。
製品の名称は『HARIO(ハリオ) かご網付き水出し茶ポット』とですが、コーヒーももちろんOK!
製品本体は耐熱性ガラスなので、熱湯消毒ができるのでとても衛生的。
さらに、ポットのストレーナー(茶こし)は本体から取り外しができます。この記事のもう少し下に画像を貼っておきましたので参考までにご覧ください。
また、下のポットもおしゃれですね!
そして、パックを入れたストレーナーを本体にセットすれば準備完了!
粉の小分けからストレーナーにセットするまでの所用時間は約5分でした。これなら自宅で手軽に作れます。
抽出時間
あとはポットを冷蔵庫に入れておくだけです。
なお、抽出効率を上げるためには、冷蔵庫に入れる前に常温で1時間ほど置いておきましょう。
常温で1時間ほど置いておくとこんな感じになりました。この段階ですでに結構抽出されていることが分かります。
濃い目の麦茶のような色合いです。
抽出時間
あとはポットを冷蔵庫に入れておくだけです。
なお、抽出効率を上げるためには、冷蔵庫に入れる前に常温で1時間ほど置いておきましょう。
常温で1時間ほど置いておくとこんな感じになりました。この段階ですでに結構抽出されていることが分かります。
濃い目の麦茶のような色合いです。
この後、さらに冷蔵庫で8時間経過したものが下の画像です。
見事にコールドブリュ―の完成!とても美味しそうな水出しコーヒーが出来上がっています!
さっそく一杯…といきたいところですが、その前に市販の紙パックコーヒーと比較してみました。
アイスコーヒーの美味しい入れ方と分量|紙パックコーヒーの比較
まず、コップに入れてその透明度を目視で比較してみます。
左:コールドブリュ―、右:紙パックコーヒーです。
色 | コールドブリュ―の色の方が薄いです。紙パックコーヒーの方が黒すぎるのかもしれません。 |
香り | コールドブリュ―は、豆を焙煎した時のスモーキーな香りがフワっと漂います。 しかし、紙パックコーヒーはどうしても紙のニオイが残ります。 |
味 | コールドブリュ―は雑味がないため、スッキリとした飲み口です。 |
コールドブリュ―を一口飲んだ直後に紙パックコーヒーを飲んでみると、その違いが明確に分かります。
私はやはり、香りも味もコールドブリュ―に軍配を挙げます。
もちろん、紙パックのコーヒーにも、すぐに飲めるという大きなメリットはありますが、それを差し引いても私は自宅で作ったコールドブリュ―を選びます。
そして、せっかくのコールドブリューなら、グラスにもこだわりたいものです。
涼しげで冷たさも長持ちする、下のような二重構造のグラスが最適です。これは耐熱ガラスなので温かいものもOK。
なにより、コロンとした見た目が可愛らしいですね。これなら来客用にもピッタリです。
オフィスでごくごく飲めるフィルターインボトル
とても美味しいコールドブリューですが、せっかくならオフィスでも楽しみたいですね。
そんな方にはフィルターインボトルが人気となっています。
人気商品なので店頭に並べるとすぐに売り切れてしまうそうですが、ネットなら比較的手に入りやすい状況です。
冷蔵庫から取り出してすぐカバンに入れることができるので、これは便利です。
今回使ったHARIO(ハリオ)社製の水出しコーヒーポットの特徴
今回使用したのは、HARIO(ハリオ) かご網付き水出し茶ポット 1200mlです。
- HARIO株式会社
- 原産国:日本
- 容量:1200ml
- 幅 125mm×奥行 93mm×高さ 290mm
- 口径 88mm
- 重量 455g
- 本体:耐熱ガラス(120℃まで)
- フタ・茶こしフレーム・ハンドル:ポリプロピレン
- 茶こしメッシュ:ポリエステル
口が広いので、100均で販売されている少し柄の長いブラシであれば、底を無理なく洗うことができます。
また、中のストレーナーは本体から取り外せます。
そして、ストレーナー自体も分解できるので、洗いにくい底の部分も清潔に保つことができます。
熱湯消毒ができ、かつ、各パーツを分解して洗えるため、夏場でも衛生的に使用できます。また、コーヒーだけでなく、水出し紅茶や麦茶など、他の水出し飲料にも使えそうです。
アイスコーヒーの美味しい入れ方と分量:まとめ
さて、今回はキリマンジャロを使用してみました。
しかし、どのコーヒー豆でも美味しいコールドブリュ―を作ることができるので、ぜひお試し下さい!
私もこれから仕込んで、明日の朝を楽しみにしたいと思います。
また、以外の雑貨についてはこちらの記事にまとめています。よければぜひご覧ください!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
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