- Excelでセル範囲に名前を付ける方法は?
- 名前ボックスの変更・削除方法は?
Excelでは、名前ボックスという機能を利用してセルに名前を付けられます(1つのセルや複数のセルに名前を付けることが可能)。
この機能を使うと、プルダウンメニューや関数の引数に使ったりすることができますが、どんな場面で役立つのかイメージしにくいかもしれません。

利用シーンが思い浮かばない…
そこで本記事ではまず、名前ボックスの基本的な作成・変更・削除を説明します。
なお、その他のExcel 基本・便利ワザについては、《 Excelの使い方講座|基本操作を覚えて脱・初心者!》をご覧ください。
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Excelの名前ボックスって何?作成・変更・削除の使い方ガイド

Excelではセル範囲に名前を付けることができます(1つのセルだけでも可)。
この「名前の付いたセル範囲」のことを名前ボックスと言います。
下図で具体的に説明すると、命名されたB4~B8のセル群が名前ボックス(または名前の定義)です。

名前ボックスを作成すとドロップダウンリストの設定などにとても便利なのですが、本記事ではまず、この名前ボックスのつくり方をお伝えします。
名前ボックスの作り方 | セルと名前をどこで指定するか?
サンプルとして使用するのは、↓のような表です。
A~C組の生徒の名字が記載されており、ここに名前ボックスを設定していきます。

まずは、名前を付けたいセル範囲を指定します。

その後、下図のセル範囲を示す名前を入力してください。なお、今回はA組生徒
としました。

入力が完了したらEnter
を押してください。これで名前ボックスの作成は完了です。
入力欄には、名前ボックスとしてA組生徒
がプルダウンで表示されます。

そして、このプルダウンからA組生徒
を選択すると、名前ボックスに対応するセル範囲がアクティブになります。

無事、名前ボックスは作れたでしょうか?
実は、名前ボックスの作り方は上記以外にもあります。
慣れてきたら下記の方法の方が速いので、次項で紹介します。
『データ分析を頼まれたけど、どうやればいいの…』
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その他の名前ボックスのつくり方
名前ボックスは上記以外の方法でも作成可能です。
数式
タブ>定義された名前
グループ>名前の管理
をクリックしても作成できます。

新規作成
をクリックします。

名前を入力した後、範囲としてシート名かブック名を選択します(迷ったらブックを選択すればOK)。そして、画面右下にある上向き矢印を押下しましょう。

すると、エクセルの画面に戻ります。
最初は関係のないセル範囲が自動選択されていますが、これをマウス操作によって、正しいセル範囲となるように指定しなおしてください。

上記の操作が完了したら、下向き矢印を押しましょう。

そして名前を入力します。

これで設定完了です。
下図のようになったら、閉じる
ボタンを押してください。

慣れてきたら、この操作の方が簡単に感じるかもしれません。
お好みでどうぞ!
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名前の命名ルール
名前ボックスの名前の付け方にはルールがあります。
次の2点に注意して命名してください。
- 文字または_(アンダーバー)からはじめること
- 名前が重複してはいけない
このルールに違反してしまうとエラーが出るので、名前を付け直しましょう。

さて、名前やセル範囲を変更したり削除したいケースが出てくることもあります。
次の章では名前ボックスの変更・削除方法を説明します。
名前とセル範囲の変更・削除方法

けっこうかんたんですよ!
名前ボックスの名前やセル範囲を変更・削除するにはまず、数式
タブ>定義された名前
グループ>名前の管理
をクリックしてください。

名前の編集ウィンドウが表示されます。
変更するには、名前ボックスを選択して編集
ボタンを押しましょう。

下図のとおり、名前を変えたい場合は、名前欄からすぐに変更可能です。
名前ボックスのセル範囲を変更したい場合は、右下にある上向き矢印をクリックしてください。

エクセルの画面が表示されるので、変更後のセル範囲をマウス操作で指定してください。
すると、自動的に範囲が入力されます。

上記の操作が完了したら、下向き矢印を押しましょう。

これで変更完了です。閉じるボタンを押してください。

削除も簡単です。
変更のときと同様に、数式
タブ>定義された名前
グループ>名前の管理
をクリックしてください。

名前の管理ダイアログボックスが表示されます。
目的の名前ボックスを選択して削除ボタンを押せばOKです。

どうでしょうか、名前ボックスの変更・削除はできたでしょうか?
さて、名前ボックスを作ることができたら次は便利な使い方を知りたいですよね。
詳細は次の記事でどうぞ!

Excel 名前ボックスのよくあるトラブル

Excelの名前ボックスを使っていると、ちょくちょくトラブルに見舞われます。
その大部分が設定のミスによるものです。
いったん落ち着いて、以下の内容を確認してください。
Excelの名前ボックスが表示されない…名前ボックスの出し方は?
たまに、『名前ボックスの出し方は?』とお悩みの方がいます。
Excelの名前ボックスが表示されない場合は次の項目にチェックを入れてください。
表示
タブ>表示
グループ内の数式バー
にチェックを入れてください。

これで名前ボックスの入力欄が表示されるはずです。
Excelの名前ボックスを変更できない
名前ボックスを変更できない主な原因は、命名ルールの違反です。
以下の内容をもう一度確認してください。
- 文字または_(アンダーバー)からはじめること
- 名前が重複してはいけない
このルールに違反してしまうとエラーが出るので、名前を変更し直しましょう。
Excelの名前ボックスを削除できない
シートが保護されていると名前ボックスを削除できないことがあります。
校閲
タブ>保護
グループ内のシート保護の解除
をクリックしてから再度、名前ボックスを削除してみてください。

また、名前ボックスが他の数式などで使用されていると削除できないので、次の手順に沿って対応してみてください。
数式
タブ>名前の管理
を開く

削除したい名前ボックスを探して、参照先のセルや数式を確認

その名前ボックスが使われている数式の設定を修正しましょう。
そして再度、名前の管理から削除を試してください。
まとめ)Excel 名前ボックスの使い方|作成・編集・削除
以上、『Excel 名前ボックスの使い方』と題して、名前ボックスの作成・編集・削除についてお伝えしました。
簡単に手順をおさらいします。
名前ボックスのセル範囲を選択した後、下図の赤枠内にセル範囲を示す名前を入力してください。

入力が完了したらEnter
を押せば名前ボックスの作成完了です。
なお、名前ボックスの便利な使い方は、↓の記事をご覧ください。
関連記事Excel 名前ボックスの使い方(2/2)|関数とプルダウンリストへの利用
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それではまた、次の記事でお会いしましょう!

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