B級という底なし沼が私を手招きしている。
そしてU-NEXT上での★はゼロ。これは否が応でも期待感が高まります。
はたして本作はどんな茶番を見せてくれるのか?
たとえそれがどんなヒドい内容の作品であっても、レビュー記事を書く以上は全編を通して見なければならない!そんな私のモットーにしたがって、レビューしていきます。
みなさん、引き返すなら今のうちですよ?本当にこの先に進んでもいいんですか?
こいつは今までとモノが違う!
物語の舞台はアメリカ・ネバダ州。そう、ここはあのエリア51がある場所です。
主人公は、この地で宇宙人の存在を明らかにしようとしている番組撮影クルーです。
彼らはまず、アメリカ各地を巡り、UFOや宇宙人の存在を裏付けるとされる遺跡や施設を取材しながら、最終的に聖地と言われるエリア51を目指します。
しかし、その内容は私が過去に見てきた作品と比べて、群を抜いてくだらないものとなっています。
たとえば移動中、クルーの一人が暇つぶしのために自作のラップを車内でで歌いだすシーンがあります。歌詞は下品ですし、作品本編とは全く関係のない内容です。1万歩譲ってそれはイイとしても、そんなシーンが5分間も延々と続くのだけはいただけませんでした。
スマホの停止ボタンをタップしようとする自分を自制するのは本当に大変でした・・・
そして、ストーリーの約3/4が緊迫感や盛り上がりがゼロの状態で占められています。
私は一体何を見せられているのでしょう・・・。
一応、本作はパラノーマル・アクティビティを意識したモキュメンタリーの手法がとられています。リアルっぽさを出すために映像のノイズを意識的に入れていますが、低予算なのか技術がないのか、いかにもといったエフェクトとなっています。
そして本作で特筆すべきなのは、エイリアンが全くといっていいほど出てこない点でしょう。
最後の方で申し訳なさ程度で顔をちょっとだけ出してくれますが、合計で10秒あるかないかです。しかもぼんやりとした影みたいな感じで・・・。約1時間半の上映時間の中で10秒あるないかですよ!?
本当に斬新な演出です。
この監督は、どういうつもりでこの映画を製作したのでしょう?なんだか投げやりな感じで作ったとしか思えません。これまでのB級映画は、ただ実力が圧倒的に伴っていないだけで、それなりに頑張ろうとしている姿勢をうかがうことはできました。
しかい、本作にはそういった姿勢が見えないないのが残念でした・・・。
とりあえずは見放題作品なので、そのB級っぷりをぜひご覧いただきたい作品です。
途中で停止ボタンを押すことなく、最後まで視聴することができればすごい精神力の持ち主です。
※本作品は2024年10月31日 23:59までの配信です。なんでこういう作品だけ配信期間が長いの?
きっとこれ以下の作品に出会うことはないでしょう!
おそろしいほどのB級映画でした。いや、それを通り越してC級といってもいいでしょう。
評価を示す★の数がついていないのには、それなりの理由がありますね。
まあ本作はそもそも、買い付けちゃいけない作品だとは思いますが・・・。私なら100円でも買おうと思いません。
オススメ度を0.5とした理由は、良くも悪くもこのレビュー記事を書く動機付けになってくれたからです。本当ならゼロでもおかしくありません。
俺的オススメ度
他にも面白い映画はまだまだありますので、このブログで紹介していきます。
※本ページの情報は2020年8月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
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