ペイントによるPNG画像の色変更って難しそうに思えますよね。
しかし、色変更の仕組みを理解してしまえば、画像の一部の色変更はキレイ・確実に実現できます。
Windowsの標準ソフトであるペイントを使うので、PhotoShopなどの高価な画像処理ソフトは不要です。
- 無料で使えるペイントでPNGの色を変更する方法
- 透過部分を維持したまま、画像の一部分だけ色を変える方法
- PNGの色変更を効率的に行うための具体的な手順と注意点
私もかつて、ウェブサイトのデザインでロゴの色を変える必要があった時に、なかなかうまくいかず時間を溶かしてしまった経験があります。
でも、今回ご紹介する方法を知ってからは、色変更で悩むことはなくなりました。
私と同じ悩みをお持ちの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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PNG画像の色を変更する方法|一部の色を変更するペイント術
本記事でお伝えする内容を実践すれば、下図のように画像の一部の色だけをキレイに置き換えられます。


とはいうものの、PNGの色の変更はペイント操作のなかでも難しい部類に入ります。
操作が複雑なので、途中で混乱するおそれが…。
そこでまずは、画像の黄色部分を青色に置き換える場合を例にして、概要を説明します。
まず、下地を青色(置き換え後の色)で塗りつぶし、この下地の上に、黄色(置き換え前の色)を透明化した画像を貼り付けます。

これにより、透明化した黄色の部分から下地の青色が表面に露出するので、黄色から青色に色が置き換えられたように見えるわけです。

なんとなくでも、PNG画像の色を変更する仕組みをイメージできたでしょうか?
それでは実際に色の置き換えにチャレンジしてみましょう!
PNG画像の色を変更する手順
まず、PNG画像の色を変更する手順を説明する前に、必要な知識を頭に入れておきましょう。
それが色1と色2の存在です。
カラーパレットの左端にある、上下に並んだ少し大き目の丸印が色1(上側)と色2(下側)です。この後すぐに色1と色2を使います。

それでは実際に作業していきます!
PNG形式の元画像をペイントで開いてください。画像内の紫色の部分を赤色に置き換えていきます。

それでは今度は、スポイトボタンをクリックしましょう。

スポイトボタンをクリックしたら、変更したい色の部分を右クリックしてください(今回の場合は、紫色の任意の箇所で右クリックして下さい)。
これで、色2に紫色がセットされます。
上記の操作で色2に紫色がセットされたら、次は色1を設定していきます。
今回の例では、画像の紫色→赤色に置き換えたいので、色1に赤色を設定します。
具体的には、カラーパレットの赤色の箇所で左クリックしてください。

そして今度は、Ctrl + A
で画像全体を選択後、Ctrl + X
で切り取ります。

切り取った後のキャンバスを塗りつぶしツールで塗りつぶしていきます。
具体的には、塗りつぶしアイコンをクリック後、キャンバス上で左クリックしてください。

これにより、キャンバスを色1で塗りつぶせます。

そして、最初に切り取った画像全体をCtrl +V
で貼り付けます。

そして、選択
>透明の選択
をクリックしてください。
この透明の選択
は、色2を透過させる機能があります。ここではその性質を利用するというわけです。

つまり、紫色(色2)が透明になって下地の赤色が露出されました。これでPNG画像の一部の色変更が完了です!

あとは、この画像をPNG画像かJPG画像としてファイルを保存しましょう。
上記の色の置き換えスキルは、画像編集の様々な場面に応用可能です。
さらに本格的なPhotoshopやIllustratorの使い方も学んでみたい方は、ヒューマンアカデミーやUdemyの講座がおすすめです。
本格的にスキルアップするも良し、必要な部分だけを効率的に学習するも良し。あなたのライフスタイルに合った方法を選んでみてください。
ペイントでPNG画像の一部を色変更するコツ

色変更作業では「選択範囲の精度」が仕上がりに大きく影響します。
この章では、よくある失敗例や初心者がつまづきやすいポイントを紹介しながら、確実に成功させるコツを解説します。
カラーの境界があいまいなPNG画像の対処法
PNG形式の画像では、色が徐々に変化しているグラデーションや、透明度を含んだピクセルが多く使われています。
これにより、目では同じ色に見えても実際には「微妙に異なる色」が含まれていることが多く、塗りつぶし機能が思った通りに反応しない原因になります。
【対策】
- 画像を拡大表示して境界部分を確認する
境界部分の色が滑らかに変化していないか、1ピクセル単位でチェックしましょう。 - 一度ではなく複数回に分けて塗りつぶす
同じように見える色でも、RGB値が異なる場合は塗り直しが必要です。スポイトで吸い直して調整しましょう。 - 背景が透過されている場合は白背景に変えて作業する
透過部分があると視覚的に誤認しやすいため、一時的に背景色を入れて作業すると正確に選択できます。
同じ色なのに反応しない原因と解決策
スポイトで色を選んで塗りつぶしても、なぜか画像が変わらない場合があります。
その主な原因は、「透明の選択」がオフになっていること、または画像に含まれる色情報が微妙にズレていることです。
【対策】
- 「透明の選択」を有効にする
メニューバーの「選択」から「透明の選択」をオンにすると、塗りつぶし対象をより正確に指定できます。 - RGB値を確認し、同一色かどうかを確認する
スポイトで吸い取った色と、変更対象のピクセルのRGB値を見比べて、完全に一致しているか確認するのも有効です(外部ツール併用推奨)。 - 「色2」に別の色が設定されていないか確認する
ペイントでは「色1(前景色)」と「色2(背景色)」の両方が反映されることがあるため、設定を見直しましょう。
選択ツールを併用してより正確に色変更する方法
ペイントでは、単に「塗りつぶす」だけでなく、選択ツールをうまく使うことで作業効率が大幅に上がります。
特に、色を変更したい範囲を先に指定してから塗りつぶすことで、誤って他の箇所に影響を与えるリスクが減ります。
長方形選択+透明選択の併用テクニック
【おすすめ手順】
- 「選択」ツールから「長方形選択」を選ぶ
- 色を変更したい部分を囲うように選択範囲を指定
- メニューから「透明の選択」をオンにする
- スポイトで置き換えたい色を選び、「塗りつぶし」ツールで範囲内を塗り替える
この方法を使うと、背景や他の部分まで色が変わってしまうことを防げます。また、複数のエリアを個別に処理したいときにも有効です。
ペイントはシンプルなツールですが、「透明の選択」や「拡大表示」「スポイト+選択ツールの併用」などのちょっとした工夫をするだけで、PNG画像の一部色変更もスムーズに行えます。
失敗を減らして、理想の仕上がりを目指すためにも、こうしたテクニックをぜひ取り入れてみてください。
なお、ペイントではPNG画像の色の変更以外にも、白黒反転や色反転もできますよ。

まとめ:PNG画像の色を変更する方法|一部の色を変更する
以上、『PNG画像の色を変更する方法 』と題して、 ペイントによる色の一部の変更方法を説明しました。
最初は戸惑うと思いますが、2~3回ほどやってみると理屈が分かってきますよ!
- 置き換え前の色を『色2』に設定し、置き換え後の色を『色1』に設定
- 画像全体の切り取り
- 切り取り後のキャンバスの背景色を、置き換え後の色(色1)で塗りつぶし
- 切り取った画像の貼り付け
- 【透明の選択】をクリック
今回説明したのはペイントの中でも最高クラスの難易度です。

2~3回ほど繰り返せば大丈夫!
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それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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